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【スケジュール管理大事!】すべては行動を価値あるものにするために

目的を遂行するためには明確な道しるべが必要。それを時間単位で落とし込んだスケジュール管理が成果の別れ道である、という話

本日10月10日はスポーツの日、ということで祝日である。

週末の土日に続き世間的には3連休であるが、私は土曜日に受けたばね指の手術後ということもあり静養するにはありがたい連休なのだ。

中学生の長男はさておき、まだ小学校5年生である双子の息子に関しては連休を持て余すとあって本来なら何かしら予定を考える必要がある。

だが、その親の心配もよそに双子それぞれが子供たち同士で予定を組み、遊びに出かけるのだという。次男はグループデートで映画館に、三男は男子のみで遊園地へ。

最近ではこのようにちょっとしたところへなら保護者無しで出かけることも増えてきた。事前に詳細を確認して、必要があるなら保護者同士で連絡を取り合い、送迎などのサポートを申し出ることで「子供達だけ」でのおでかけを実現させている。

この場合、子供たちの目的は保護者同伴で出かけるところに「子供達だけ」で完結するというもの。正味のところ場所や内容は二の次である。

少し背伸びした行動を友達と共有することが楽しみであり、貴重な経験になるため、よほどの不安要素がなければ承諾するようにしている。

そして親離れしていく一抹の寂しさを覚えながらも、個人的には結婚当社以来の解放感も味わっているのだ。

話は双子に戻るが、グループデートの身支度をする次男がなにやら1枚の紙を見ながら確認している様子が気になり覗いてみた。

その紙には分刻みでスケジューリングされた予定表が作成されてあり、祝日のバスの時刻表や持ち物、その日かかる費用などをまとめた1日のしおりが主催した女子の手によって事前に配布されていたようなのだ。

驚いたのはそのクオリティーである。大人の私が見てもよくできた代物なのだ。フォントや表、注意点などの強調部分にいたるまで「ホントに小5が作ったの?」と疑いたくなる出来栄えなのだ。

それもパソコンで自作したというのだから末恐ろしいかぎりである。

しかも紙の最後には「約束ごとをしっかり守って楽しい一日しましょう」と結んであり、学校の先生レベルのまとめ役が主催とあるなら何の心配もないだろうと会ったこともないこのクラスメートに全幅の信頼をよせてしまった。

そう、今回のミッションは「自立して楽しい思い出を作りましょう」というものである。

そのミッションのために自ら計画を立て、予想しうる懸念事項を考慮して、時間調整やコスト面などを意識して1枚のしおりを作り上げたのである。

すべては思い出の1日のために。この女子に目当ての男子が参加しているかは不明だが、参加者は彼女のおかげで天真爛漫に小5の幼稚さのままグループデートを楽しめるだろう。

そのしおりのクオリティーからも見て取れるように、まとめ役を買ってでたのも初めてのことではないだろう。成功体験も重ねているだろうし、作成している本人もその行動の価値を理解していると想像する。

いやはや、小5にしてこの完成度だと行く末は相当なバリキャリか敏腕経営者か、いずれにせよ彼女の仕事が非常に価値のあるものになるには間違いないだろう。

スゴイ人というのは幼少期からこのような片鱗を見せているのだなと、妙に感心した朝であった。

成果は整理された情報から紡ぎだされる。情報の処理、管理能力は重要