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【うんざり】溜まった所用を「邪魔」と思えばその先に期待できる

本来やるべき仕事や取組みとして挙げられるいわゆる「第二領域」。そこに着手する前に片付ける所用があるが・・・という話

先日もnoteに書いたが、今年に入りなんだかずーっと忙しい。

仕事もそうだが、私生活やその他の所用に関しても、次から次へと予定や作業が舞い込んでくるのだ。

それゆえいつもスケジュール帳はびっしり、タイムマネジメントが苦手な私は、ついつい予定をバッティングさせてしまったり、詰め込み過ぎてしまうのだ。

そしてその忙しさのほとんどはいわゆる「第一領域」と呼ばれるもの。

第一領域とは、緊急かつ重要なタスクであり、仕事やその他の活動における必須の領域として最優先で取り組む必要のある事柄だ。

私は現在この第一領域の沼にハマっている。1日のほとんどを必須項目に費やしているため、本来やるべき取り組みの「第二領域」まで届かない。

第二領域とは、緊急ではないが重要なタスクであり、この領域に着手しなければ将来の仕事も私生活もすべて現状とは変わらないだろう。

考える時間と、その考えを具現化した種まきが将来の可能性となるが、その余裕を生み出せないことには何も始まらないのだ。今はしばらく足踏みしている状態である。

いつもなら一定期間、腰を据えて第一領域に向き合えば処理できていたのだが、今回はその期間がかなり長い。終えたと思えばまた次の問題が発生したり、お誘いを受けたりと、時間はすぐに奪われてしまう。

そんな3ヵ月程度を過ごしているが、それでも救いなのは気持ちが後ろ向きになっていないという点である。

どういうことかといえば、第二領域とは本来誰からも求められていない領域である。自ら旗を立て、その旗をめがけて行動を起こしていくのだが、その行動の成果も期限や目標値があるわけではない。

よって、ほとんどの人は社会人なら当たり前にこなす必要のある「第一領域」を処理するのみである。それだけで一定の成果は見込めるし、報酬だって与えられる。

やっとできた余暇や可処分時間を、わざわざ「第二領域」に投下する人は少数派だと思うのだ。重要だとは思うが緊急ではないし、なによりせっかく手に入れた時間だ、少しは休まねば体が持たない、という気持ちもわかる。

ただそれ以上に、「第二領域」とは自分で課した課題になるゆえ、成果に対しての言い訳や自分への甘えが生まれやすいとも言えるのだ。

だからこそ、「第一領域」に多忙で着手できないと思いたいとか、まずは体を労わるのが先決となりがちなのだが、「第二領域」とはやればやるほど出すべき成果のプレッシャーにさらされるゆえ、やらなくていいなら後回しにしたいと考える人も多いだろう。

そんな中、気持ちが後ろ向きになっていない、とは意識の中ではやく「第二領域」に触りたいという欲求が強いということで、逆にいえば今の状態が少しイラつくくらい疎ましく思っているということである。

正直、内容によっては「邪魔」とさえ思える気持ちは「第二領域」を経て先に進みたい意識の表れである。

気持ちが萎える前に形にしたい、時間の使い方を見直して捻出せねばと気持ちは焦る。

本質的な活動の前に、目の前の処理すべきタスクはきっちり片付ける