【姪、爆誕!】ベビー市場の進化に驚愕!7年前の情報はもはや化石同然!
昨日の夕方、先週に元気な女の子を出産した弟夫婦への出産祝いを買いに久しぶりに百貨店へ出向いた。
親族のおめでたい話は実に7年ぶり、正直出産の類の話は落ち着いたものと思っていたところ、ご懐妊のニュースを聞いたのが去年の冬である。
すでに小学生の姉妹がいる弟夫婦の中で、どのような経緯があり7年のブランクを打破したのかはわからない。
私たち夫婦と世代的にも変わらない弟夫婦がこれから新生児を育てるという意気込みに面食らった。私も妻も子供は好きだし、愛でるだけなら赤ん坊は大好物である。あの何とも言えない柔らかさや肌の香は一瞬で幸せな気分に誘ってくれるのだ。
年配の方々が孫を溺愛する気持ちがすでに理解できるようになった私にとって、新生児の姪は孫同然であり、育てる責任がない分愛しさもひとしおなのである。
というわけで、数年ぶりに百貨店のベビー・キッズフロアにやってきた。ここ最近財布の紐がゆるみ、ゆるんだ紐が一向に締まりを戻さないヤバイ状態である。
気をつけなければ一方的に迷惑な品を買い与えてしまいそうな気持をこらえて、フロアを見て回ったのだ。懐かしさもあったが、それよりも驚いたのがベビー用品の進化である。
私たちの時代でもそれなりに感激して使用していた製品の数々が、そこから7年で更なる進化を遂げている。
特に興味を引かれたのがバギー(乳母車)である。ぱっと見は今までのものとさほど変わらないのだが、実際に動かしてみたり折りたたんでみたりするとその細かな変化に気がつくのだ。
「軽っ!」「細っ」「楽っ!」といちいち大げさに反応しては店員さんを喜ばせてしまったが、私たちには必要ない代物であり、さすがに出産祝いには向いていないこともあるため冷やかしもほどほどにしてその店をあとにした。
結局は無難な高級タオルケットのセットを購入したのだが、普段足を踏み入れることのない市場を覗き見することは様々な気づきを与えてくれる。
コロナ禍で家族や結婚に関しての考え方が変わったという層が多いという。生き方が変われば、市場も変わる。今までの興味関心の対象は別の意識に乗って新しい市場を形成すると思うのだ。
そうやって起こる市場の新陳代謝が製品の進化を促すと思うと、自分が身を置く市場も新しい視点で捉えることで進化を促すことは可能なのかもしれない。
そんな宿題を頭の片隅に置き会計を済ませた私は、財布の紐が緩みっぱなしで無駄な買い物をしないよう、そそくさと大人のフロアを小走りで駆け抜けるのであった。
百貨店の市場調査は誘惑がいっぱいで危険なのである。
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