『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』の著者・坂本 良晶氏が選ぶ!「ゲームチェンジ」をもたらす本5選
ゲームチェンジとは、従来の枠組みやルールが崩壊し、新しいものに切り替わることです。
コロナ禍で一人ひとりが変化の意識を持たざるを得ない時代となりました。
今回は、さる先生こと坂本良晶氏が選んだゲームチェンジをもたらす本を5冊を紹介します!
【1】「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考
(末永 幸歩 著、価格=税込1,980円、ダイヤモンド社、2020年2月刊)https://amzn.to/3fkycRG
【坂本氏のコメント』
アートと聞くと、「図工の本?」という狭義な捉え方をしがちですが、 この本はこれからの未来を生きる子ども達にとって、「アート思考」が
いかに大切になってくるかが説かれています。
「ビジネスだろうと学問 だろうと人生だろうと、こうして「自分のものの見方」を持てる人こそが、結果を出したり幸せを手にしているのではないでしょうか?」とい う一文に全てが詰まっています。
【2】世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~
(山口 周 著、価格=税込836円、光文社、2017年7月刊)https://amzn.to/2Xq3LTR
【坂本氏のコメント】
サイエンスとアートという二つの観点から、後者がこれからの時代に大き な価値を持つことが論じられています。
今日の世界で論理的なアプローチ(サイエンス)で価値を生み出すことは限界に達しつつあります。
そして 今注目されてるのが理性的アプローチ(アート)で価値創出です。
来たるゲームチェンジに備え、学校現場における「観」をアップデートさせるた めに読むべき一冊だと感じます。
【3】FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
( ハンス・ロスリング、オーラ・ロスリング、アンナ・ロスリング・ロンランド 著、上杉 周作、関 美和 翻訳、価格=税込1,980円、日経BP、2019年1月刊)https://amzn.to/3igZXN1
【坂本氏のコメント】
ビルゲイツが希望する大学生全員に配ったことでも話題となった世界的 ベストセラー。
我々は何かと「思い込み」をしがちです。
その思い込みの呪縛から解き放ってくれる一冊。
これから多くのゲームチェンジが連 鎖的に発生する文脈を読むとることができます。
また掲載されている多くのデータを、社会科の資料としても活用しています。
【4】シン・ニホン AI×データ時代における日本の再生と人材育成
(安宅 和人 著、価格=税込2,640円、NewsPicksパブリッシング、2020年2月刊)https://amzn.to/2PojD4S
【坂本氏のコメント】
安宅和人氏の渾身の一冊。
「第4章『未来を創る人』をどう育てるか」 では、来たるAI時代における教育のゲームチェンジについても論じられています。
マシン的能力の高さを求める教育から、異なる見方を持って 新しい世界を描き、多くの領域を行き来いながら行動できる(異人と表現)力を解放していくことの必要性が解かれています。
【5】「けテぶれ」宿題革命!
(葛原 祥太 著、定価=税込1,980円、学陽書房、2019年7月刊)https://amzn.to/3k6hYPD
【坂本氏のコメント】
「決められた内容を、決められた量をやってくる」という宿題に違和 感(怒り?)を覚え、それに代わるPDCAサイクルを子ども向けに落とし込んだ「けテぶれ学習」を提唱した葛原祥太、魂の一冊。
彼は数 年前から草の根的に発信を続け、今では全国の宿題の在り方を変えていくというゲームチェンジを成し遂げつつあります。
※ 価格は紙の書籍のものです。
気になる本はありましたか?
ぜひ読んでみてください!
坂本 良晶氏のプロフィール
京都府公立小学校教諭。
大学卒業後、大手飲食店チェーンに勤務し、兼任店長として全国一位の売上を記録。
教員を目指し退職後、通信大学で教員免許を取得。
2017年、子どもを伸ばしつつ、教員の働く時間を減らそうという「教育の生産性改革」に関する発信をTwitterにてスタートし、現在フォロワー数は2万人を超える。
watcha!や関西教育フォーラム等でスピーカーとして登壇。
坂本 良晶氏の著書
■『図解でわかる!さる先生の「全部やろうはバカやろう」実践編』(定価=税込1,870円、学陽書房、2020年3月) https://amzn.to/39UFc6G
■ 『さる先生の「全部やろうはバカやろう」』(定価=税込1,760円、学陽書房、2019年3月) https://amzn.to/2Pl6aLp