新人ブログ【第21回】出版社の営業職ってどんなことをしているの?
こんにちは。入社2年目のTです。
新人ブログ第21回は、出版社の営業職についてです!
どんな営業をするの?
出版社の営業も、根性!セールストーク!って感じなの?
本屋さんへの営業って?
と様々な疑問もお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、
ぜひこのブログでイメージを広げていただけたらと思います☆
今回は、具体的な業務について、学陽書房の営業の特徴、本屋さんとの関わり方などを、入社10年目の営業部・Oさんにじっくり聞いてきました!
「本をいかに読者に知ってもらうか」が大切
ー出版社の営業は、どんな仕事をメインに行っているのでしょうか?
出版社の営業の役割は、「会社の本を売って売上を伸ばすこと」なので、とにもかくにも「本をいかに読者に知ってもらうか」が大切になります。そのために、本をどうやって売っていくかを考えたり、本屋さんに営業に行ったり、新聞や雑誌、SNSなどを使って読者に案内をしたりしています!
▼『まちの未来を描く!自治体のSDGs』(2020年9月)が「ほんづくり大賞」を受賞したときにTwitterで投稿したときの写真
ー1番印象的だった仕事についてお伺いしたいです!
9年間で色々ありましたが、会社が創立70周年を迎えたときにやったフェアは印象に残っています。著者に本のコメントをもらってポップにしたりパネルを作ったりグッズを作ったりして、結構大々的に展開してもらえて嬉しかったです!どんな風にフェアをやるかは、もちろん先輩に相談しながら進めたけど、基本的な部分は自分で考えたのでやりがいがありました。
▼ある本屋さんの「学陽書房 創立70周年フェア」の様子
ー出版社の営業は、決まった営業トークなどは、あるのでしょうか?
人によってはあるのかもしれませんね。私は「これ!」っていうのはないのですが、本を置いてもらった御礼は必ず言うようにしています。新刊は1日200冊以上出ているので、その中で「うちの本を選んでくれてありがとう」という気持ちを込めて。あと、実績はお伝えするようにしています。売れても売れなくても、置いてもらった結果は伝えないと信頼関係は築けないかなと思うんです。
▼ある本屋さんで『令和時代の公用文 書き方のルール』(2021年4月刊)の展開をしてもらったときの写真
「いろんな人の役に立てることを大事にしてると思います」
ー学陽書房ならではの営業部の特徴などはありますか?
「学陽書房ならでは」かはわからないけど、「みんなで売っていこう!」っていう意識が強いことは特徴です。営業って「みんなライバル!」みたいなイメージだったので、殺伐としてるのかなと思っていました。でも、そんなことなくて、うまくいかないことは相談し合って、逆にうまくいったことはみんなで共有しています!
ー入社当初から、営業志望だったのでしょうか?
全然!(笑)今は部署関係なく募集してますが、わたしのときはシステム担当の募集だったんです。全然システムのことは知らなかったくせに受けました(笑)就活のときは、特技も資格もやりたい仕事もなかったので、50社くらい受けていました。
ーそうだったんですね!営業職になったきっかけはなんだったのでしょう?
2次面接のときに営業部として受けないかって言われたんです。実は人と接するのはあまり得意ではないのですが、学陽書房の営業は、読者とか本屋さんとか編集者とか著者とか、いろんな人の役に立てることを大事にしてると思います。人の役に立つのは好きですし、どうやったら役に立てるかを考えるのは得意な方なので、結果的に合っていたみたいです。
ー勤続10年目でいらっしゃるということですが、入社当初と今では、営業の仕事への取り組み方などは違いますか?
入社当初は、「売上伸ばさないと!」っていう考え方が強くて、少し誇張して「この本売れるから置いてくださいアピール」を結構していました。でも、そんなやり方じゃ売れないことに気づいて。今は、読者にとって見やすい本の並べ方とか、自社の本に拘らず売れている本を本屋さんにお伝えするとか、棚をコンサルタントする気持ちで営業をして、結果的に売上を伸ばしたいっていう考え方になったんです。
▼行政書の棚づくりのポイントをまとめて本屋さんに渡したときの資料
ー学陽書房の雰囲気を教えてください!
みんなお互いのことを気にかけて仕事をしているので、どの部署も良い雰囲気です。わたしが気に入ってるのは、お互い褒め合えるところ。競争心から出てくるモチベーションはあると思うので、もう少しギラギラぶつかり合ってもいいのかなというところはありますけど、先輩が後輩のいいところをちゃんと見てくれて褒めてくれるのはこの会社の好きなところです。
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いかがでしたか?
私も、Oさんが本屋さんへ営業に行くときに連れて行ってもらったことがあります。
一般的に営業というと、ドラマや漫画で見るように、巧みなセールストークで「売ってください!」と推しまくるイメージがありました。
でも、Oさんの営業では、読者の方の傾向など、背景も含めて丁寧に説明をしていらしたのが印象的でした。
インタビューにもあったように、まさに棚のコンサルタントというイメージが近いと思いました!
もしかしたら出版社は編集のイメージが強いという方もいらっしゃるかもしれませんが、色々な選択肢を増やしてみるのも良いかもしれません♪
さて、今回のブログはここまでです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!