現場を知れた。実践できてよかった。インターンシップ学生インタビューvol.1第二部 檜垣薫
インターン生の挑戦にスポットを当てたインタビュー企画。
前回に引き続き、弊社インターン学生檜垣くんのインタビュー記事第二部をお届けします。
第二部のテーマは「インターン中の変化・インターン後の目標」。
インターン期間を通して、歩みを進める檜垣くんの姿をぜひご覧ください。
<前回の記事>
【この記事の目次】
<5>気持ちが沈んだ時に、「変わる」きっかけがありました。
<6>細かい情報まで、しっかりと拾い上げることが重要なんだ。
<7>現場を知れた。インターンをしてよかった。
<8>僕の大学では、地域課題について知ることが少ない。でも、鳥取ではそれを考える機会がある。
<9>「高校生だからできない」じゃない。たとえ高校生でも、能力次第で活躍できる組織を作っていきたいです。
<10>失敗を恐れずに、挑戦をこれからも続けて欲しいです。
(2018年11月28日(水)鳥取シゴト記者クラブ
@有限会社ウエルド)
気持ちが沈んだ時に、「変わる」きっかけがありました。
ーーインターン前後で、変わったこと。特に「意識、行動の変化」で何かあったりする?
檜垣:仕事に対する意味づけと、タイムマネジメントができるようになりました。
ーー当たり前のようにできている感じだから、意外だね。以前はできなかったの?
檜垣:全然できてなかったです。家に帰ったら、こたつに入ってゲームをしてました(笑)。
ーーそうなんだ(笑)。以前できなかったのは、振り返ってみて考えられる要因はあった?
檜垣:そもそもやろうと思ってなかったのが大きいですね(笑)。あとはやろうと思える環境にいなかったことも大きいです。
ーー仕事に対する意味づけについて、詳しく教えてもらってもいい?
檜垣:そうですね、例えば名刺管理をするにしても、「これはなんで集めているのか?」「これを使う人がどう使うのか?」このあたりの意味づけを、しっかりと自分の中でするように心掛けました。
ーーすごく大事な意識よね。タイムマネジメントについても詳しく教えてもらってもいい?
檜垣:タイムマネジメントに関してはまず、「いつまでに、何をやらないといけないのか?」を自分で決めれるようになりました。今までは締め切りに追われていた。ただインターンを通して、「締め切りがここだから、ここは先にやっておこう」このような「期限を区切った優先順位付け」ができるようになりました。
ーーそういう風に自分自身変化できた、きっかけについて教えてもらってもいい?
檜垣:モチベーションが下がった時に、「なぜ今自分がここにいるか?」と目的回帰したことが大きいです。ただそもそも、意味づけをしないと帰っていました(笑)。純粋に気持ちが落ちた時が、きっかけでした。
あとはシンプルに、「名刺管理を1月までやるのは嫌だ」と思ったことです(笑)。なので、1月までのプランを考えて、期間内に終わらそうと戦略を立てました。ここに関しては、終わりを意識したことが大きいですね。
(2018年11月28日(水)鳥取シゴト記者クラブ
@有限会社ウエルド)
細かい情報まで、しっかりと拾い上げることが重要なんだ。
ーーこのインターンを通して、学んだことについて教えてもらってもいい?
檜垣:①今までに身につけたスキルを使えること、②経営者の目線ですね。
ーーなるほど。「今までに身につけたスキルを使えること」っていうのは、具体的にどういうスキルが使えるな、と思った?
檜垣:例えば単純にパソコンを使うことやコミュニケーション能力。企画を作って、提案をすることだったりですかね。今言ったようなことに関しては、実務として全部聞かないとできない状態ではなかったです。大枠を聞けば、だいたいできる状態でした。
ーー成功体験があると自信になるよね。「経営者の目線」についても、具体的に教えてもらってもいい?
檜垣:仕事をする中で、「玄洋さんが普段どういう視野でいるのか?」に着目しながら、一緒にいました。そうすると、圧倒的に情報量が多いし、しっかりと情報を拾っている。めちゃめちゃ守備範囲が広いなと思いました。
ーーリーダーとして、常に学びを続けておられるよね。玄洋さんの姿をみて、「ここの情報を掴まないといけない」と感じた部分って何かあった?
檜垣:「あそこの土地は昔こうだった」と教えてもらう中で、「自分は玄洋さんと同じことを、地元ではできないな」と思いました。事細かい情報(例えば地域について)をまだまだ知らないと思ったし、制度、お金関係についてまだまだ知らない。玄洋さんみたいに、細かい情報までしっかりと拾い上げることが重要だ、と感じました。
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(2018年12月3日(月) 鳥取シゴト記者クラブ
@株式会社エスマート)
現場を知れた。インターンをしてよかった。
ーーインターン生として入って、学生人材バンクは檜垣くんの目にどう写ってた?
檜垣:学生団体を内部に持っているし、いろんな活動をしているので、関わりを持ちやすいなと思いました。
ーー確かに、同じようなことをやっている会社は少ないよね。檜垣くんが言ってくれたことでの、もたらされるメリットって何だと思う?
檜垣:学生が挑戦できる環境があることで、純粋にその子の経験が増えると思います。あと学生人材バンクがやってる事業は、農山村ボランティアなど地域と連携することが多い印象です。なので、やっている事業が「地域の為になる」のは、メリットだと思います。
ーー社会的価値は特に意識してる部分だから、すごく嬉しいです。インターンをする中で、他に学生人材バンクに対して感じたことはあった?
檜垣:誰もができるわけではないですけど、「自分の思った意見が通りやすいな」と感じました。基本、放置される時間が多いですけど(笑)、でもある程度の裁量権を持ってやれたのはよかったです。インターンだから責任がないことはないですし、挑戦をする立場なので、インターン生からするとやりやすかったです。
ーー自主的にどんどん挑戦してくれて、本当に助かりました。振り返ってみて、率直にインターンにきてよかった?
檜垣:もちろん、よかったです!
ーーどういうところがよかったと感じる?
檜垣:現場を知れたことですね。普通はノウハウを勉強しても、実践する場が日常にはありません。ただ僕の場合、学生人材バンクでインターンしているので、現場で活動しながら実践できる場があったのはよかったと感じています。
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(学生人材バンク事務所にて、仕事をする檜垣くん)
僕の大学では、地域課題について知ることが少ない。
でも、鳥取ではそれを考える機会がある。
ーーインターンを通して関わった鳥取の学生に対して、何か印象はある?
檜垣:理系と地域分野に特化してるからこそ、動き出しであったり、社会課題に対する意識が早く身についているな、と感じました。
ーーどういうところをみて、そう感じた?
檜垣:学生人材バンクの活動に、一年生から興味を持っている学生を見て、「活動に入るのが早いな」という印象を受けました。自分の行っている大学ではあまりいないし、メンバーも固定化されています。それに(松山)自分の大学の場合だと、一年生が入るタイミングもあまりないです。
ーー松山大学の学生と具体的に違うな、と思う部分ってあったりする?
檜垣:大きくは変わらないな、と思います。ただ動き出しは早いな、と感じました。
ーー鳥取の大学生に対して、良いなと思った部分ってある?
檜垣:地域課題に対して、しっかり考えているのはいいな、と思いました。鳥取大学にある「地域学部みたいな存在」が大きいですね。それによって自分の住んでいるエリアのことについて考える時間が取れることはいいな、と思います。松山大学は、社会課題系の学部が少ないです。なので地域課題について、そもそも知ることが少ない。学部の違いも大きいのではないか、と感じます。
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(2018年11月30日(金)鳥取シゴト記者クラブ
@山里料理みたき園)
「高校生だからできない」じゃない。
たとえ高校生でも、
能力次第で活躍できる組織を作っていきたいです。
ーーこれまで培ってきたことを、今後の生活にどのように活かしていきたいと思う?
檜垣:普段の生活の中でのタイムマネジメントや、原点回帰、視野の広がりを常に意識したいと思います。
ーー具体的に、「どういうところに、どういう風に活かしていきたい」というビジョンってあったりする?
檜垣:僕の場合、業種業界が就職の決め手ではなく、課題解決が目的で就職が決めています。そんな中で仕事上、嫌にになることはもちろん出てくると思います。そういった状況になった時ほど、「自分が本来求めていることはなんだったのか?」を振り返ることを大切にしたいです。
ーーずれた部分での目的って、具体的にどういうものがあるのか、聞かせてもらってもいい?
檜垣:僕がこれから入社する会社は、高校生も入りやすい会社です。ただ一方で、高校生ができることも限られています。そこで、能力関係なく業務が制限されるのではなく、どんどんスキルをつけて活躍する会社を作りたい、という思いがあります。だからこそ、自分自身がもっと成長して、優秀な人材を排出できる組織を作っていきたい、と考えています。
ーー逆に、これからの課題って何かあったりする?
檜垣:今は、単純に知識が足りないと感じています。なので、事細かい知識まで勉強することが必要だと思っています。あとは、「人の目標設定」にもっとこだわっていきたいです。今はまだ自分の力不足を感じていますが、今後は、他者を成長させてあげれるような人材になりたいです。自分がまずは何事もできるようになって、他者に広がっていったらいいな、と思っています。
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(2018年11月30日(金)鳥取シゴト記者クラブ
@山里料理みたき園)
失敗を恐れずに、挑戦をこれからも続けて欲しいです。
ーーここまで、インタビューにお付き合いいただき、本当にありがとう。最後に後輩の学生へのメッセージ+これからの意気込みを簡単にお願いします。
檜垣:動いてみないとわからないこともたくさんあるので、失敗を恐れずに挑戦をこれからも続けて欲しいです!
僕は今後社会に出ているので、社会で共に活躍できるのを楽しみにしています!
ーー学生人材バンクには何かある?(笑)
檜垣:そうですね(笑)、これからインターンの流れは確実に変わってくると思います。なんなら、就職自体が変わってきます。そんな時代の中、そういったところの先駆けが出来ているのは、いいことだと思います。だからこそ、学生のキャリアに関する今後の「指標」になってほしいです。今後も引き続き頑張ってほしい、と思っています。本当にありがとうございました!
ーーこちらこそ、長時間インタビュー受けてくれて、本当にありがとう!
檜垣くんが入ってくれたことで、組織として本当に助けられました。
インターンで学んだことを、これからの人生に有意義に活かしてもらえたら、僕たちとしてもすごく嬉しいです。
僕たちも、檜垣くんが残してくれた財産を、今後の活動のために大切に使わせていただきます。
これからの檜垣くんの活躍を、職員一同心から応援しています!
3ヶ月間、本当にお疲れ様!ありがとう!
(インタビュー中の様子。非常にリラックスした表情で、インタビューに答えてくれました)
(インタビュアー・文責:原田昂拓)
取材日:2019年1月16日
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