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あなたのお家から鳥取へ~歴史の中にタイムスリップする「倉吉・白壁土蔵群」を巡る~ |徒歩0分の鳥取観光、オンライン宿泊レポート

新型コロナウイルスの影響により遠方への外出を控えている..という人も多いのではないでしょうか?一方で今、あらゆる体験を“オンライン”で行う取り組みが増えています。

今回、鳥取県倉吉市を舞台にオンラインで旅行体験ができる「おいでよ、鳥取1棟貸切の町家「toco.toco」から巡る、倉吉の旅」が開催されました。

鳥取県西部に位置する倉吉市の魅力の1つは白壁土蔵・赤瓦といった歴史的建造物がたくさんあること。そんな倉吉市のステキな町なみに宿を構える「toco.toco」の芦田 倍芳さんと西本 誠司さんを案内人に、倉吉駅からtoco.tocoへの道のりや倉吉の街の歩き方、さらに宿の様子まで。北海道や東京から集まった8名の参加者とともに、街歩きの動画鑑賞や宿内からのリアルタイム配信を通して、徒歩0分の鳥取観光を堪能しました。当日の様子をレポート形式でお届けします。

いざ、お家から倉吉へ。

はじまりは、倉吉駅から。

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イベントが始まって早々、まずはtoco.tocoまでの道のりを撮影した動画を見ながら、移動を疑似体験します。倉吉駅を降り、すぐ近くにある「白壁土蔵群前」のバス停でバスを待ちます。

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ここで近くの観光案内所で案内を受け、観光される方も多いのだそうです。芦田さん曰く「倉吉は車で行かれる方も多いが、白壁土蔵群へのバスは10分に1本出ているため、アクセスはかなり良い」と話します。

バスに乗り、窓から外を眺めると、天神川や緑の多い景色を堪能できます。

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(バスの車窓から見える天神川)

バスに揺られることおよそ10分、白壁土蔵群前のバス停に到着。バス停近くの「打吹回廊」には展望台もあり、白壁や緑が360度見渡せる場所になっています。バス停から少し歩くと地元民に人気の公園があり、家族連れやカップルが楽しそうにすごしているのだそうです。

町なみを楽しみながら歩くこおよそ1分、toco.tocoに到着です。

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実際は事前に渡されたIDを用いてチェックインを行うのですが、ここからは参加者同士の自己紹介を「チェックイン」として、オンラインならではの楽しみ方で交流を深めます。実際に行われたチェックインの内容はこちら。

[オンラインチェックインの内容]
・お名前(ニックネーム)
・最近ハマりっていること
・最近行った旅先(思い出の旅先でもOK)
・旅の予約のこだわり(お部屋?ご飯?温泉?観光?)

の4つ。旅行のこだわりで「たくさんの方と出会えることが楽しみ」と語る参加者が多い中、ある参加者は「旅行先のその土地ならではの”香り”を大切にしている」と旅のこだわりを話します。こういった会話から、旅行の捉え方や楽しみ方が広がることも交流時間ならではの醍醐味だと感じられます。

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「toco.toco」は管理オーナーが地元観光協会、運営を芦田さんたちが担います。町一体を滞在拠点にする空き家活用プロジェクトで、今後も2軒目、3軒目とゲストハウスが増えて行くのだそう。

「toco.toco」は、「町あるきが楽しい倉吉をトコトコ歩くイメージと、これからゲストハウスがたくさん出来て、寝床が増えることを願って「床×床」という意味で名付けました」と芦田さんは話します。

そんなステキな理由で名付けられたtoco.tocoの館内を、リアルタイム配信しながら芦田さんと西本さんに紹介してもらいます。

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ライブラリ

昭和元年に建てられ、およそ100年の歴史のあるtoco.toco。歴史ある町屋には、玄関入ってすぐに土間があり、日本を代表する画家竹下夢二の画集が飾られています。一階には「ロマンライブラリ」という大正時代を彷彿させる空間が作られていて、芦田さんは「町屋が昭和元年につくられたこともあり、大正時代を背景とした場所をつくりたかった」と話します。

続いて2階へ。1階はダイニングなどもありくつろげる空間に対して2階は寝室になっていて、寝室のふすまにも竹下夢二のイラストが貼り付けてあり、ここでも竹下夢二の作品に触れることが出来ます。「カーテンを開けると、白壁のきれいな町なみや公園、緑も望むことができます」と芦田さんは寝室の魅力を話します。

次に再び1階に降りると、そこには小さな可愛らしいかごが。

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「銭湯や温泉にお出かけする際に利用できるかご」だそうで、白壁土蔵群の中では明治時代から続く「大社湯」と呼ばれるレトロな温泉施設があり、toco.tocoにチェックインした後、行かれるお客さんも多いそうです。

続いてキッチンには、電子レンジやトースターがあり、鍋をしたいというお客さんの要望に答えてお鍋も準備。徒歩10分の場所にスーパーがあるため、具材を買って鍋を楽しむお客さんもいらっしゃるそう。その他にもシャワー室、トイレ、洗面台など水回りも清潔になっており、芦田さんは「家族でも、おひとり様でも過ごしやすい館内となっている」と話します。

グルメをネタに、各地のご馳走トーーーク

一通り館内を紹介してもらったあと、toco.tocoのコンセプトである「町めぐる、ご馳走と出会う、語り、寝落ちる」から「ご馳走」にフォーカスをあて、参加者全員で「ご馳走」に関するトーク、題して「ご馳走トーーーク」で参加者と交流しました。トークテーマは、

「わたしの町の独断と偏見で選ぶNO1グルメ!」
「最後の晩餐はこれだ」
「旅先で食べた感動の一品!」
「わたしの家のおふくろの味!」
「譲れない!わたしの食生活ルーティーン!」
「わたしの知っているクセがすごい!お店」
「ごめんなさい進でもこれだけは食べれません(嫌いなもの)」

の7つのテーマのなかから選びます。始めは慣れないオンラインでの交流会。はじめは遠慮し合う様子でしたが、芦田さんの「最後の晩餐はごはんと納豆と味噌汁のような日本人らしい食事がいい」というお話からスタートすると話は次第に盛り上がっていき、話題の絶えない交流会となりました。

そのなかでも特に盛り上がったのが「トマトになにをつけて食べるか」というお話。ある参加者の方が「トマトに砂糖をつけて食べる」と話せば、「トマトの砂糖漬けがおいしい」と話される方も。住んでいるところが違う参加者同士、それぞれの地域の食べ方やおすすめの食べ物・料理・お店を紹介しあい、「ご馳走」を通した和気あいあいとした交流会になりました。

歴史ある町並み、倉吉を歩く。

「ご馳走トーーーク」で参加者同士交流を深めたあとは、倉吉に来た時に是非食べてほしいグルメなどを、白壁や町なみをめぐりつつ紹介してもらいます。題して「トコトコから「近所のご馳走」と出会う旅(映像)」。toco.tocoから徒歩5分圏内にあるステキなお店の数々を、映像を通して見ていきます。

・東京から移住してこられたパティシエさんのつくるシュークリームが絶品のお店「cafe &patisserie jaune ジョンヌ」
・最近できたという、倉吉の地ビールや地ビールに合うおつまみを提供する「BREW LAB KURAYOSHI(ブリュー ラボ クラヨシ)」
・餅をしゃぶしゃぶして食べる「餅しゃぶ」で有名な「清水庵」
・的までの距離が8メートルと弓道初心者でも楽しめるアクティビティ施設「まととや」

などお土産屋さんやレストラン以外にも多様なお店が並んでいる様子。その中でも芦田さんが特にオススメするのは「米澤たいやき店」というお店。芦田さん曰く「たいやきだけは、絶対食べて帰ってほしい」とのことで、1匹ずつ焼くこだわりのたい焼きが絶品なんだそうです。

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大満足の倉吉旅を終えて。

toco.tocoのコンセプトである「町めぐる、ご馳走と出会う、語り、寝落ちる」。toco.tocoはその中でも「寝落ちる」ということにこだわっているのだそうです。倉吉の夜はとても静かで、芦田さんは「泊まられた方の声で、toco.tocoのベットが快適だったとよく聞きます」と話します。ベットの硬さや枕にまでこだわり、とても評判が良いとのことです。細部にまでこだわりと思いが詰まったゲストハウスの魅力に、ある参加者から「ぜひこのベットで寝てみたい」との声もありました。

最後に参加者からは、「これからオンラインの活動にハマりそう」、「映像とトークが合わさっていて楽しかった」、「鳥取に行ったことがないかたは倉吉のような場所があると知らないので、来られた方はとても新鮮で楽しめるのではないかと思った」などと話され、皆さん満足された様子でイベントは幕を閉じました。

鳥取県倉吉市を舞台に開催されたオンライン宿泊、「おいでよ、鳥取1棟貸切の町家「toco.toco」から巡る、倉吉の旅」。印象に残ったのは倉吉という町の素晴らしさ。昭和元年の町屋であるtoco.tocoの宿内や倉吉の町なみから歴史を感じさせる落ち着いた、すごしやすい雰囲気が伝わってきます。またグルメや周辺施設も魅力的なものがたくさんあり、まったりとした旅行を味わうことができそうです。

コロナ禍のなか、なかなか旅行に出づらい状況も続きますが、オンライン宿泊で地域の雰囲気や魅力を感じてみてはどうでしょうか?きっと素敵な出会いが待っていると思います。

toco.tocoでのオンライン宿泊はこちら

この記事は、「仕事がめぐる、前へすすむ。」をコンセプトに運営するYELL FORのプロジェクトメンバーが一部制作をしています。
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