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“自分の経験”は、誰かの役に立つ。|応援をつなぐ人 北川 大智さん

「◯◯をやりたい!」という思いを持って大学へ入学するも、理想と現実の間に思い悩んだ時期もあったという北川 大智さん。

そんな北川さんの視界を広げてくれたのは、“自分の経験”が、誰かの役に立つという経験でした。

YELL FORプロジェクトに「自分の実力になるものを身につけたい!」と参加を決めてくれた北川さんに、参加の経緯やアルバイト内容、これからについてお話を聞きました。

【プロフィール】
・名前:北川 大智
・所属:鳥取大学工学部2年生
・趣味:ゲーム(特に、Apex!)

Q.YELLFORではどんなことをしているんですか?

「介護関係のメディア」に関する記事制作を主に行っていて、動画編集も少ししています。記事制作は、「介護のリモート化」や「一人っ子の親の介護」などの書くテーマから一緒に考えて、調べながら制作しています。

動画は、アーティストさんが鳥取市に滞在して制作した作品を展示する“マイクロビエンナーレ”を紹介する動画の担当をしました。テロップを挿入したり、作品の説明を加えたりといった編集を行っていますね。

Q.はじめたきっかけはなんでしたか?

「自分の実力になるものを身に付けたい」ということが一つありました。家庭の事情で大学を休学して鳥取を離れていたこともあって、大学のことはできないけど、『こういう活動をしていました』と就活でも言えるような経験をしたくて、YELLFORプロジェクトへの参加を決めました。今は実家にいるので鳥取にいない中でも、鳥取の人たちと関わりながらアルバイトをやれているのはありがたいなと思っています。

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インターンにも精力的に参加。写真は、鳥取県内企業で1ヶ月以上に及ぶインターンシップに参加中の様子。

Q.印象に残っている出来ごとはなんですか?

議員の方とヤングケアラーについて話をしたことです。自分もヤングケアラーだったんですけど、「他の人も結構いるんだな」、「そういう悩みがあるんだな」ということが客観的に分かりました。

なかなか議員の方とお話する機会もないですし、ましてや自分の経験を話したり、どのような取り組みが必要かを提案するなんて思ってもいませんでした。自分の経験が何かに活きることを感じることができたのは、大きなできごとでした。

ヤングケアラーとは...介護や慢性的な病気、精神的な問題などを抱えた家族のケアをしている若い人のこと。ある県では20〜25人に1人と言われていて、18歳未満子どもをヤングケアラー、18歳〜30代を若者ケアラーと言います。

Q.苦労したことは?

最初、ライティング研修を受けた時は「できなさそうやな」って思ったんですよ。自分で一回書いてみて、「よくまとまってるよ」と言われたんですけど、やっぱり「文章力」と「どうやってまとめるのか」はまだ今も模索している途中です。

動画編集もまだ手探りの状態で、YouTuberの編集を見ながら「こんな感じかなー」って参考にしながら書いては消してを繰り返し進めています。一度編集をしてみると「こんな流れで進んでいくのか」と理解できたので、少しずつ身につけているようなところです。

Q.やりはじめて自分の中で変わったことは?

記事制作で「介護」のプロジェクトに関わっているんですが、介護に関する知識がついてきたかなって思います。記事を書くにあたって調べるのですが、「こういう仕組みになってるんだ」とか「こんな問題があるんや」と気づくことがたくさんあります。

それから、文章を書くスキルもはじめた頃と比べるとあがってきていると感じます。また自分の場合は休学をして実家で過ごしているため、時間にルーズになってしまうところがありました。それが、プロジェクトに関わることでメリハリが生まれて、生活リズムが整ってきているように思います。

Q.これから楽しみなこと、やってみたいことがあれば!

プロジェクトで言えば、「介護」以外のジャンルの記事も書いてみたいですね。色んな企業の広報記事や、コロナ禍の大学生がどういう現状なのか、ということも書いてみたいです。

大学入学前から「介護ロボットを作りたい」と思っていたんですが、自分の進路にも迷っているのが正直なところです。ただ、プロジェクトを通じて間接的に「介護」に関わる中で、「介護ロボットをつくる」以外にも、「介護業界の助けになる」方法はたくさんあるんじゃないか。そう思えるようになりました。

漠然と製造業が就職の選択肢でしたが、広く介護に関わる業界を見れるようになりました。自分の道筋というか、「こういう道もあるんだ」と考えられたのはとてもいい機会でした。

これからも活動に関わりながら、自分の進む道を考えていきたいと思います。

「応援をつなぐ人」は、少し先を歩いたYELL FORメンバーの等身大の記録が、新しいことを始めたり、一歩踏み出す勇気や応援になる。そう願って、お話を聞かせてもらいました。

YELL FORプロジェクトでは、新型コロナウイルス感染症により経済的影響を受ける方を対象に、リモートワークも可能なアルバイトを提供しています。詳しくは、こちらのページをぜひ読んでみてください。

YELL FORはこちらから

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