何度でも登りたい山・蝶ヶ岳
2021.5.23
冬季閉鎖中だった三股登山口までの林道が
開通したら毎年すぐに登りに行く大好きな山
"蝶ヶ岳" なのですが
今年は同じ時期に爺ヶ岳に登りに行ってしまい(爺は"種まき爺さん"・蝶は"ちょうちょ"の雪型が春になると現れるので山名になっています)
ちなみに有名なのは五竜岳のこれ↓
武田家の家紋に見えるので
"武田菱"と呼ばれています。
その後は農作業が忙しく
GWは天気が優れず
いまごろ
やっと登りに行く事かできした。
しかし
今の時期は登山道脇に綺麗な花々が咲き始め
↓ニリンソウのお花畑
朝日に照らされながら
お花畑を歩くのはとても気持ち良いです。
登山口から30分ほど歩くと
このコースのシンボル
ゴジラさんがお迎えしてくれます↓
このゴジラさんは蝶ヶ岳のマスコットで
山頂の山小屋にはTシャツも売られています
このコースはしっかりと整備され
歩きにくい場所には階段も設置されているので初心者も登りに来る人気のコースです。
↑
1時間ちょっと歩くとまめうち平に到着です
ここには広い場所にいくつものベンチが用意されているので
ゆっくり休んでから後半戦に挑みましょう!
まめうち平から少し歩くと
まだこの時期でも雪が現れてきます↑
ここからはアイゼンやチェーンスパイクを装着した方が歩きやすいです。
夏には沢の水で疲れを癒してくれる蝶沢ですが今はこんな感じ↑
このようなトラバース(横移動)は
登りよりも楽に思ってしまいますが
上からの雪崩に合う危険もありますし
脚を滑らせると沢の下まで滑落の危険もあるので用心しながら素早く渡りましょう
この時期1番気をつけて登らないといけないのはこの雪渓の直登です↑
雪がある時だけここを登ることができるので
山頂までの時間はかなり短縮されますが
ここでは脚を滑らせると
一気に沢の下まで滑り落ちる危険があるので
アイゼンとピッケルの使い方に慣れ
滑落訓練などの雪上訓練を受けてから登った方が安心だと思います。
夏は初心者でも心配のない山なのですが
この時期は雪山歩きに慣れていない人は
気軽に登りに来てしまうと危険だと思います。
蝶ヶ岳山頂からヒュッテを見下ろす↑
本当なら槍穂高連峰がバックに見えて感動の光景のはずなのですが
ガスガスでお隣の常念岳も見えません
じっとしていると寒いので
小屋の陰で風を避け
おしるこを作って温まります。
DAISOメスティンに網も購入して
持ってきたので
蒸し焼売もやろうと思っていたのですが
寒くてそんな余裕がありません
↑だんだんとガスも流れ
安曇野の街が見えるようになってきました
しかし
まだまだ穂高連峰は見えて来ないので
蝶槍まで稜線散歩をしてみます↓
景色は遠くまで見えず残念なのですが
こんな時だからこその
嬉しい出会いもあるんです(*^_^*)
↓登山道の脇を一緒に歩いてくれた
オスの雷鳥さん
その先には安曇野の街を見下ろしている
メスの雷鳥さん↓
最近では猿が上まで登ってきて
襲われてしまう雷鳥さんが増えてきたと聞きますが元気に育ってほしいです。
↑蝶槍に到着
本当なら蝶槍からの槍ヶ岳が撮影できるはずなのですが、まだまだガスが取れません
待っていても無理そうなので
蝶ヶ岳の展望台まで戻ります。
あと少しで穂高連峰の頭が顔を出してくれそうなのですがタイムリミットです。
ずっと見ていたい景色ですが
下山の時間を考えるとここまでです。
これが日帰り登山の辛いところ(>_<)
梅雨明けしたら
テント泊でゆっくりと絶景を楽しみに
必ずまた訪れます!!
ちなみに
昨年の夏のテント場はこんな感じ↑
山頂からテント場は少し下がったところにあるので穂高連峰は見えないのですが
テントから槍ヶ岳を眺めながらゆっくりできちゃいます。
こんな山だから僕だけでなく
たくさんのファンがいるんです。