“小説家として風を吹かせていきたい”真藤順丈、直木賞受賞作『宝島』を語る。

第160回直木賞受賞作、真藤順丈『宝島』(講談社)

戦後沖縄。

アメリカ軍の基地から生きるための物資、“戦果アギヤー”を奪い

人々に届ける若者たち。

その中心人物であり英雄、オンちゃんは

基地から逃れる途中に行方が分からなくなった

その後の20年、

固い絆で結ばれた三人の幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコは

激動の沖縄で何を考え、どう動き、どう生きていくのか・・・

“歴史の大きな渦に巻き込まれながら彼らの成長を語る青春大河小説”。

“書いていきながら深い深い襞に入っていく・・・”

“沖縄の話を生涯、書き続けて行きたい”

今に続く本当の沖縄戦後史がここにある!

怒涛にして圧巻の物語を著者自らが語り尽くします。

果たして本当の“宝島”とは何なのか・・・

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真藤順丈

1977年、東京都生まれ。2008年『地図男』で、第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞しデビュー。同年『庵堂三兄弟の聖職』で第15回日本ホラー小説大賞、『東京ヴァンパイア・ファイナンス』で第15回電撃小説大賞銀賞、『RANK』で第3回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞。最新刊は第9回山田風太郎賞そして第160回直木賞受賞作講談社刊『宝島』。


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