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活動まとめ:教育学部助教Vtuberがくまるい【自己紹介】
がくまるいと申します。noteやyoutubeで教育学の解説をしています。
疑問こそ学びの原点なのに、学校の決まりや文化に関する「なぜ?」に、学校はほとんど答えてくれません。疑問や悩みに少しでも答えたい、そして疑問を大切にする人が増えてほしいと思い、発信しております。
この度活動の充実に伴い、プロフィール記事をリニューアルしました。
主な活動・作品
note
◆全学校で教えたい教育のこと【教育学】
卒業式や運動会といった学校行事の歴史や意味、教員の仕事や異動の仕組み、高校生のバイト、小学校のシャーペン禁止など、多くの人が疑問に思っても学校が明確に答えてくれないような素朴な疑問を多数扱っています。
文化的再生産論やスクリーニング理論など教育を理解する上で役立つ理論、「親ガチャ」「義務教育の敗北」といったスラングを含めた社会での教育に関わる考え方も扱っています。様々な角度から教育について扱い、認識を広げることを目指しています。
◆言葉は難しい【言語学・教育学】
国語教員免許(中高専修)を持つ立場から、身近な言葉の難しさについて解説しています。小学校から厳しく指導されることが多く、大人になってもいわゆる言語警察にあれやこれや言われて堅苦しく思える「言葉」ですが、言葉とは元来難しいものです。言葉の間違いや無知を嘲るのではなく、難しさを知って共に考え学んでいく、その一助になれば幸いです。
◆アドラー心理学とは何か"臨床心理学と自己啓発を整理する"
2013年『嫌われる勇気』で流行し、教育分野でも注目されたアドラー心理学とは結局なんだったのか、マインドフルネスなど他の臨床心理学系も含め整理し、数多ある「心理学」と名の付く本や自己啓発本をどう見ればよいのか探求します。(後述のニコニコ動画で初めに解説動画を挙げたテーマであり、思い入れもあって2023年整理し直して記事にまとめました。)
◆プロセカ イベスト感想
スマホゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」のイベントストーリーの感想をイベントがある度に上げています。良い物語からは学びも多い。プロセカはストーリーも面白い。学生さん達も大人も刺さる物語が沢山あります。ゲームは本と並ぶ優れた物語の媒体、読書感想文はゲームでも良いと思っており、その実践の試みでもあります。(中学生からボカロ好きの一アラサー男性が楽しんでいるだけでもあります)
Youtube
noteで記した内容を動画化しています。解説は基本的にnoteに準拠したものとなっていますが、一部参考画像等を追加しているものもあります。note等文章にあまり触れない方を含め、より多くの人に届けたいと思い動画も作っています。
学会発表・論文(バーチャル学会)
「バーチャル学会」はVR空間で行われ、多様な分野の学術交流が行われる学会です。私は2022年から発表しており、発表内容の論文(発表要旨)が学術論文プラットフォームJ-stageに掲載されてます。
・「人々が文系と理系を分ける基準は何か ―学問史・教育史からの考察」概要集pp.73-76、2022年:https://doi.org/10.57460/vconf.2022.0_73
・「侮蔑のスラング『義務教育の敗北』~意味・対象と教育観の考察~」概要集pp.139-142、2023年:https://doi.org/10.57460/vconf.2023.0_139
▼発表内容を記事にまとめています。
・「スラング『自称進学校』の調査と考察 ~高校普通科生徒を取り巻く価値観~」概要集pp.181-184, 2024年:https://doi.org/10.57460/vconf.2024.0_181
ニコニコ動画
最も活動歴が長いプラットフォームです。合成音声ソフトVOICEROIDやCeVIOとそのキャラクターを用いて、2018年から活動しています。先述した22年バーチャル学会発表もニコニコ動画にあげている解説シリーズ「ゆかりアカデミー」が元になりました。また、パワプロ栄冠ナイン実況「ささらとつづみはバッテリー」 (全31回)など学術と関係ないゲーム実況動画も挙げています。
ニコニコ動画投稿に対する思いは、こちらの記事にまとめています。
電子書籍「学の場出版」
上記の各サイトで発表した内容を電子書籍化しています。色々な媒体で発信し、少しでも多くの方に届ける目的で行っています。
2023年12月に初の電子書籍『バイトの教育学』が国会図書館に登録されました。以下の通り、国会図書館サーチにおいて著者「がくまるい」で検索すると、学会発表とともに出てきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1702173755467-HOO8mERRrF.png)
活動で大切にしていること・コンセプト
文献に基づいた丁寧な解説 ~教育学の専門家として~
過去の記事を読んでいただければわかると思いますが、参考文献は丁寧に記すように心掛けております。マスメディアやネット上の情報は玉石混交、だからこそ大学院博士課程まで教育学を専門に学んだ経験を活かし、読者の皆さんが参考文献に遡って検討可能な形にしております。
人文社会科学は自然科学と比べて、必要性に疑問を持たれがちです。その一因は、社会に対する発信が不足していたことだと考えています。特に教育学は誰もが関わる身近な分野でありながら、一般の人にほとんど発信できていません。全ての人にとって、学ぶこと・教えることについて考えるのは重要です。私自身まだまだ学ぶことばかりですが、一専門家として責任を持って発信したいと思っています。
Vtuberがくまるい ~note文章とYoutube動画の両輪~
発信は数年間散発的に行っていましたが、2022年からnoteで書いた内容を噛み砕いたものをYoutubeで動画にしております。
その狙いは、様々な媒体を使うことで子どもたち含めより多くの人々に届けることです。動画で知っていただいた方の中で、より詳しく知りたい方が先に公開したnoteの文章版を見られるようにしております。Youtubeの解説動画は影響力の強い媒体となっていますが、玉石混交です。解説動画もしっかりと根拠に基づいた内容であるべきだと考えています。
さらに、31才の教育学部助教という現実的なVtuberがくまるいを通して、等身大のもがく若手研究者として身近に感じてもらいたい、私の姿から学べるものがあればそれも示したいという狙いもあります。私が教育学を学び始めたのは小中と学校にも塾にもなじめなかった経験が大きいですし、高校・大学・大学院も様々な困難と挫折を経て、今もなんとか生きています。そういった経験から伝えられることも多いと思います。
学びを楽しいものに、みんなが尊重される教育に、疑問を大切にできる社会に。これらに少しでも近づくために、少しでも多くの人に教育について考えてもらえるように活動していきます。
誰かが学びを楽しむことに、誰かの「わからない」にこたえることに、少しでも貢献できれば幸いです。
がくまるい(更新:2025年1月)
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