「ダイニーQAの現在地」2025年に向けて！
自己紹介
こんにちは、ダイニーでQA ManagerをしているGakuです。
2024年も残すところあとわずかとなりました。今年も多くの方に支えていただき、本当に感謝しています。ありがとうございます！今回は、ダイニーに入社してから半年の振り返りと、来年に向けての展望についてお話ししたいと思います。
私のダイニーへのエントリー記事も読んで貰えると嬉しいです。
QAチームの現在と未来
入社後、まずはCTOのotomoさん(@dinii_k_otomo)、VPTのkarasawaさん(@karszawa)、EMのurayamaさん(@urahiroshi)と、QAチームやプロダクト開発組織の現状や課題、これからのビジョンについてシンクして理解を深め、プロダクト開発組織の中でのQAチームの未来像を絵にするところから始めました。ダイニーでは、既にこれからのプロダクト開発組織の方向性に関しての大枠が決まっており、その中で、QAチームはどうあるべきかの検討をしていきました。スタートアップでは、事業フェーズや組織の成熟度に応じて求められるQAの役割が変化するため、短期、中期でのイメージを持ち柔軟に変化できることが重要だと考えています。そのため絵にして考えを共有することはイメージしやすく有効でした。
採用活動と優秀なメンバーの重要性
次に、採用活動に注力しました。 絵にしたQA体制やアサインのイメージをベースに必要な役割やスキルセットを整理して募集要項をアップデートしました。また、HRチームの協力を得ながらどの採用チャネルでどのような戦略で採用活動を行うかを決めていきました。
QAエンジニアの採用は、どの企業でも苦労しておりダイニーでもなかなか決まりませんでした。その中で、リファラル採用に力を入れ社内へ積極的に発信しました。他のチームからするとQAが何をやっているチームかも知らない事もあり、QAの業務を知って頂くために、具体的に説明する資料を作成し全社員が集まるAll Handsで説明したり、QAエンジニアの生息地(働いている企業)の一覧を作成したり、友達の友達のリファラルをお願いしたりと、自分でも行動しながら色々とやりました。その結果、約100名の方とカジュアル面談をすることができました。事業フェーズやタイミングが合わなくマッチングしなかった方もいますが、カジュアル面談を通して、様々な会社で活躍しているQAエンジニアの方と話をすることができ新たな気づきや学びもありました。最終的にリファラルで優秀なQAエンジニアの入社が決まりました！！ダイニーでは「全員採用」をしており社員全員に採用に協力して頂きました。感謝です！
理想とする組織を作るには、やはり一緒にやっていくメンバーが重要です。 長年、マネージャーをしている中で、大切にしてることで(当たり前のこと)すが、組織を作るのもプロダクトを作るのも「人」で、のプロダクトを使うのも「人」になります。なので、マネージャーの役割は、優秀な人を採用し働く環境を常に良くすることで、優秀な人が最大のパフォーマンスを出せるようにすることだと考えています。そしてチームとして、どんだけアウトカムを得られるか！これが大切だと思っております。本当に一人では何もできない！QAチームには感謝です！
QA体制の刷新とグローバルQAチーム立ち上げ
入社後の6月は、ダイニーのキャッチアップと採用活動を進める一方で、長年ダイニーのプロダクト品質を支えてくださったパートナー会社の引き継ぎも行いました。今までのダイニーのプロダクトを共に苦労して作り上げてきたメンバーが離れてしまうため色々なリスクが発生する可能性があり、引き継ぎ内容の洗い出しや、発生するリスクのヒヤリング、スケジュールの策定、実行まで、限りある時間の中で慎重に進めていきました。引き継ぐ側・引き継がれる側の双方にとって制約がある中で負荷の大きい作業だったと思いますが、大きなトラブルもなく完了できました。関係者全員の迅速な対応と協力のおかげです。今まで、作り上げて頂いたものを更に磨き込み良いQAチームにしていきます！本当にありがとうございました。
9月以降は、ダイニーの事業が急成長する中で、将来的なグローバル展開やグローバルエンジニアの採用、それに伴う社内の多様性への適用を見据えた、中長期的なプロダクト開発体制の検討が始まりました。その中でQA体制に関しても、事業の状況に合わせてスケールできる柔軟さ、グローバル化への適用、組織拡大に伴う人材の確保及び費用の最適化を進める必要がでてきたこともあり、QA グローバルチームの構築を進めました。海外での契約や採用、機材手配、オンボーディング準備と実行等、初めての事ばかりで関係者に苦労をかけながらでしたが、現地メンバーの協力もあり無事にキックオフする事ができました。詳細については別記事で紹介します。
会議体の整理と目標設定
QA体制の構築と並行して、1on1やQA定例ミーティング、パートナー会社とのミーティングの見直を行い効率化しました。私はマネージメントにおいて、管理よりもサポーター的な役割を重視しており、1on1では、メンバーが抱えている悩みをどれだけ話して貰えるか、定例ミーティングにおいてもメンバーが課題を持ち寄り解決できる仕組み作りを大切にしています。人のモチベーションが下がる要因として、問題や課題を上げる機会が無かったり、放置され忘れ去れることがあると思います。QAチームでは、ミーティングのAgendaをタスク化し、必ずアクションにつなげる仕組みを取り入れることで少しでも課題を出し合い、解決に向かう事でモチベーションを上げる事ができる組織運営ができればと仕組み作りを進めています。
また、目標設定も重視しています。ダイニーではOKRが採用されており10年ロードマップからQロードマップが策定され、それをベースにOKRが作成されていきます。チームOKRや個人OKRも同様にカンパニーOKRに紐づく形で作成していきます。OKR以外にもオンボーディングでも、各月の達成目標を設定し、QA定例や1on1で状況やサポートが必要な事を確認しながら進めています。これらは、スタートアップの社員が同じベクトルで事業を進めていく上でとても重要になっています。まだまだ、目標設定及び運用に関して課題が多い状況ですが、よりパフォーマンスがでるように引き続き改善しながら運用していきたいです。
（期待値は対象者の役割やグレード等に合わせて設定している）
「ダイニーQAの現在地」と2025年に向けて
今年を振り返ってきましたが、入社して6ヶ月間で色々な事がありました。
詳細まで書けないこともありますが、本当に多くの関係者の協力に支えられながらQA組織をテストチームからQAチームに少し変化させることができました。本当に感謝しております。
「ダイニーQAの現在地」としては、体系的なQA活動ができるメンバーの採用や拠点の立ち上げを最低限完了することができ体制が整ってきた所だと考えております。2025年は、引き続き採用活動も継続し組織を強くしながら以下を進めていきます。
QAリード体制推進
来QからスクラムチームにQAエンジニアが入りQA活動をリードしていきます。今まで出来ていなかった要求や仕様、デザインレビューをはじめプロダクト開発全体に対してQA活動を推進していきます。自動テストの再考
自動テストに関しても再考し今後の事業スケールに耐えうる仕組みに変更します。サービスの安定運用やソフトウェアを継続的にリリースできる状態をサポートできる体制を構築していきます。リグレッションテスト改善
現在も進めているテストケース見直し、優先順位の再定義及びテスト自動化、グローバルチームとの協業を更に進めていき効率的にリグレッションテストを行える体制にしていきます。グローバルQAチームとの協業
グローバルQAチームは、立ち上げ及びオンボーディングが完了した状況になっており、今後は更に日本チームと協業を進めシナジーを高めあっていきます。(リアルでの交流も行っていくぞ！)QAメンバーのスキル向上
シニアQAエンジニアが入社され勉強会も始まろうとしています。グローバリゼーションに向けた英語学習、テスト技術、テスト自動化に対する勉強会など、業務に直結しお客様への価値の提供を向上することができるよう進めていきます。
今後も、事業や組織の成長に合わせて最適な形に変化できるQA組織であり続けてたいと考えております。そのために、私も含めメンバー全員が、変化・進化してよりお客様に対して必要な価値を届けることができる組織になっていけたらと思います。ぜひ、一緒にダイニーのビジョン「すべての人の飲食インフラになる」を達成していきましょう！
最後に、私自身の反省として、、 QAエンジニアとしてプロダクトに向き合う時間が少なかったかなと反省しております。 今年は、組織に向き合う時間が多かったので、来年は、私自身がお客様とプロダクトにもっと向き合って行きたいです。やっていくぞ！
皆様、良いお年をお過ごし下さい。
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ダイニーでは、「“飲食”をもっと楽しく おもしろく。」というミッションに共感し、一緒に飲食業界を変えていくエンジニアメンバーを募集しています。ダイニーのチームやプロダクト、技術などに興味がある方はぜひ一度カジュアルにお話しましょう！
