キレイなお姉さんたちの前で赤っ恥!
語学学習に限らず、失敗や恥ずかしい思いをした経験は印象に残る。異性の前では特に。
先輩社員と北京でカラオケに行ったときのこと。先輩はカラオケ小姐(今もそう呼ぶかは不明)と喜々として流暢に話している。
悔しい。ものすごく悔しい!
当時、嘘か誠か、北京市ではカラオケ少姐は、客と同じ高さの位置に座ってはならないという規定があったらしく、ソファの客の横にではなく、じゅうたんの上で横座りするというそれはそれは奇妙な光景だった。
何ということもない「聊天」(おしゃべり、雑談)をしているうち、誰かが描いた漫画が非常に上手だったので、ここは自分が知っている中国語をひけらかすべし!さもないとカラオケ小姐と先輩の会話に割って入るチャンスは永遠に来ない!
「誰がかいたのか」聞いてみよう。かく、といえば中国語では「写」。「写信」(手紙を書く)、写文章(文章を書く)など、ついこの前習ったばかりだ。先輩と小姐たちの中国語の渦に割って入り、「谁写的?」と大声で尋ねてみた。
一瞬の間。そして何事もなかったかのように先輩と小姐はおしゃべりを再開していた。「チクショー、声が小さかったのか」とさらに大声で「谁写的?」
次の瞬間、大姐から「谁画的!」と一撃をくらった。
シュン・・・。かくはかくでも文章なら「写」、絵なら「画」というわけでした。
話の輪に入りたい一心だったのに・・・