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马上就到。嘘つけ!

马上就到。mǎ shàng jiù dào

「もうすぐ着くよ」に騙されたというハナシです。

今どき自分の娘に「早く寝ないと鬼が来る」といったウソを使う友人がいる。このくらいはしつけの上で罪のないウソというのがその家の見解だ。現代のデジタルネイティブはいつ、そのウソに対する報復措置を取るのだろう。

「もうすぐ着きます」と言われたら、どのくらいの時間を想像するだろう。5分か、10分だろうか。

初めて訪れた四川省成都。空港から妻の親戚の家まで向かったバスでのことだった。結論を言うと、バス乗車時間は約5時間。1997年頃のことだった。

目的の都市は妻によれば「すぐ」だという。3時間過ぎたあたりでいい加減、トイレに行きたくなった。ボロバスの振動が堪える。(そして少しちびった・・・)

パーキングエリアらしきものは皆無。ひたすら走っているのだがこの間、妻に「あとどれくらいで着くの?」

その答えが「马上就到」。当時スマホもなく、距離感のない土地、行先だったが、「マーシャン」を信じてはいけないと固く心に刻んだ。ウソはいけないよね、ウソは。日本語でも「蕎麦屋の出前」と言うけれど・・・。

他には、快到了(もうすぐ着きます)、在路上(向かっています)など。

だがいずれも5時間の所要時間の場合は使わないようにしましょうね。

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