ファーストストライク
何か新しいことに挑戦する時、最初の一歩目は肝心だ!!
一歩踏み出す勇気がなければそれまでだし、踏み出したとしてもその方向性が間違っていれば大きな落とし穴にハマることにもなる。
最初の一歩目は踏み出すことは新しい自分を発見したり成長へと進んでいくために絶対に避けては通れないところではあるが、一歩踏み出した瞬間に失敗してしまうリスクも高い。
一歩踏み出さなければノーリスク。
踏み出せばリスクを抱えることになる。でも自分を成長させる可能性も秘めている。
だから人はリスクを承知で「ファーストステップ」を今日もまた踏み出していく。踏み出さなければならない。
でも失敗するのは怖い。
だったら一歩踏み出す前にそのリスクを減らせばいいじゃないか!
「ファーストストライク」
ピッチャーとキャッチャーにとってこれを取ることは最重要課題だ。
初球の一歩目を「ボール」から入れば、フォアボールを与えるリスク、バッターに打たれるリスクが高まる。
だからなんとしても最初の踏み出しで、初球のボールで、ストライクを取りたい。
でも、初球を簡単にストライクで取りに行けば好球必打でバッターに安打を打たれるリスクが高い。
いずれにせよ、ピッチャーが初球を投げるということに対してはリスクがあるわけだ。
人生に置き換えてみよう。最初の一歩をなんとなく心の中で自信なく逃げた心で踏み出したとしたら、おそらく失敗するリスクは高まるだろう。だいたい心のネガティブ状態はほぼ確実に結果に影響する。
逆に「こんなの余裕だよ」と余裕の心持ちで自信過剰なほどに大胆に一歩踏み出したとすると、うまくいくこともあるだろうが、その慢心が仇となって失敗することが多々ある。
要は、自信なさすぎもダメ!自信ありすぎもダメ!なのである。
再び話を「ファーストストライク」へ。
「ファーストストライク」
バッターから逃げることなく、かつ甘くストライクをとりにいって初球を打たれることなく、「ファーストストライク」を取る方法は大きく2つ。
①最も安全で確実生の高いボールでストライクをとる。例)コースの厳しいボールで見逃しストライクをとる。相手の苦手コースをつく。相手の狙い球を外す。難しいボールでファールを打たせる。など。
②攻めていきながらも保険をかけたボールでストライクをとる。例)相手の狙っているコースに投げながら手元で曲げてバッターの芯を外すボールを投げる。一番得意なボールをバッターが一番打ちづらいコースにおもいっきり投げる。など。
要はいかに失敗のリスクを避けるための戦略を練るか。そのためには「分析」が必要だ。
「彼を知り己をしれば百戦危うからず」
①自分の得意なこと・自信のある分野は何?
②一般的にリスクが最も低い戦略は何?
③相手の出方で予想されるパターンは何?
こういったことを総合的に判断して「ファーストストライク」の取り方を選択するのである。
ここまで分析しておけば、自信を持って一歩目を踏み出せるのは間違いなし!!
一歩踏み出す前にしっかりと冷静に考えて分析する「繊細な思考」
分析して一歩踏み出すと決めたら自信と勇気を持って大きく一歩を踏み出す「大胆な思考」
この両面を持って「ファーストストライク」「ファーストステップ」を踏み出すことが大切だ!