日出る頃に
つくしを持った少年が
琥珀の細道を駆け抜ける
僕が居なくても変わらない町は
丸まった背中を押してくれた
影が覆う朝日町
夕日の姿は見せてくれず
歩く道は少しだけ
僕の陰を色濃くした
離れる人達と交わす言葉は
いつの間にか離れ難く
大切な日々だったと気付かせる
大切に1番も2番も無いのに
壊れてしまったらもう
大切ではいられなくなるんだな
泣けないけれど泣きそうだ
まだ壊れていないと思うから
サヨナラは言わないでおこう
いつか必ず会えるから
会いに行くよ
その日まで またね
また会える日まで
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