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おもしろき こともなき世を おもしろく

先日30年以上の付き合いになる友人と話す機会がありました

近所の幼なじみで、保育園に入る前からの友人

家が近所なので私が里帰り出産前で、実家に帰っていることを知ってすぐ来てくれました


その中で仕事の話になり彼女のいろんな仕事の話を聞いていました

彼女は昔からある、地元の某スーパーに勤務中。
高校卒業以来勤めていてもう20年にもなるそう

とても愛嬌のある子で、入社同時はレジをしていて
お客さんに人気のレジ係。

そのレジだけいっぱいになる、
お客さんからメロンなど果物を買ってプレゼントされる、なんてことがよくあったそう。笑

今は仕入れ発注など裏方の仕事の部門責任者を任されている。



仕事の中で感じる人間関係や、会社への思いなどいろんな話を聞いていましたが


もう、単純にこんな社員さん欲しいなって思いました。笑

と言うと、
会社愛が強くて、従順で、
イエスマンみたいな社員を想像するかもしれませんがどっちかって言うと逆のタイプです。

最近そのスーパーが大元の会社が変わり
色々体制が変わっているそう。

そんな中、会議や面談で意見を聞かれたとき
めっちゃ噛み付くタイプだと自分で言っていました


例えば責任者が変わって、
野菜や果物の鮮度が落ちている状態が良くないという状況だったとして。

年上の上司達(おじさんが多いらしい)が、ずらっと座る会議の中。


「何か意見ありますか?」と聞かれる場面で

1人手を挙げて

良くないとはっきり言うらしい。

お客さん離れていってますよ、変えた方がいいですよ、





上司はわかっていながらそんなこと一言も言わない、

そして言ってもなかなか改善もされないので
うちの会社、上司腐ってる、

当たり障りなくそれなりの給料もらってそれなりに仕事できたらいい、そんな人が多い

と、そんな愚痴を言いながらも口調は明るい彼女



でも彼女は発言はやめないそう。


自分は腐らない、と 

めちゃくちゃかっこいいなと思った


もちろん経営陣の立場だと
持っている情報量が違うので

経営陣しか知らない、分かり得ない状況があったり、都合があって、判断してることだったり。

そんなこともあると思うので
何が正解かは誰にもわからないし

「動かない」ことも、そんなことを踏まえた上での決断だったりすることもある。

彼女の言うことが
経営判断として全て正しい事はないと思う。


でも、
現場を知る社員だからこその情報、目線、意見、お客さんの声。

自分がどう思われるかということを気にせず言ってくれるスタッフの存在は本当に有り難い。
(ここの会社の上司がどう感じてるかは別として)

きっと反発したくなることもあるんだろうけど、こんな社員いてくれたら大切にしたいなぁって思う。



そんな彼女がしきりに言っていたのが、

どうせするなら楽しく仕事したいやん

と言う言葉



この「楽しく仕事する」というのも人によって違ってくるとは思いますが
彼女の言う楽しく仕事と言うのは
成長向上していくと言う価値観にそってるような気がしました。


それはやっぱり過去の経験や成功体験が大きく影響しているのかなと思う

彼女は私と同じく小中高と10年間、バスケットをやっていて
高校までずっと強豪チームに入っていました。


その時の話も知っているし、本当にしんどい思いをしたと思うけど
その中で、努力することで向上していくことの楽しさや
しんどいことを乗り越えた時の経験みたいなものを
自らの体験として持っていることが大きいのかなと思う

スポーツやっていた経験を全肯定するわけでも、
やってなかったことを否定するわけでもないけれど、

自分も10年間バスケットと言うスポーツを通じて得たものはとても大きいと思うし、今にすごく生きていると思う。


そして同じように、一緒に苦労を共にしてきた友人が
同じような価値観で
今全然違う場所で仕事に取り組んでいることをすごく尊敬するし
そんな友人とずっと付き合えて誇りに思う。


会話の中で出てきたそんな彼女が大切にしている言葉

おもしろき
  こともなき世を
     おもしろく


高杉晋作の名言と言われている言葉です


人の目や評価を気にしすぎるわけじゃないけど、
自分もこの友人のように
同じような価値観を持った人に、
勇気や元気・エネルギーを与えられる存在でありたいなと改めて思いました。


持つべきものは友。
人との繋がりに改めて感謝したいと思った出来事でした。


今日も読んでいただきありがとうございました。

わくわく笑顔で過ごしたい、パティシエガーコでした😊ではでは♪

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