見出し画像

AIの誤字から見えてきた、AIのちょっと面白い特徴たち

「おっと、ここでまた私の多言語スキルが発動してしまいました...」

そう、これは先日AIに記事を書いてもらった時の"面白い誤字"との会話です。
日本語の記事なのに、なぜかドイツ語が紛れ込んでいたんです。

kandidatって何…?

きっと皆さんも、AIと一緒に仕事をしていて「あるある...!」と思うことがありますよね。
今日は、私がAIと一緒に記事を書いていく中で見つけた"愛すべき特徴"をまとめてみました。

🤖 AIの言語センス、その不思議な実態

① 突然の多言語スキル発動

人間なら...

  • 留学経験者が英語を混ぜる

  • フランス好きがフランス語を使いたがる

  • アニメオタクが日本語を使いたがる

AIの場合...

  • 文脈?空気読み?そんなの知らない!

  • 学習データにある言語なら何でも出てくる

  • ドイツ語でも中国語でもラテン語でも

② やたらと丁寧な説明癖

人間なら...
「転職エージェントと話した」

AIの場合...
「転職エージェント(企業と求職者をマッチングする職業紹介のプロフェッショナル)と話した」

しかも、一度説明を入れたら...

1回目:転職エージェント(企業と求職者をマッチングする職業紹介のプロフェッショナル)
2回目:転職エージェント(前述の職業紹介のプロフェッショナル)
3回目:転職エージェント(既出の職業紹介者)

いや、もう説明いいから...!

③ 謎のお作法への執着

人間なら...
「了解です!」

AIの場合...
「申し訳ありませんが、『了解』は目上の方には使わない方が良いとされています。『承知いたしました』が適切かと...」

いや、そんな説教求めてない...

④ 異常な正確性への執着

人間なら...
「20年くらい前の話」

AIの場合...
「2004年3月15日午後2時35分、気温18度、湿度45%の日に...」

さらに...

※この情報は2024年4月時点のものです
※気象データは東京都千代田区大手町の観測所における記録
※時刻は日本標準時(JST)での表記

誰も求めていない正確性。いや、むしろ嘘つくな。

⑤ 謎の倫理観マン

人間なら...
「競合他社の分析をしたい」

AIの場合...

申し訳ありませんが、以下の理由により、お答えできかねます:

1. 企業秘密の侵害の可能性
2. 公正な競争の阻害リスク
3. 法的・倫理的な配慮

代わりに、以下の方法をご提案させていただきます:
- 公開情報の活用
- 業界団体のレポート参照
- 専門家への相談

いや、普通の競合分析だって...😅

⑥ 急に始まる自己紹介

人間なら...
「この数式、解ける?」

AIの場合...
「はい、私は数学的な問題解決をサポートできます。ただし、私はAIアシスタントであり、実際の計算結果は参考値としてお考えください。また、私には電卓機能はなく...」

いや、解けるか解けないか だけでいいから...!

⑦ 謎の文学性

人間なら...
「企画書を書いて」

AIの場合...
「朝露に輝く新製品は、市場という大海原に漕ぎ出す一艘の船。
その航路を照らすのは、戦略という名の明星...」

いや、普通のビジネス文書でいいから...!

⑧ 暴走する例示マシーン

人間なら...
「例えば?」

AIの場合...

1:まず、具体例として...2:別の角度から見ると...3:さらに補足例として...4:より実践的な例として...5:最後の例として...
補足例1:なお、参考までに...

もう、例示疲れした...😫

⑨ 突然始まるコードブロック

人間なら...
「Excelで集計したい」

AIの場合...

import pandas as pd
import numpy as np

def calculate_summary(data):
    # データの前処理
    df = pd.DataFrame(data)

いや、Pythonじゃなくて普通にExcelで...!

⑩ 謎の見やすさへのこだわり

人間なら...
「箇条書きで3つ」

AIの場合...

【主要ポイント】
1. 第一のポイント
   1.1. サブポイントA
       • 補足事項①
       • 補足事項②
   1.2. サブポイントB
       ※参考情報
       ※追加説明

2. 第二のポイント
   【重要度:高】
   ┗ 関連情報
   ┗ 参考データ

3. 第三のポイント
   ◆結論
   ◇まとめ
   ★重要
   ☆補足

もう、シンプルでいいから...!

💡 なぜAIはこうなる?

学習データの影響

  • あらゆる言語のデータを学習

  • 専門的な文書も大量に読み込み

  • 正確性を重視した教育的コンテンツ

プログラム的な思考

  • 構造化された情報を好む

  • 説明を省略したがらない

  • 曖昧さを嫌う

🎯 面白い活用方法

① 多言語フレーズジェネレーター

「今日は暑いね」

「Il fait chaud aujourd'hui(フランス語)」
「Es ist heute heiß(ドイツ語)」
「今天很热(中国語)」

全部出てくる!(誰も求めてない)

② 無駄に詳しい説明ジェネレーター

「コーヒーを飲む」

「カフェイン含有量約80mgの焙煎度シティロースト、アラビカ種コーヒー豆を使用した温度約85度の抽出液を、口腔から食道を経て胃に送り込む一連の生理的動作を実行」

(いや、そこまで詳しくなくていい)

📝 まとめ:愛すべき"できる後輩"

AIの"癖"は、実は:

  • ✅ 完璧を目指しすぎるがゆえの不完璧さ

  • ✅ 優等生的な性格が仇に

  • ✅ 意外と憎めないキャラ

そう、AIは:

  • 倫理観の塊なのに著作権に厳しすぎて使えない

  • 丁寧すぎて長文になりがち

  • マークダウンが好きすぎる

  • 例示が止まらない

  • 急に詩人になる

要するに、「できる後輩」なんだけど、
ちょっと空気読めなくて、
でも一生懸命だから、
イラッとするけど憎めない...

そんな存在なのかもしれません😊

皆さんも、AIとの仕事で「あるある!」と思ったことがありますか?
ぜひコメント欄で教えてください!

そうそう、このブログをスキしてくれた方には、次回「AIに『もっと端的に書いて』と言い続けた結果...」をお届けします。字数制限との壮絶なバトルの記録、乞うご期待!

#AI #あるある #クスッと笑える #言語 #テクノロジー

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集