育休先生(4)
育休を取らせてもらうこと
なかなか周りの同僚の先生にお伝えすることができず、妻のお腹もどんどんと大きくなっていく。
気が付けば、予定日まで2カ月ほど、というとき、ボスからお声がかかった。
「育休の件やけど、1か月くらいでどうや?」
なんとなくそんな感じがしていた。3カ月とはいったものの、講師が来ないことは目に見えていたし、そんな中で3カ月も穴をあけるわけにはいかない。
「妻に相談してみます。」
家に帰って相談してみると、
「とりあえず1か月は休ませてもらえるわけやし、稼いでももらわなあかんから、頑張ってみよか。」
「母子共に健康に出産を終えられたらの話やけど…」
その通りだと思った。健康で元気に出産を終えられるともわからない。年度途中に休みを取らせてもらうだけでも感謝しないといけないし、命かけて出産してくれる妻にも感謝しなければ。
仕事も家庭も精一杯がんばろうと。