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IRONMAN World Championship KONA 2024 (旅行編)
時間が経つと色々記憶が薄れてしまうので今回の旅行で良かったこと注意点なんかを残しておきます。これから初めてKONAに挑戦される方の参考になれば嬉しいです。
(私自身、みなさんの参戦記を読んで非常に参考になりました)
レースについては別でまとめます
宿の確保について
私は2023年10月のマレーシアで2024年のKONAスロットを獲得したのでスロット獲得はかなり早い方だったと思います。周りの方からとにかく宿を押さえるように言われていたので早々に予約しました。
KONAはSwimスタート、T1/T2、ランゴールが同じ場所、受付やその他のイベントも同じキンカメ付近なので、ここから近いところが良いと聞きました。会場から離れると宿は大幅に安くなりますが、当日の移動が困難になるのでギリギリ徒歩圏内(2.5km)で宿を押さえました。
良い宿は一泊10万程度と聞いたので5泊で約24万(のちに6泊に延長)は安くはないものの払えないほどでもないという感覚です。
(結果的に星さんとルームシェアすることになったので安く済みました)
宿はキッチン、リビングダイニングが共有でベッドルームとバスルームだけがある部屋でしたが、とても綺麗で2部屋(SATORI SuiteとZEN Suite)のみという贅沢な作り。共用のヨガスペースもあり東洋趣味のようでした。
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オーナーはとてもフレンドーでトライアスリートにも理解があり、レースの当日はトラッカーをみながら現地まで駆けつけて応援してくれるほどでした。レースの朝も会場まで車で送ると言って下さいましたが、朝が早過ぎる(4時半出発)ので丁重にお断りしました。
飛行機について
KONA直行便があれば良かったのですが残念ながらホノルル乗り換えしかありませんでした。みなさんの参戦記を読みロストバゲージのリスクがあることを知ったので、乗り換えは同一航空会社は必須の条件にしました。
当初はJALで成田⇒ホノルル、ホノルル⇒コナを押さえていましたがホノルル⇒コナが欠航になったとの連絡が一月半くらい前に入り、急遽ハワイアンで往復の便を取り直しました。JALに比べて3万程度安かったのですが、JALと異なり自転車はサイズに関わらず追加料金が発生するとのこと。結果的にJALと同じような値段になりました。
追加料金はWebにも記載がありあります。航空会社を決める際は手荷物の規定については調べておくことをお勧めいたします。
ホノルルまでは7時間半(帰りは8時間)くらいで窓側の席に座りましたが幸運にも隣は空席でしたのでかなり楽な体勢で寝ることができました。またハワイアンはStarlinkが使えたので機内はWifi環境があり思いのほか快適でした。(今はStarlinkが使えるのは当たり前なのかな?)
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ホノルルでは一度、荷物を受け取り、入国審査を行ってから国内線に乗り換えるのですが鞄の中からZiplockに入った大量の白い粉でチェックに引っ掛かりました。粉飴を持ち込む際はパッケージに入ったものを推奨いたします。ちなみにお米などの農産物は持ち込み禁止のようですのでご注意ください。
無事に白い粉の持ち込みに成功し、精神的疲労から急激な空腹感に襲われトランジットの時間にファストフードに入りましたが噂に聞くハワイの物価高の洗礼を受けました。
バーガーキングのセットが¥3000超え、フレンチトースト¥1500、ドリンク¥500。ハワイでは日本以上に節約しないといけないことを悟りました。
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物価高で狼狽しながら食事を終えて、コナへの乗り換えの搭乗口に向かうと人がいません。。
近くにいた空港関係者に聞くもたらいまわしにあい。。。ついに分かったのは飛行機に乗り遅れたという事実…
ホノルルで一泊?レース出れない?最悪の事態も頭をよぎりましたが幸いなことに50分後の次の便に追加料金なしで乗せてもらえるとのことに。
ここで今回の旅行での最大の教訓”時間は余裕をもって30分まえ行動”が心に刻まれました。
食事について
KONAに関わらず円安の影響もあり海外旅行での食事は高額であることは事前に分かっていたので、自炊を基本に考えていました。
食材は会場近くのKTAというスーパーマーケットで全て購入しました。
米は2kgで¥3000程度だったかな、水とパン二斤、卵1パック、肉を少し買うとすぐに一万円近くの金額になり、食材により異なりますが、大まかに日本の2倍くらいの感覚でした。それでも毎回外食に比べると大幅な節約になるので大半を自炊にしました。
最低限の食材だけ買って、質素な食事を作りましたが、宿の雰囲気が良いおかげで内容の割に気分よく食事をできました。
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途中から生鮮食品を買って料理するより、冷凍食品や缶詰、レトルト食品(星さんが持参してくれていた)を使う方が安くて、手間なしで楽ちんであることに気が付きました。イベントや練習を終えて宿に戻ると食事を作るのも面倒に感じるので積極的に活用しました。
輪行について
今回は事前にコナの空港近くでレンタカーを予約していました。小型のワンボックスの予定でしたが現地で渡されたのは普通のセダン。BikePorterProなら二箱入りそうですが、私はBikePorterTTを借りて持ってきていたので車に入りません。レンタカーの受付前で輪行箱を解体し、フレームとホイールをバラしたまま後部座席に乗せることにしました。宿から会場や空港に移動する際も同様なことになるので、可能であればBikePorterProでの輪行を強く推奨します。
ですが私のP5はベースバーを外すことがショップからも非推奨と言われたのでBikePorterTTを借りられて非常に助かりました。(熊木さんありがとう!)
国内の航空会社と異なり噂通り海外では輪行箱もかなり雑に扱われます。箱に詰める際はその点を考慮に入れて(ぶん投げられる前提で)パッキングすることをお勧めいたします。今回、リアディレイラーも外していましたがDiscブレーキローターは外さずに梱包したのですが、ローターが曲がっており現地でなんとか手でまげて直しました。。。
今後の遠征を考えるとやはりP5もベースバーを外す運用が必要と思いますが、今回は準備時間がなかったこと、初のKONAということで安全を優先しました。
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レンタカーについて
ハワイは日本の免許証でそのまま運転ができるようですが、何か問題があった際に面倒になりそうでしたので国際免許証を取得しておきました。
鮫洲で30分くらいで取得できるの海外で車を運転する場合は是非。
現地で契約して料金を支払いをする際、日本でいう任意保険への加入を勧められました。必要無いとを一度は断りましたが、ハワイでは加入が必須との説明で(英語が理解できていないだけかも)加入しましたが、一週間で1万円ちょっととなかなか高額。仕方ないと諦めましたが、実は運転手一人当たりの金額で2人の場合は2万円以上。節約旅行には手痛い出費でしたが現地の規則には従うほかありません。
当たり前ですがハワイは日本と異なり右側通行です。これには最初のころは慣れず非常に運転が不安でした。不安を通り越して逆車線まで飛び出したことも何度かあります。また道路でも広い車線の右側に極度に寄ってしまい同乗の星さんにもずいぶん心配をかけました(星さんごめんなさい)
レンタカーを返却しようとガソリンスタンドに行きましたが給油の方法がわかりません。クレジットカードを入れるも何故かZip Codeが聞かれる仕様になっているようで、日本のクレジットカードでは給油ができず、有人のコンビニみたいなショップに行ってしどろもどろの説明でなんとか給油にこぎつけました。ここでも想定外に30分以上時間をつかい改めて余裕をもった行動の必要性をと痛感しました。
今回は空港から宿への移動(10kmほど)の往復の他に、バイクの試走でレースコースの北部への移動(50kmほど)、食事会への移動、その他イベント参加のために宿から会場(3km弱)でレンタカーを使用しましたが、宿が会場に近くに確保できるのであれば、空港から宿への移動をタクシーにしてその他はレンタカーなしで移動も可能かもしれません。
参考までに今回のレンタカーの費用は保険やガソリン代を含めてトータルで7万円ちょっとでした。
日程について
仕事の都合もあり、休めても最大で7日間と考えていたので、水曜発、火曜帰りの6泊7日の旅程を考えていましたが、星さんのお勧めもあり、同僚の協力もあり火曜発火曜着の8日間に変更できました。
1日目(火曜) 正午コナ到着 パレードオブネイション
2日目(水曜) SAMさんの日本語ブリーフィング
3日目(木曜) UPR(アンダーパンツラン)
4日目(金曜) バイクCheck-in T1/T2バッグ預託
5日目(土曜) RaceDay
6日目(日曜) 日本人有志の食事会 夜は表彰式(竹谷さんおめでとう!)
7日目(月曜) 早朝コナ出発 ⇒ 8日目(火曜) 夕方日本着
時間のない方は水曜入りも可能ですし、木曜入りもギリギリ可能かと思いますが、一日一つ公式のイベントを楽しみながら現地でジョグ、OWS、バイク試走を余裕をもって行い、時差ボケを解消するのにゆとりのある日程はおすすめできます。
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レースウィークは街全体がお祭り騒ぎ。まさにトライアスロンの祭典。UPRはレースの次に楽しみにしていたイベントで、人生で初めて褌を付けて街を走る(練り歩く)のはとても新鮮な体験で未経験の方は是非体験して欲しいです。
出発の直前まで仕事のバタバタや慣れない旅行の準備など、レースをするような気分ではありませんでしたが、イベントをこなしながら少しずつレースをする気分が盛り上がるように感じ、まさにレースをするための旅行という感じ。レース当日だけでなく全てのイベントを通して初めてのKONAを楽しめたと思います。