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全てが好転させる「“らしさ”をひとことで表現する力」
「自分らしさが分からない」
「自分の軸がぶれている気がする」
「頭の中がモヤモヤしてまとまらない」
そんなあなたの悩みを解決する「コピー化」を学べる1冊を紹介します。
『ひとことで整える』
著者:堤藤成
出版:祥伝社
堤藤成さんが提唱する「コピー化」という手法を学べば、個人の価値を引き出し、チームや社会の中で自分らしく生きる道が見えてきます。
「見える化」「言語化」の先をいく「コピー化」。
その方法を本書で学び、あなたも自分の価値を最大限に引き出しましょう!
▶ 「コピー化」とは何か?
「コピー化」とは、自分や自社の「らしさ」を一言で言い表す「キャッチコピー」を紡ぎ、その言葉を他者の心に複写(コピー)していくことを指します。
ただの「見える化」や「言語化」にとどまらず、「ひとことで自分を整える」プロセスです。
「コピー化」には、以下の7つのメリットがあります🔽
相手の心を掴める
コミュニケーション効率が上がる
チームに一体感が生まれる
自分に合った仕事が集まる
売上が上がる
自分の志が深まり、生きがいを感じられる
社会が良くなる
これだけ多くのポジティブな変化をもたらす「コピー化」。誰でも挑戦してみたくなるはずです。
▶ 著者のバックグラウンドと「コピー化」の起源
著者の堤藤成さんは、広告業界最大手である電通でコピーライターとしてのキャリアをスタート。その後独立し、現在も多くの分野で活躍しています。
しかし、著者の堤さんもかつては「自分らしさ」に悩んだ一人でした。
電通には100名以上のコピーライターがおり「電通のコピーライター」という肩書では、多くのライバルたちとの差別化が難しい。
その中で、「自分らしさ」を徹底的に考え抜き、見出したのが「コピー化」という概念です。
本書を読むことで、堤さんがたどり着いた自己発見のプロセスを追体験し、自分自身の軸を確立する方法を学ぶことができます。
「コピー化」を実現する方法は、驚くほどシンプルです。たった5つのステップで、自分らしさを明確にし、ひとことで表現する力を養えます。
本書の構成は、まるで著者が隣で寄り添いながら教えてくれるような丁寧さがあり、頭の中を整理しながら読み進めることができます。
▶ “らしさ”の言語化で生き方が変わる
「自分らしさを言語化することは、幸せに生きるため」と著者は述べています。
自分らしさを明確にしてコピー化することで、人生の羅針盤となるひとことが手に入ります。それは単なる言葉ではなく、自分の価値観や方向性を示す「道しるべ」となります。
コピー化するというと、相手に伝えるため使うことのように聞こえますが、根幹は自分自身を見つめ直すことになるのです。
▶ 「ひとことで整える」ことの実感
本書を読み、私自身の経験を振り返りました。
私は食品メーカーの工場で働いており、日々製品の品質向上に努めています。ある時、私が担当していたラインで生産していた製品にクレームが来てしまいました。幸い健康被害になるようなクレームではありませんでしたが、その後対策を実施するのが非常に大変でした。
そんなとき、上司が言った“ひとこと”が忘れられません。
「ここでは大量に同じ製品を作っているけどさ、たった一つの製品が、一つの家庭の食卓に笑顔をもたらすんだよ」
この言葉が、私の仕事への意識を一変させました。
単なる製品づくりではなく、「食卓の笑顔」を届けるという使命感が芽生えたのです。これが「コピー化」の力なのだと、本書を読んで改めて実感しました。
▶ こんな人にオススメ
• 自分らしさを見つけたい人
• 自分の軸を明確にしたい人
• チームや組織の一体感を高めたいリーダー
• 言葉の力で仕事や人生を変えたい人
『ひとことで整える』は、単なるビジネス書ではありません。自己発見の手助けをしてくれる一冊です。「コピー化」の方法を実践することで、あなたの人生や仕事が一変するかもしれません。
「自分らしさ」をひとことで表現できるようになれば、それはあなたの人生を支える強力な羅針盤となります。本書を通じて、あなたも「ひとことで整える」力を手に入れてみてください
謝辞
本書は著者である堤藤成様より、「ツナグ図書館」の活動を通じてご恵贈いただきました。
誠にありがとうございます。この場をお借りして感謝いたします。