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ひとり哲学研究所 愛④
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この頃はどんな話しをしても、自分と相手の間に言葉の齟齬があってとても辛かった。
私が「もっとこうしてほしい」と言うと、怒っていると捉えられて、それは違うと説明しようとすると、余計怒っていると思われた。
もちろん、勝手に勘違いされていただけではなく、私の切迫した雰囲気がそう思わせていたんだろう。
私は怒っていたわけではなくて、ずっとさみしくて、不安で、話がしたくて、それができずにいたから辛かった。
そのことは言葉にしていたのに、伝わっておらず。
カウンセリング後、私は少し落ち着いたし、相手も「責めていたわけじゃなかったんだ」と納得してくれたようで、この日は久しぶりに普通の話ができた。
しばらく伝わらないコミュニケーショを続けていたので、結果的にこの決断は良かったなあと思っている。
つづく
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