フランス語のRの音を練習するために…
今日は、井上です。昨日は、こちらのスブリーム先生の発音セミナーに行ってきました。
僕はサッカー以外テレビ見ないんで知りませんでしたが、NHKのフランス語にも出演されてるようです。あと、アンスティチュでも教えてるみたいです。
でまあ、そんなスブリーム先生のセミナーですが、これはなかなか画期的でした。一時期、Hiroyoさんというボーカルコーチと組んで英語教えてたことがあるんですが、やっぱりこう、歌とか演劇をやってる人のコーチングというのはまた新鮮ですね。体の使い方が言語学の人よりずっと繊細な気がします。
で、いろいろ興味深いことはあったんですが、個人的に「なるほど」と思ったし、かつ「すぐ使えるんじゃないか?」と思ったことがあったんで、シェアさせてもらいます。それが何かというと、Rの発音です。で、結論から言うと、フランス語のRを発音するときには、カ行を使って練習するといいと言うことでした。
確かに、こちらの東京外大のページを見てもわかるように、フランス語のRって大雑把に言えば、ノドチンコと舌の後部が擦れてできる音なんですが、日本語だとこれに近いの、多分Kなんですよね。
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口蓋垂と舌の奥を近づけ、その間から呼気を出して発音します。日本語のラ行とは全く異なるので注意が必要です。優しく痰をきるときのような音になります。
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こっちの、大辞林の画像見ると、もう少しわかるかな? 日本語のカ行は、軟口蓋(口の奥の方の柔らかい、と言うか筋肉質な部位)で、フランス語のRは口蓋垂(ノドチンコ)なんで、少しフランス語のRの方が後ろなんですが、ただ、スブリーム先生に言わせると、日本語のKはフランス語のKよりも、少し舌が後ろなんで、フランス語のRに近いそうです。
でまあ、僕はこの説明が科学的にどこまで正しいかはわかりませんが、ただ、身体感覚としては使える気がしました。先ほどの東外大のページに、「優しく痰をきるときのような音」とありますが、だったら、やっぱり「カー」のようなK行の音が近い気がしますし。
なので、フランス語のRを練習するときは、例えばrien、kien(カン)のように何回かKで発音してみて、その後Rで発音するとうまくいくそうです。個人的には、これは結構いけるんじゃないかなと思います。
それ以外にも、役に立ちそうな情報が多くて面白かったです。とりあえず、今日はここまで。
では!
井上大輔
追伸
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