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脚の長さを揃える

左右の脚の長さが違っていると言われたことがあるなど、脚の長さの違いを感じた経験がある人は多いのではないでしょうか?

左右の脚の長さの差がなく、脚の歪みや骨盤の歪み、上半身の歪み、頭蓋骨の前面(顔)等が左右シンメトリーの人のほとんどは脚の長さも左右等しく不調は少ないものです。
ズボンの長さの裾が左右のどちらかが長かったり、足の靴底の減り方が一方だけひどい、歩く時、片方に重心がかかり傾いて歩いていることに気づいたという人もいらっしゃるかもしれません?

脚の長さが違うことは珍しくありません。
健康で美しいカラダづくりの為のボディチェックでは、必ず脚の長さを診ます。
脚の長さの左右差は、脚の歪みの左右差でも違ってきます。
ほとんどの場合、脚長差は脚の骨や関節のズレや骨周りの筋肉のねじれ等による機能不全によるものです。
たとえば、足のトラブルによる骨盤の歪み、筋肉の低下や緊張や伸縮差、関節詰まりや関節のズレによるもので、骨や筋肉の位置を正すことで歪みが改善できると脚長差も改善する可能性があります。
その他に解剖学的脚長差には一方の脚の長さが先天的に脚が短い場合や先天性股関節脱臼、またその他に病気や手術後の影響などが考えられます。
後天的に転倒による骨折や後天的に発症する変形性症関節炎、関節リウマチ等などによるものです。
解剖学的脚長差の場合は、改善が多々あります。
重症な不調を伴う脚の長さの左右差の改善には、病院で精密な測定をしてもらい原因を探り早めの治療を始めることをおすすめします。
多くの場合は、不調の自覚症状がないことがほとんどだと思います。
整体やカイロプラクティックの施術では、下向きで寝かせ頸椎、胸椎、腰椎の椎骨の状態を見ながら骨盤の左右差を観て、両足を伸ばし踵を揃えて脚の長短差を測ります。

自分で足の長短差をチェック方法
①壁を背にして座り、両足を伸ばして恥骨と両足の踵で二等辺三角形を作りひざ裏を床になるべくつけるように伸ばして両足の踵の内側をつけ、つま先を上に向け踵の位置で左右の脚長さをチェックすることができる。

②同様にして座り、脚の付け根の中央と足の中指を一直線上になるように両脚を左右平行にして伸ばし、踵が下、指先を上にして、左右のひざの一方が曲がって高さが違ていたり、ひざ裏が床につかないことで脚の左右差の歪み具合がわかり脚長さをチェックすることができる。

足の長さが違っていても自覚症状がない場合は、日常生活にさほど影響はありませんが、気が付かず長期間放置するとXO脚などの脚の歪みが不調や腰痛、猫背などの歪みが起こり、側湾症、狭窄症、脚の歪み、頭痛などの不調の原因になっていきます。
長さの違いは靴の減り方でも発見しやすくインソールの工夫もしながら脚の歪み改善をすることが一番の早道です。
機能的脚長差の改善には、ストレッチやエクササイズが有効ですが、「骨盤」「背骨の椎骨や仙腸関節」「頸椎関節」「脚の股関節・ひざ関節・足首関節」等の専門家による施術調整をおすすめします。


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