継ぎ紙
先日作った唐紙を使用して、いよいよ継ぎ紙にしてゆきます。まだまだ初心者なので、葉書サイズの紙を作りました。
1.唐紙を切る
切ると言ってもカッターで切るわけではなく、ちぎるように切らないと、切り口が味気ないものになってしまいます。
あらかじめ設計しておいた型紙にしたがって、紙に目打ちをつかって跡をつけていきます。
このとき、下になる方の紙は、2〜3mmほど重なりをつけて跡をつけてゆきます。糊代ですね。
2.紙を切る(ちぎる)
目打ちでつけた点々をたぞるように、さらに目打ちで線をつけてゆきます。ある程度、ぎゆっと線を引いて、その線にそって紙が切れてゆくわけです。
この時にできる切れ目のギザギザや、紙の繊維のほつれが継ぎ目の味になるのですね。
このように紙を取るので、かなり無駄になってしまう部分がでてしまいます。ある程度の面積がある切れ端は、なにか小さなパーツに使えますが、金も撒いたのに、無駄になる部分もでてしまいます。
3.貼ったら裏打ち
糊代のぶぶんにのりをつけて、貼ってゆきます。
糊は、正麩のりです。科学的なのりをつかうと、経年で変色したりしますので、麩のりを使いましょう。
糊を塗ると紙も伸びるので、なかなか神経を使う作業です。継ぎ目もある程度正確に重ねないと仕上がった時シワになってしまいます。
貼り終わったら裏打ちします。
これが乾いたら完成です!
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