学童の保育ってなんだろう?~生きる力編2「食」~
どうも、うさぎの人です!!関東地方に大雪しかも雷雪!
なんか珍しいようですね!
さて、シリーズ化した「学童の保育」生きる力編2です!
よかったらお付き合いください。
一気にすべてをお伝えする事は出来ませんので、
今回のテーマは「食」です。(ちょい長文注意)
「食」を大切にしています!
うさぎっ子では「食」を大切にしています。「食」とは、ただ食べるものを提供することではなく、様々なことが含まれていると考えます。
学童での食とは≪おやつ≫と≪お昼≫です。
手作りを意識して提供しています。子どもたちの経験も忘れません!
初めての包丁、味付け、盛り付け、配膳、片付け・切る感覚・失敗・難しさ、危険などを全神経感じてその全てが刺激になるということです!
最近、よく聞くのは「魚は切り身が泳いでいる」と思っている子どもがいることですね。本当かな?とは正直思う所はありますが、似たようなことはあります。
ある日、あんこを作るために小豆から炊いていた時にそれを近くで見ていた子が、
子「へー、あんこって豆なんだ?」
「そうだよ、小豆だよ。何で出来てると思ってたの?」
子「袋に入ってるか、挟んである状態しかみたことないからわからない」
「なるほど、確かにね!」
という会話をした記憶があります。たしかに、あんこが出来る行程を見ない限りなにから出来ているか分からないですよね!
この子はこしあん好きで間違いないですね!(笑)
子「小豆ってめっちゃ甘い豆なんだね!?」
あんこ=小豆
あんこは甘い=小豆は甘い
というイメージになるのも分かります!
「実は、小豆だけでは甘くないのだよ(ドドーン!)」
子「う、うそだ!!じゃあ、なんでいつも食べるあんこは甘いんだ?」
「それはね・・。こーんなにも砂糖を入れているからなのだぁ!」
子「そ、そうだったのかぁー!!」
なんて、これもまた経験。こういった経験が子どもたちの「食」を育てるきっかけになるかなと勝手に思っています。
そして匂いを感じること。
室内のおやつの匂いを子どもたちが感じ取って、「早く食べたいな~」
「今日は何だろう」「この匂いはなんだろう?」
匂いを感じ、会話の1つになっていく。
「俺の嫌いなやつだ」「私、これ食べたかったんだよね!」なんて会話も飛び交います。匂いを理解し、頭でイメージ出来ることがなにより素晴らしいと私は感じています。学校から帰ってきて外に漏れだした匂いを嗅いで「ただいま~、今日のおやつは〇〇でしょ!?」
「あたりー!さすがベテラン学童っ子だね!!」と高学年に声をかけるのもまた、日常。
街中の他人の家から出る匂いが漂ってきて「あそこの家は今日カレーなんだな」と思ったことがあるあれと一緒です。(笑)
同じ空間・同じモノで
私は「食」の中で一番大切なのは、「同じものを同じ時間に囲んで食べる」ということなのかと思います。
学童ではコロナ過の中では会話がなくなりました。支援員も子どもたちと一緒に食べずに、見守りを行い、食べ終わったらマスクを着けさせるなど。
あの時は安全第一に行ってきた結果なので仕方なかったと思います。
だけど、やはりちょっとモヤモヤ感がありますね。
コロナに関係なく「食事中にしゃべるのは行儀が悪い!」というご意見も分かります。その通りだと思う所もありますが、私はやっぱりしゃべったり笑顔が見えたりする姿がいいなぁ~と思っています。
美味しい物を「おいしいよね~!!」と共感し合う事
マズい・嫌いな物を共感したり、あれ?隣の子は美味しそうに食べてるな~
と感じて「おいしいの?」と聞いて「おいしいよ!」と返ってくる不思議。
それにつられてもう一口。(あれ?思ってたよりいけるかも・・)
と感じる思い。
食べながらの学校の愚痴・昨日のテレビの話し・好きな子の話し・心の中に溜まっているものを吐き出せる場所・くだらない話題で笑顔になってしまうこと。学童以外での相手の情報が伝わってきて、より一層友達を理解できること。
などなど、その全てに意味があって、その全てで一体感が生まれるのではないかと思っています。
食べるだけの単純なことではない。
子どもたちに毎日「食」を提供することは、好きな物だけを出す、甘い物だけを出す、健康食に気を付けるだけではありません。
「作る・感じる・考える・食べる・共感する」その全てが「食」につながりその全てを与えたいと考え、うさぎっ子クラブではおやつなどの提供を昔と変わらない形で提供しているのです!
では、また~
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