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【SS】ガリバー君
僕の名前は我理場祐介。みんなからはガリバー君と呼ばれている。
高校2年生で175センチの中肉中背。何故、みんなからガリバー君と呼ばれているのかは未だに分からない。
夢オチなんてド素人小説を君たちに読ませるつもりは全くないんだ。今日は最初から、僕が実際に見た夢を君たちに読んでもらおう。
◇◇
僕はある国のメジャーリーガーだった。
周りの選手は皆、僕の膝下あたりの身長しかない。
僕一人が巨人だった。
バッターボックスに入ると、ボールをバットにさえ当てれば、どん詰まりでもホームランになった。
ピッチャーマウンドに立つと、三振の山だった。
だって、手を伸ばせば殆どキャッチャーミットの手前まで届いていたから、バッターは打つタイミングが分からない。
盗塁だって凄い。
塁間は6歩で到着するから100%成功する。
スライディングなんかしたことがないや。
年間の成績は、防御率0.00、打率5.00、ホームラン120本、盗塁80個
その年のシーズンが終われば当然ながらMVPとなり、二刀流で、来期から100億ドルプレーヤーの契約となった。
100億ドルなんて使いきれるかなぁ。。
毎日フレンチ食って、金髪の姐ちゃんと仲良くなって。。
◇◇
「祐介!いつまで寝てんの!遅刻するわよ」
あ、お母さんに起こされた。
夢よ、覚めないで。。
(ぱひゅん)
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