【実験小説】卒業式PART3
ここはほんわか女子高校。本日は卒業式です。
キーンコーンカーンコーン♪
委員長「起立、礼、着席」
「はい、今年もお別れの季節がやってきました。今日で3年D組の皆さんともお別れです。あれからもう一年、感慨深いものがありますね。
この卒業式をみんなが首を長ーーくして待ってた事、先生、知ってるぞ!
も一回、先生、知ってるぞ!!!
昨年は全員廊下に立ってしまい、全員が留年した訳ですが、今年こそ卒業できるよう頑張りましょう!
参加した人は誰一人として得をしないオリジナリティ溢れる企画ですが、留年組も進級組も、遠慮なくどんどん参加しましょうね!
ところで先生には最近、困っていることがあります。
空を自由に飛ぶ鳥は、身を軽くするためにしょっちゅう糞をすると言われていますが、最近、リモートワークが多い先生は、朝昼晩とうんちをしています。
(今、教壇に立っていることで、設定がいきなり破綻しているなんて、細かいことは気にするな!)
たまに外出すると、一日中トイレが行きたくなって堪りません。
念のためにみなさんにお伝えしますが、先生は、自由に空を飛べる訳ではございません!
皆さんとは今日でお別れになりますが、先生は皆さんのことをもっと知りたいのです。
ということで、誹謗中傷でなければどんな事でも結構です。今日は一人ずつ、皆さんの『最近、困っている話』を聞かせてもらいたいと思ってます!先生がズバッと解決する可能性も僅かながらあります。
コメントは3/20あたりまで、まったりと待ってます♪」
「りん子さんからどうぞ!」
りん子「タイタン先生。
私の悩みを聞いてください。私はいつから自分のほうれい線を受け入れれば良いのでしょうか!SNSに自撮りを載せるとき、もとの顔がわからないほど加工してしまいます。ほうれい線など全部ぼやかして消してしまいます。私はいつになったら自分の本当の顔と向き合えるのでしょうか!」
「えーっ、画像は加工していたのですか?先生、そうとは知らずに一目惚れでした😘騙されたので今年も居残りです!廊下に立ってなさい!」
「では、優子さんどうぞ!」
優子「はーい、タイタン先生。おしっこ!」
「優子さん、廊下に立ってバケツにしなさい!」
「次はケン子さん、どうぞ」
ケン子「タイタン師匠 否!先生
啓発 広報しても
飲酒運転が無くならず
困って数十年・・・最近 春菊そばが好きです」
「ケン子さん、一人一人が自覚を持って、春菊そばを食べるべきですね!コロッケそばも素敵です♪先生の苦手なジャンルなので廊下行きです!」
「では、仕切り直して琴子さん、どうぞ」
琴子「タイタン先生、おセツクスとおオナニヰ、甲乙付けがたい良さがあるのですが、甲乙丙丁の丁とゆ〜字はカタカナの「テ」にちょっと形が似てますねあはん💖ゐやん💖ぱひゅん💖ぱひゅんぱひゅん💖」
「いったい、丁の字がどうしたというのでしょう!行き先はわかってますね!廊下です!」
「はい!次はかのんママ子さん」
かのんママ子「(°□°)/<ハイ!センセー!
私のSNS依存症何とかなりませんかね…」
「かのんママ子さん、私もです。どうにもなりません!廊下へ行ってください!」
「では、あやめさん、どうぞ」
あやめ「先生、琴子が卑猥なことばかり言ってきます。しかも文学的に卑猥なことを言ってきて高尚ぶります。どうしたらいいですか?」
「琴子さんは文学的に高尚ぶるのが好きなのです。そこに琴子さんの優しさがあります。分かるまで話し合ってください!先生、うんこネタを期待してたのでガッカリです。廊下でトコトン話し合いなさい!」
「次は月くる子さん、どーぞ」
月くる子「✋タイタン先生!
今週になってコチラ一足早くマスク解禁になったんですが、付けていたときには大アクビでも誰にもわからなかったんですが、そのクセが抜けずマスクないのに真っ赤な口紅で大きなお口を開けてアクビしてしまいます。ちょっと暖かくなって来たし、時差ボケもまだイマイチ治っていなくて困ったなー、と思ってます。」
「先生がズバッと解決しましょう!マスクをつけて廊下に立ってなさい!」
「次はカピ子さん、いってみましょう!」
カピ子「タイタン先生!ただ呼んだだけ、うふっ♡」
「カピ子さーん!
先生もです!うふふっ♡廊下へ」
「チュンチュ子さん、どうぞ!」
チュンチュ子「タイタン先生!
ボケが思いつきません。
どうしたらいいでしょうか?」
「思いつくまで廊下で立ってなさい!」
「では、六子さん!」
六子「✋タイタン先生!
私って寝歩きするじゃないですか?
昨日も、15分で帰れる道を60分弱かかって帰宅したんですよ。
しかも、家の前を60m程通りすぎて、ココはドコ?ってなっちゃった❤️
てへ😝note界に、ネアルキーのスペシャリスト助六さんがいるらしいのですが、その方を頂点とするヒエラルキーでいくと、私ってどの辺りの立ち位置になるのでしょうか?気になって夜も眠れません。」
「先生、ヒエラルキーが分からず、調べました。六子さんは上から二番目にして底辺ですね!
ネアルキリストは二人しか居ませんから。当然、廊下ですね」
「はい、次はクリ子さん、どうぞ」
クリ子「タイタン先生おはようございます!食事は腹八分目とはよく言いますが、原八合目の場合はお腹のどの辺りになりますか?気になって気になって腹もさすれません!」
「おはようございます!
この場合、原は米を現します。つまり米八合と同義になります。そりゃあーた、腹もさすれませんよ!廊下で絶食です」
「しまう子さん、今年も張り切って参りましょう!」
しまう子「タイタン先生!
私は野鳥が好きすぎて、車の運転中であっても鳥を見つけるとそっちばかり見てつい脇見運転になってしまいます。車窓からバードウォッチングの常習犯なのです。
鳥バカにつけるイイ薬はないですか?!」
「脇見運転は危険です!
脇見運転をしないために首とドライバーシートの間にトリモチをつけましょう!
先生は子供の頃メジロを捕まえるためにトリモチを使いました!今は禁止されてますかね😅今年も廊下に立ってなさい!」
そして、教室には誰も居なくなった。
(ぱひゅん)
画像提供、ぺんぎんさん
〈参考〉昨年の卒業式part2
この記事のコメント欄で「タイタン先生」または「先生」から始まるコメントは全て記事に反映します♪
BGM 春なのに