見出し画像

『コミュニティづくりの教科書』から学んだこと

『ファンをはぐくみ事業を成長させる 「コミュニティ」づくりの教科書』を最近読み、感じたことをあげていきたい。この本は私にとって、必需品であり、常に見直したい存在になった。内容が明確でわかりやすいことが読みやすさにつながっていた。私自身が教育系のオンラインコミュニティを運営していることから、この本を手にした。学ぶことが多かったが、今回はあるフレーズを取り上げて私の考えと共に述べていきたい。

画像1

 私が惹かれたのは、上記の本に書かれていたコミュニティの3つの要素である。そこから考えさせられるものがあった。

・人の集まりである                         ・参加者一人ひとりが、目的意識を持って能動的に活動に関わっている  ・参加者同士が、対等にコミュニケーションができる

 私は、なんとなくコミュニティを作って運営をし始めたが、初めてからぶつかる壁は大変多かった。その壁の一つ一つを振り返っていくと、この要素をすべて達成しようと無意識に思っていたんだと気づいた。

 私は小学校の時から、グループの代表をすることが多く、自分から立候補をして臨むこともよくあった。そのため、コミュニティの運営も余裕だろうと勝手に思っていた。しかし、そんなに甘いものではなかった。

 まずぶち当たった壁は、「参加者一人一人が目的意識を持つこと!」が難しいということ!!会の趣旨を説明して入ってもらっても、モチベーションの違いは人によって異なっていた。リーダーである私が一番モチベーションが高いのは当然であるが、以下にメンバー間のモチベーションを上げるかがコミュニティ創設時の課題になっていた。以前私が記した「U&T会の紹介」にも述べたとおり、メンバー一人一人と対話する時間を取ることが得策だと後々気づいた。そこで、「コミュニティに期待していること・やりたいこと」を引き出し、いかにそれを実現させていくかに注力することによって、コミュニティにいる存在意義を一人一人感じていけるきっかけになると思う。

 さらに、対話後は私自身とメンバーとの関係性はでき始めていた。そこから次は、メンバー同士でいかに横のつながりを築いていくかという次の課題に突入した。その課題を私自身が感じ始めたのは10月下旬で頭を悩ませていたが、11月下旬ごろにメンバーの一人からアイディアをもらい、メンバーを企画・広報・記録部という3つの部に配属してもらい、それぞれノッブでの仕事をしてもらうことにした。この動きはまだ軌道に乗りきっておらず、まだまだ改善の余地があると考えている。部に分けたねらいは、主に2つある。この二つを常にメンバーに告げながら、評価と改善に努めていきたい。

・部が少人数で構成されていることからメンバー同士での横のつながりを築くことがやりやすい。                        ・「コミュニティをよりよくするにはどうしたらいいか?」という問いを各々の部からの視点で考える必要があり、それがコミュニティの質の向上につながる。

 そして、上の部の創設と同時に行ったのが、MVV(Mission,Vission,Value)の決定である。学生団体SHIRUBEのリーダークラスで学んだことを応用しながら作ってみたが、難しくて試行錯誤を繰り返して今の形にした。いかにわかりやすく定着しやすいものにするかは結構頭をひねった。決定したのが下記のとおりである。

U&T会 コミュニティ紹介

 最後に、企画部で話し合った中で、これまで週1回の学び合う会が月1回のプロジェクト型学び合う会にバージョンアップをすることができた。やはりいろいろな人の考えを合わせてることは大切であり、より良くなるきっかけだと実感した。また、これまで学び合う会だけだったものが、哲学カフェや校則を考えるワークショップも追加した。それらを創設した意図としては、横のつながりをつくっていき、コミュニティの要素の3つ目の「参加者同士が、対等にコミュニケーションができる」ことの実現がある。対等にコミュニケーションができることで、より学びが深まり、Missionの「豊かな学びの場の実現」につながると考えている。


 試行錯誤を繰り返しながら、これからも楽しみながら運営していく。改めてこの本には、学びになることが多くこれからも大切に読み返していきたい!

いいなと思ったら応援しよう!