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№036 受け継ぐこと

おはようございます。

いつもの朝はコーヒーなんだけど、
今朝は、渋めの日本茶にしました。

今朝は長くなります。お時間の無い方はスルーしてください(笑)

日本茶を煎れています。
緑々とした葉がお湯にほぐれ、澄んだ湯が緑色をおびてきます。
このお茶は、大井川流域で作られている「川根茶」です。
川根という町は小さな町ですが、
川根茶_といっても、その集落や家ごとにその味は違います。
それは、育つ環境が違うからです。
お茶に欠かせない「霧」や「温度」や様々な自然が作り上げる環境が、地形や畑の立地によって違うからです。
(お茶農家に育ったというだけで、偉そうに言うのもなんなので、このくらいにしておきます💦)

そんな中でも、このお茶は、自分の中では1番だと思って疑わないのですが、
このお茶を来年も飲むことはできなくなりました。
限界集落のお茶農家さんが高齢化という時間の壁に当たり、部落で運営していた茶工場が閉鎖になりました。
茶農家として生計を立てていくことは難しく、兼業でやっとの思いで受け継いできたものが終わりの時を迎えました。
日本茶の手間暇と経費が、ペットボトルの便利さには勝てなかったという結末ではありますが、
ペットボトルのお茶が、お茶の味と思っている人、
お茶本来の美味しさを知らない方はたくさんいらっしゃるのだろうな。と思い、少し寂しく物思いになってしまいました💦

(そういう私も、若い頃には、そんなことはこれぽっちだって考えなかったんだから、生意気言うんじゃないよ!って自分に言いました💦すみません)

だから、というわけではないのですが、
年齢を重ねたせいでしょうか?
子育ての時期を終えて、親を送り、ようやく自分の人生を考えられるようになってみて、
残り少ない時間は、「好きなことをやりたい」という欲が出て、
いろいろなところに目がいくようになってはじめて、見えなかった所が見えるようになったのだと思います。

伝統を受け継いでいってくださる方々には、尊敬の思いしかないのですが、「自分の手で作る」喜びはたとえようのない感動だということだけは分かります。
なので、
周りのお友達がモノづくりを楽しんでいるのを端からみていて、少し羨ましくて、自分にも何かできないかとずっと探していました。
そこで出会ったのが、
今、勉強中の「かご編み」でした。
かごを編むという、私にとっての未知の世界への扉を開けるのが楽しみだったし、「受け継がれてきた技」を知りたいという思いが、背中を押してくれたんだと思っています。
それが、私の自己満足だけで終わったとしても、私がかごを編んでいることを知った方が、一人でも興味を持ってくれたならそれでいいと思います。
興味を持つキッカケにさえなってくれたら、かごを編んでいる方々の応援になるんじゃないかと。
そして、そこから多方面に広がる「興味の芽」は誰にも摘み取れないので。。。
想像すると楽しいです(笑)

まもなく年金生活ですから、先の時間が数えられるお年頃です(笑)
でも、何をやるにも「遅い」という感覚だけはありません。
好きなことを許される限りおもいきりやりたいと思います。

元気の素は。。。西野さんのオンラインサロン。めちゃめちゃ刺激的で、毎朝の元気を頂いていますので、元気と「やる気」の刺激を欲しい方にお勧めです(笑)
こんなおばちゃんもいますので、私はチョット!とオヨビゴシのシニア世代の方も安心してください(笑)

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