産業医意見書の実効性を上げるために
はじめに
産業医は健診の事後措置、過重労働医師面接、ストレスチェック医師面接など場面で、意見書を企業側に提出します。例えば、残業制限や、出張制限、夜勤制限といったものが代表的です。ところが、この意見書がなかなか企業では履行されない、無視されてしまう、形骸化している、といった話も聞かれます。産業医としてせっかく意見書を出したのに、実効性がなければなんのための意見書なのかと無為感もありますし、悲しいですよね。そこで、産業医の意見内容をどのようにして実効性を持たせるかについて説明していきたいと思います。
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