おいしい。が難しい

"おいしい。"
ってむずかしいなって思うことが沢山ある。

個人的な主観であるけれど、
周りの情報や環境、体調によってもとても左右されるもので、
尚且つ、人によっての個人差がとてもあるもの。
しかも、各々の本当に感じている"美味しい"をなりかわって、
私が感じることができないから、
何を持って美味しいと感じているかわからないし、

例えば、某有名グルメサイトに載っている有名なお店で
多くの人が並んでいる。
そんなお店に2時間並んで食べたら
美味しいって感じるみたいに。
連日売り切れでなかなか買えなくて
やっと手に入ったお取り寄せ商品とか、
ネットで見たらたくさんの人が美味しいって言っていて、
YouTuberとかが沢山取り上げている商品だとか。
遠足で食べたジャガイモが使われてなさそうなポテトスナックとか果汁0%のリンゴジュースとかは
当時の思い出のまま今も食べたいって思う時があるし
おばあちゃん家で食べた、お母さんは作ってくれなかった具のないインスタントの焼きそばとかももれなくそう。

だから、世の中には美味しいものを作る人は沢山いて、そしてそんなものが溢れていると思う。

じゃあ私が向き合うオイシイってなんなんだろう。

飲食店で働いてると、口コミで美味しくないって
結構言われることがある。

甘すぎるとか、甘さ控えめすぎるとか。
使ってない材料の味がして、すごく美味しい！！！
とか。

あなたに何がわかるんだって言いたくなることも山盛りあるし
評論家みたいに評価されちゃう。
そんなことよく言えちゃうよねって思うことも、正直言ってあります。笑

私のオイシイが全ての人に満場一致じゃないところが
楽しいところでもあるけれど、
満場一致じゃないからこそ、ものすごく大変で難しくって答えがない。

たくさんの人のおいしいを、知りたい。
そして、おいしくない、も知りたい。

おいしいもおいしくないも、
もっとわかりたい。

けど結局わかるのは、自分がおいしいと思うかどうかだけなんだきっと。