記事一覧
「"義務"教育で、"主体性"を育む」ってどういうこと?(これからの「学び」の話をしよう)
今回は小学校教員を中心とした教育関係者が、「これからの学び」を考察するという本を読んだので、久々になってしまいましたが投稿します。
本日の本
前回の投稿から約3ヶ月、この間にもGIGA,探究と聞かない日はなかった。一方で、教育現場はどのように歩みを進め、変化したのか?本書は、小学校を中心に現場実践を行う著者3名が、寄稿+鼎談のような形で、実践での知見や体験を元にしながら、これからの学びを考える
必修で「探究を課す」ことをどう考えるべきか?(探究モードへの挑戦)
死にアカウントのようになっておりましたが、久々に投稿します!この間も色々な本を読んだのですが、今ひとつビビッとくるものがなく,,,というのは言い訳です、すみません。投稿していない間もフォローやいいねくださった皆様、ありがとうございます。
本日の本
もはや教育行界の流行語大賞とも言える"探究"。中央省庁で政策立案にかかわる方や、有識者として教育政策に関わる大学関係者がそれぞれの立場から探究を語る
幸せは、学校に作ってもらうのか?(みんなの「今」を幸せにする学校)
熊本市教育長 遠藤さんの本。文科省から起業経験を経て、熊本市の教育長という異色の方である。またあとがきでは、悪性リンパ腫の病に侵された旨も記載されており、この方しか見えていない景色を見られているように思う。一方で、Noと言えない内容が多く、「書いてあること全部できたら良いな」というあまりモヤモヤのない読後感(どんどんやるのみ的な)でもある。それでも、より学校に福祉機能への期待が高まる中で、今後の
もっとみる『よい教育』と『よい公教育』は同じか?(学問としての教育学)
私は、「理想の教育は〇〇」という議論が好きでは無い。それを振りかざす人は穿ってみるようにしている。なぜなら、理想の教育は"人それぞれ"だと思っているからだ。万人に合う教育などないし、むしろ、万人共通の教育でも、人によって得る学びは異なる。しかし本書では、表紙に「よい教育とは何か。(中略)その全てに"答え"を出す」とある。これはと思い読み進めた次第である。
本書に関する理解(超ラフに)丁寧な要約
あなたの学校観を教えてくださいと聞かれたら?(OECD Education2030プロジェクトが描く教育の未来)
少し感覚が空いてしまいましたが、是非お読みいただければ幸いです。
「教育によって世の中はよくできるし、教育によって世の中をよくしたい」。そう信じ、願う人にとって是非読むべき1冊。教育は「1億総評論家」とも言える中、OECDでの議論の経緯やエビデンスを多く掲載し、誰もが期待したり疑問に思うことを端的に説明していく。大変ロジカルにまとめられており、内容の質・量に対して極めて読みやすい点もありがたか
【6/19 ウェビナー】「学びの個別最適化」を考える1日 〜産学官民で語り合う教育DX〜
【6月28日追記】
パネルディスカッションの発言要旨及び所管が記載途中で更新できていませんでした。是非ご覧くださいませ。
繰り返しになりますが、一部私の解釈が入っている可能性があることはご容赦ください。
今後の方向性を知る良い機会となりました。
こちらのウェビナーに参加しました。参加しながら記録&気づきを残していったものです。なお発言要旨に関しては、できる限り私の解釈を含めないようにしております
成熟社会で学ぶべきことは何か?(「生存競争」教育への反抗)
少子高齢化は加速するし、昔のような経済成長は見込めないし、その割に「社会問題だ!」と言われることはどんどん増えていく。こんな時代で学ぶべきことは何なのだろうか?最近のもっぱらの問いだ。そんな矢先、ふとAmazonのリコメンドで本書が出てきた。生存競争教育に反抗する。タイトルから大変期待した。競争に勝っても幸せになれることが保証されないこの時代、どのような教育が望ましいのだろうか。
結論、前半
教育学者は、何を目的にしているのか?(流行に躍る日本の教育)
教育業界に明るい方であれば、この本が賛否両論で別れたことをご存知だろう。鋭い指摘もあれば、批判のための批判もある。だからこそ、何のためにこの本を書いたのか、是非聴いてみたいところだ。
本書の紹介文には、下記とある。読後感としては、残念ながら「日本の教育がいま、本当に大切にすべきことは何かが明らかになった感」はなく、「教育のもつ真の力を再考した感」もない。
教育の「内」と「外」から、次々と押
成長社会が終焉する中、学校はどうあるべきか?(FUTURE EDUCATION! ―学校をイノベーションする14の教育論)
いつも文句を言われ、いつも期待される学校教育 学校は個人のためにあり、社会のためにあり、国のためにあるのだろう。それぞれの意味付けは時代で変わるが、どれかが0になることはない。常にグラデーション的に変わりながら、その存在意義を見出していくしかない。
2021年になった今、相変わらず学校は日本社会停滞の要因にされる。ありたい社会を描けていない政界,行政、業界のビジョンを牽引する企業がほぼ見当たら