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「儲かる!急増地元調味料」特集!宮古島の海水で作る「雪塩」地元では知らない人がいない広島県の「レモスコ」

突然ですが皆さん、
今、「ある業界」が盛り上がっているのをご存知ですか?

それが…「地元調味料業界!」

最近、お家でご飯を作る機会も増えて、
たまには変わった味を手軽に楽しみたい!と
レアで美味しい調味料を
お取り寄せする人が増えている!

そんな中、注目を集めてるのが、
日本のあちこちにある、その地方の人だけが知ってる
「地元調味料」

これまでは超ローカルだった味が、
一気に全国区になって、
売上急増!というのが、結構ある!

そこで今回番組では、そんな
「急増地元調味料」を徹底取材!

新潟県妙高市で発見!
400年以上前から伝わる古の伝統調味料
「かんずり」の正体とは!?

沖縄県宮古島で誕生!
ギネスブックにも認定された、
世界一の儲かり塩工場に潜入!
ここ10年間で4倍の売り上げ!?

急増!地元調味料に迫ります!

※以下、12月20日放送の書き起こしです。

ギネスブックにも認定!宮古島の海水で作る「雪塩」儲かり塩工場に潜入!

最初にやってきたのは、沖縄県宮古島にある…

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パラダイスプランという会社。

スタッフ:失礼します。がっちりマンデーです。おはようございます。
西里社長:おはようございます。よろしくお願い致します。

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お出迎え頂いたのは、社長の西里長治さん

スタッフ:調味料急増してますか?
西里社長:はい、調味料で儲けさせて頂いております。
スタッフ:がっちりですか?
西里社長:がっちりです!

早速、急増している調味料、教えてください!

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西里社長:宮古島の「雪塩」です!

パラダイスプランが作る、宮古島の急増地元調味料「雪塩」

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一見ただのお塩に見えますが、普通の塩に比べて粒が4分の1の大きさで、まるで粉雪のようなパウダー状。

そして、何より違うのが、その味。

加藤さん:あ、全然違うねー!
天野さん:最初のあたりはマイルドだよね。
加藤さん:うまみがスゴイ!こんな違うんだ!

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普通の塩に比べて、カルシウムが9倍、カリウムが20倍、マグネシウムは30倍と、ミネラル分がとにかく多いので、味に深みがある。

天ぷらやステーキに使うと、旨味を引き出すと大人気に!

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2000年には、世界で1番ミネラル分を含む塩として、あのギネスブックにも登録されたのです!西里さん、雪塩ってどのくらい増えてるんですか?

西里社長:ここ10年間で4倍の売上になりました!

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2000年の発売以来順調に売上げを伸ばし続け、2010年から昨年までの10年間で、年間売り上げは約4倍に急増!

一体、西里社長はどうやって、この独特な塩を生み出したのでしょうか?
そのきっかけは、意外なものでした。

西里社長:製糖工場からでる廃糖蜜から牛の餌を作る研究がありまして、やったんですけど、あまり上手くいかず…。じゃあそのマシーンを使って他に何かできることはないかってことで。

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そう、西里さん、雪塩を作る前に、サトウキビの絞りカスをあぶって、牛の餌を作る、という新規ビジネスを考えていました。ところが、作るのにお金がかかりすぎるということで大失敗。

「どうにもならないな〜」と思ってたときに…

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ふと、目の前にあった海水を入れてみたところ、なんと、フワフワで美味しい塩ができちゃった!というわけ。

実際に作り方を見せてもらうと…

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西里社長:こちらが塩を作っている製塩機です。

こちらの大きな機械で雪塩を作っているらしいのですが…

西里社長:熱い鉄板に海水を吹き付けまして、それで水分を蒸発させる製法になります。
スタッフ:鉄板に吹き付けているところ見せてもらえますか?
西里社長:それはちょっとNGです。

海水を蒸発させ雪塩を生み出す瞬間だけは、最大の企業秘密ということで、撮影NG。

そこをなんとか!と西里社長に頼み込んで特別にイラストを書いてもらったところ…

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200℃に熱した特殊な鉄板の上に、海水をスプレー状に吹き付ければ、わずか2秒で水分が蒸発!

鉄板についた塩をそぎ落とせば、パウダー状の雪塩が完成!

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普通、海水から塩を作るときは、窯で煮詰めて水分を蒸発させ…

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不純物を取り除いて、残った塩を集めるのですが、

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これだと不純物と一緒に、ミネラル分も取り除いてしまう。

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一方雪塩の場合、海水を一瞬で蒸発させるので、ミネラル分はそのまま塩の中に残るというわけ。

さらに雪塩は、原材料になる海水のとり方も独特。

西里社長:原料としている海水が地下の井戸から掘ってまして「琉球石灰岩」を染み出してきた海水ですので、天然に濾過された綺麗な不純物のない海水ということになります。

雪塩の工場は、海のすぐそばに建てられていて…

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地下22mに掘られた井戸には、琉球石灰岩という地盤を通り、ミネラル分をたっぷりと含んだ海水が染み込んでくる。この水から特注の製塩機で塩をつくることで、ミネラル分と、フワフワの食感を兼ね備えた雪塩が誕生するのです!

さらに西里社長には、雪塩の売上げを急増させる、独自の儲かり戦略が!それは、スイーツに塩をいれること!

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実は雪塩に多く含まれるカリウムやマグネシウムなどには、甘さを引き立てる効果があるため、スイーツとの相性は抜群!

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まずは地元のお菓子メーカー、南風堂と手を組み雪塩を使った「ちんすこう」を開発。すると…

西里社長: 今は年間で12億個ほど、ちんすこうだけで販売させていただいております。

なんと年間約12億個を販売する大ヒット商品に!

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その噂を聞きつけた大手お菓子メーカーから声がかかり、ミルキーやカントリーマアムなどと、次々とコラボ商品を発売。

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しかも社長、パッケージにちょっと大きめに「雪塩」のロゴを載せるというのをコラボの条件にすることで、全国で「雪塩」の認知度がグングンアップ!塩スイーツだけじゃなく、雪塩単体の売上げも急上昇!10年間で約4倍、16億円の売上げを達成したのです!

パラダイスプランは雪塩でがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:天野くんは、家にも「雪塩」あるんですよね?
天野(キャイ〜ン)さん:家にもあるし、下味とか特に粗い塩よりは、まんべんなくお肉にかかるから、そういう意味では、ステーキとかにも「雪塩」いいんですよ。
加藤さん:なるほどね。社長、この製法というのは、特許みたいなのを取られてるんですか?
西里社長:そうですね。製法特許になります。
加藤さん:これ、本当にお酒のつまみになるぐらいですね。
西里社長:はい!

地元では知らない人がいない?レモンと唐辛子を混ぜた調味料「レモスコ」

続いてやってきたのは、広島県広島市。

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住宅街にオフィスを構える、ヤマトフーズ。

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こちらが、社長の串山敬太さん。一体どんな地元調味料を作っているんですか?

串山社長:そうですね、うちの主力商品であります。「レモスコ」っていう商品になります。

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レモスコ!?

名前も瓶の形も、あの超ロングセラー調味料っぽいですけど…

スタッフ:タバスコのパクリではない?
串山社長:ではないです!

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こちらのレモスコは、唐辛子にレモンを合わせたそうなんですが…唐辛子の辛さにレモンの酸味が程よいアクセントになって、唐揚げやピザなどとの相性が抜群!そのお味は…?

天野さん:合うー!
加藤さん:辛味はあるの?
天野さん:まずはレモンの本当に美味しい酸味がきて、そのあとピリッとくるって感じ。

広島のみなさんに聞いてみると…

スタッフ:「レモスコ」って知っています? 
女性:はい
スタッフ:食べたことあります?
女性:使ってます。
男性:レモスコは知ってます。
女性:知らない人いないと思います。

今や広島ではかなりの知名度!

「レモスコ」は、どのくらい急増しているんですか?

串山社長:発売して今年で10年になるんですけど、10年間で約10倍に上がっております。
スタッフ:10倍ですか?
串山社長:そうですね。

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2010年の発売開始から順調に売上げを伸ばし続け、昨年には10倍以上の約52万本を販売!確かに急増しています!

右肩上がりの人気のヒミツはその作り方にあるということで、山口県熊毛郡にある…

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「レモスコ」の製造工場へ。

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串山社長:こちらが「レモスコ」を作っている機械になります。

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まずは、こちらの撹拌機に青唐辛子…

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塩、お酢、そして…

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大量のレモンの果汁を投入。全ての材料を入れたら、約1時間混ぜ合わせるのですが、ここから「レモスコ」の味を左右する大事な作業が。

女性従業員:味見お願いします。

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ん?3人のスタッフが集まって、なにやら始めた様子。

小声でこそこそ話してますが、これは一体、何を…?

女性従業員:官能検査です。
スタッフ:官能検査?

そう、実は「レモスコ」、最終的な味のチェックは必ず、3人の職人さんが舌で舐めることで行っています。

男性従業員:辛さ自体は数値化できないので、そこは3人で実際に味見をして辛さの確認をしております。

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なんでも、味の要素である「酸っぱさ」や「甘さ」は、その成分の量をセンサーで測れるらしいのですが、辛さだけは、味ではなく「痛さ」なので、機械では測れないんです!このため、必ず人の舌でその度合いをチェックしなければならない、とのこと。

職人の福地さんによると、酸味が4、辛さが3の割合が、「レモスコ」がもっともおいしくなるバランスなんだとか!

しかし、今でこそ急増している「レモスコ」ですが、発売当初は全くと言っていいほど売れなかったそう…ところが、ある意外な場所で突然売れ始めたのが、「レモスコ」急増のきっかけとなります。その場所とは…

串山社長:小谷SAってところがありまして、そこには力入れて営業行きましたね。

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小谷サービスエリアとは、広島県の東に位置する山陽自動車道のサービスエリアなんですが、どうして高速道路で地元調味料の「レモスコ」が売れ始めたのでしょうか?

サービスエリアを利用しているお客さんに聞いてみると…

男性:出張で広島に来ていて今から東京に帰るところです。
男性:今日は北海道の札幌からですね。休憩がてらにお土産も買おうかなと。

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そう、実はこの小谷サービスエリア。広島の市街地から広島空港に向かうお客さんが帰りにお土産を買っていく人気スポット!

そんな人達に、広島っぽくて、しかもコンパクトで持ち帰りやすい「レモスコ」が受けたんです!

これはいける!と思った串山さん。さらにお土産としてアピールすべく…

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パッケージには、広島の牡蠣にお好み焼きにもぴったりですよ!と猛プッシュ!

こうした、地元広島の食材の横に並ぼうとする戦略が実を結び、今では県内の人気お好み焼き店も「レモスコ」を導入するほどに!

全国の有名スーパーなどにも導入され、全国の有名スーパーなどでも販売され10年間で売上げは10倍に急増!

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関連商品の年間売り上げは約2億円と、見事に儲かり調味料の仲間入りを果たしたのです!

ヤマトフーズは「レモスコ」でがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
森永さん:中身も優秀なんですけど、やっぱりビジネスとして一番上手かったのは、お土産に目をつけたところなんですよ。このコンパクトな瓶にしたっていうのが、私は一番のポイントだと思います。
加藤さん:コンパクトに瓶にしたのは、タバスコなんですけどね。
天野(キャイ〜ン)さん:この「スコ」って何だって話ですよね。
加藤さん:どうなんですか?社長…
串山社長:イメージしやすくしたんですね。レモンの「レモ」と「酢」と、あと唐辛子のことを九州で「コショウ」っていうんです。それで、「レモ・ス・コ」です。
加藤さん:なんとか捻りだしましたね。
天野(キャイ〜ン)さん:なんだ、タバスコからじゃないんですね。


400年の歴史がある伝統調味料「かんずり」ある作り方を考案して売上は20年間右肩あがりに!

続いてやってきたのは、新潟県の南部に位置する妙高市。

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和風の外観が目を引きますが…

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ん?「のんずり」って会社ですか??

スタッフ:おはようございます
東條社長:いらっしゃいませ。

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お出迎え頂いたのは、社長の東條昭人さん

スタッフ:こちらで急増している調味料ってなんなんですか?

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東條社長:私どもで作っているこの「かんずり」と言う香辛調味料がございます。
スタッフ:かんずり!?
東條社長:はい

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そう、看板に書かれていた文字、これで「かんずり」と読むんです!

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こちらの会社、かんずりが作っているのが、新潟県妙高の地元調味料「かんずり」、ピリッとした唐辛子の辛さと柚子の香りが特徴で、お鍋や焼き鳥などによく合います!お豆腐にのせて食べてみると…

天野さん:始め塩味がちょっときて、酸味がきて、はい辛い!後からくる。
加藤さん:大豆の味を楽しんだ後に辛味がくるから、2度美味しいって感じだね。

実は「かんずり」、この地方で、400年以上前から伝わる伝統調味料。実際に地元の方に聞いてみると…

スタッフ:これ知ってます?
女性:知ってるよ、妙高で有名な「かんずり」です。辛いけども、煮物なんかにすると滑らかな味になってうまいんだ。
男性:調味料っていえば「かんずり」

妙高地域ではみなさん知っている「かんずり」の売上げが、ここ最近、グイグイ伸びてるらしい…

東條社長:急激な売上げはないんですけども、ここ20年で倍くらいの売上げになっております。

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1966年の発売から右肩上がりで販売数を伸ばし、94年に約1億円だった売上げは、24年間で2億円に倍増!

急増している理由は、その作り方にあるという…

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東條社長:こちらが「かんずり」を作る加工場兼倉庫になりますね。

大きなプラスチック容器がぎっしりと積み上げられた「かんずり」の加工場。

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東條社長:こちらの方からご覧ください。こちらが「かんずり」を作るための専用の唐辛子になりますね。

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昭和30年から開発が続いている、かんずり専用の唐辛子「エス30」
辛すぎず、身の部分が大きいのが特徴で…

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大きさは、鷹の爪の約5倍!

夏から秋にかけて収穫したこのエス30を、天然の海水塩でじっくりと塩漬けするのですが、ここからが「かんずり」の美味しさを最大限に引き出す、この会社独自の工程!

東條社長:「雪さらし」って言う工程があるんですけど、寒い冬場にこの唐辛子を雪にまいてですね、唐辛子自身の持っている苦味とかアクを雪に吸い取ってもらう。そういった工程があるんですね。

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そう、かんずり作りで最も大事なのが、毎年1月から3月に行う「雪さらし」という作業。

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塩漬けした唐辛子を雪の上に撒くと、スポンジのように雪が唐辛子を包み込み、苦みや塩分を、ほどよく吸い取ってくれるんです!

「雪さらし」が終わった唐辛子は、柚子と麹を混ぜ合わせ、細かくカット。最後に加工場の中で3年間じっくりと発酵させれば…妙高の伝統調味料「かんずり」の完成!

しかしこの「かんずり」、発売当初はほとんど売れなかった…

一体、どうやって20年間で売上げを倍増させたのでしょうか?

東條社長:まずは地元の基盤になるスーパーさんになんとか商品を置いていただけるように交渉するところから始めました。

東條さんが狙ったのは、新潟県内だけにお店が多い地元スーパー。

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例えば、新潟県だけで7店舗を展開するイチコでは…

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調味料売り場にかんずりがずらりと並ぶ!のはもちろん、

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お惣菜売り場では、「かんずり」に漬け込んだ唐揚げを販売!

東條社長:色んな、野菜とかお肉とかに使った具材としてスーパーで売ってもらう。

そう、「かんずり」を料理の材料にしてもらえば、普通の使い方よりたくさん買ってもらえるってわけ。地元スーパーを狙った戦略で着実に業績を伸ばし20年間で売上げは倍増!

今では全国で年間2億円を売り上げる儲かり調味料になったのです!

「かんずり」は、「かんずり」だけでがっちり!

▼スタジオでお話を伺いました。
加藤さん:面白いね。雪で、苦味とかをとってるんだね。
天野(キャイ〜ン)さん:だから地元でしかできないよね。
加藤さん:天野くんは料理やるときとかに、「かんずり」使ったりする?
天野(キャイ〜ン)さん:旅番組で、たぶん新潟だと思うんですけど、行ったときに、そこで出た、玉ねぎが大量に入って、あと豚バラが入った、とん汁があるんです。すごい甘めのとん汁なんだけど、そこに大量の「かんずり」入れて食べてたね。甘いのにちょっと、ぴりっといくのがいいね。旨いんですよ。
加藤さん:美味しそうだね。

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