2019年の自分への手紙を書いた話
メディアアーティストの落合陽一さんがとても面白いnoteを書いていました。
なるほど確かに…。
難しいけど妄想力・想像力・創造力が湧いてくる素敵な問いだなぁ…と。
ということで僕も2019年の自分へ手紙を書く…という設定で書いてみました。勢いで書いたので誤字脱字・多少の表現不具合はご容赦ください。
と、いうことで・・・
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【2019年の僕へ】
一応はじめまして…になるはず。何しろこの手紙を書いているのは2021年の僕自身な訳だから。嘘みたいな本当の話。だからまあ、当然はじめての体験を今僕はしているはず。僕の性格的に、こういう怪しい手紙が来ても無下には扱わず「とりあえず読んでみるか!」くらい思っているでしょう?だって僕なんだから(笑)
だからまあ、最後まで読んでみて。なぜこの手紙を送ったのか・2021年の日本が・世界が・そして僕自身がどうなっているか?そんな諸々がわかるから。
思い返せば2019年て平成から新しい時代に変わった年だったよね。しかも年の途中に。僕は「1年に2回正月が来たみたいだ!」くらい呑気に構えているけどね。でも僕が新元号を知った時Facebookに投稿していたこと、あながち間違っていないかも。新元号は国文学からの引用、そして梅の花にゆかりがあるということについて。
梅の花は桜よりも早く春を告げる花。2月に入って間も無く、まだまだ寒さ厳しい中で春の到来を待ちわびて、そして白梅が先んじて花開き紅梅へと続く。この「寒さの中で咲く」というのが、これからの日本と人々の在り方を示唆しているように感じた。厳しい時代の中で自分らしい感性と幸せを育むことが大切なんだ…と。
僕が書いた最後の「厳しい時代の中で自分らしい感性と幸せを育むこと」という部分、日本どころか世界の人々が向き合うことになる…と言っても大袈裟ではないと思う。
そうそう、僕はこの新元号・新時代の幕開けに当たり、思いつきで岡山に行くよ。
そこで、共に北欧流アカデミアで学んだ人といろんなことを語り合う。僕自身がこの頃ずっとモヤモヤしていた「これからの教育」のこと・今している仕事に自分の中で一つの答えを出したがっていたこと。この対話や時間、充実はしているものの残念ながら君の思う通りにはことが進まない。でも落ち込む必要はない。動いておくこと・人と会って話すこと・自分の考えを表現し続けておくこと。この時ではなく、後できっと大きな力や自分が変わるきっかけになるから。
動き続けることを止めないで。それで良い。
あとね、僕がよく話す教え子たちとのエピソード。あれも2019年にまた幾つか思い出ができるんだよね。
この再会の時間、本当に大切に大切にして欲しい。会える喜びを。何気無い会話を。色恋に悩む教え子を茶化して笑い飛ばす素晴らしきムダな時間を。2021年の世界では、そう簡単に会えなくなっているから。怪我とか病気ではないから、そこは取り敢えず安心して。
無駄な時間…といえばもう一つ。大好きな沖縄旅行だ。
無駄な時間を、過ごしに行こう 〜ソガトラベル〜
とか、わけ分かんないこと言って毎年沖縄行っていたよね(笑)2019年も僕は沖縄に吸い寄せられるように行ったはず。あの「青」に会いにね。
この時間と空間も思いきり満喫しておいてね。海外どころか国内も、そもそも「旅行」という考え方を持つこと自体がとても難しい状態になってしまうから。人に会うことも難しい。旅をすることも難しい。ちょっと2019年の僕には想像することすら難しいのはよくわかる。
あと、僕はこの沖縄旅行をする夏に教育イベント「これからの教育を考える会」の第3回も開催をすることになる。ずっとやりたかった、レゴを使ったワークショップをここでやることになるんだ!
レゴという触覚・人と人が対話とフィジカルな繋がりから生まれるアイディアのメタファーを作り上げていく感覚。この「触覚」という考え方も2021年には捉え方が大きく変わっている。だからこそ2019年に思い切ってこういうイベントをやっておくのは本当に良い経験。しっかり噛み締めろ。あと、ワークショップが盛り上がると時間管理が下手になるのは僕の相変わらずの悪い癖だ(笑)進行管理・時間管理はしっかりと。参加者の皆さんに迷惑をかけないように。人への感謝は言葉にしてこそ初めて伝わる。そこんとこ、忘れないように。
ワークショップ…といえば、この年ひょんなことから札幌のNo Mapsというカンファレンスにも参加させてもらえることになるぞ!誘ってくれた方にはきちんとお礼をするように。ここでは落合陽一さんとゆかりの深い石井さんの話も聞くことになる。とても勉強になるはずだ。
人に会うことすら難しい…ということは、手紙のこれまでの内容から何と無く想像できると思うけど、こういうカンファレンスも開かれなくなる。僕が最近興味を持っているであろうオンラインライブ配信とかが主流になるんだ。ここ、ちょっと想像できないよね?だってオンライン授業配信の企画、相当物珍しく見られているもんね。「あんなの流行るの?」「誰に・どれくらいの価値が提供できるんだ?」ってね。でもそこは安心して欲しい。偶然の要素もあるけど、結果的にオンライン授業とかライブ配信は劇的に伸びるから。
僕は僕の興味と直感の交差点を、ひたすら突き進んで行こう。
勿論良いことばかりじゃない。君が恋い焦がれていたINUAっていうお店あるだろう?そう、デンマークのnomaとゆかりの深い、飯田橋のあそこ。
このお店、2020年の年の瀬を迎える頃には無くなっている。ていうかかなりの飲食店が無くなっちゃんだよね。残念ながら。だからね、ここでも思いつきとはいえ、思い切ってINUA体験に踏み切ったのはナイス判断だった。この時の味の複雑性を・香りを・形容し難い人の創造性を存分に体感しておくと良い。こんな体験は、ひょっとすると僕が生きているうちはもう二度訪れないかもしれないから。
そろそろ手紙も長くなってきたね。
最後になんで2021年の世界はこんな状態になってしまっているのか?ここを書いておこうと思う。天変地異・国際情勢不安定とかそういうもんじゃない。
感染症が世界的に大流行してしまうんだ。
ほら、2000年代にもSARSとか鳥インフルエンザとか名前が挙がったじゃない?いつぞやの夏にも感染症流行の懸念があって、ちょうどその時受験生のみんなが合宿から帰ってくる時で、帰宅のお迎えが厳戒態勢だった時あったじゃない?あの時は結局おおごとにならなかったよね。でも2020年の世界は・日本は残念ながら感染症が大流行しちゃう。いわゆるパンデミックっていうやつ。
名前はCovid-19。日本だと「コロナウイルス」って呼ばれるようになる。
いろんな人の生き方も・働き方も・学び方も大きく変わっちゃう。コミュニケーションの在り方も。ちびっ子達との向き合い方も。半年や1年じゃおさまらない。まあまあ世界は変わってしまうんだ。
じゃあ僕自身は?大丈夫。それなりに楽しく・前を向いて生きていられる。僕自身がオンラインとか・デジタル世界とか「これから」に興味を持って色々活動しようとしているだろう?あれが花開く。
だからこそ、オンラインを通じて知り合った学友を大切にね。これからの君を支えてくれる、話し相手になってくれる素敵な方々ばかりだから。だからオンラインサロンの存在にも改めて感謝すると良い。今、ちょうどサロンに参加して1年が経ったくらいの頃だろう?あれ、ずっと続いているから。そこでの学びも生きてくる。
2021年の僕から見て、2019年の僕が良かったこと。動き続けたこと。人に会い続けたこと。繋がりが・関連性が不透明でも自分の問いと好奇心と直感に従って行動し続けたこと。誰にでもできそうで、意外とできないことだったんだな…て、あとでしみじみと思い知ることになるよ。よく「やらなくて人生後悔する10のこと」とかyoutubeとかで出てくるだろう?あれ、結構身に染みる人が沢山出て来る感じ。だからこそ、今の僕が思うことは・直感で感じたことは全力でやってみてくれ。どう転んでも後悔が拭えないのが人生ならば、やって後悔する人生を選べ。
大丈夫。きっと自分自身はなんとなく納得はできるから。
僕はこの先も「決まっていく人生」の醍醐味を味わうはずだから。
じゃあそろそろ筆を置くことにするよ。
・・・あ。
一つ大事なこと書き忘れた。
オリンピックな。
僕、今仙台にいるから「あーあ、見に行ってみたかったなぁ…なんか東京でばっかり盛り上がってて」とか思っているだろう?まあ大丈夫。ここまでで想像つくだろう?結局開催するんだけど、どんな風になっているか。
あと、オリンピックが始まる頃には僕は首都圏に戻っているから。まあでも、もはや興味も失せていてどうでもよくなっているからね(笑)でも、さすがにテレビくらいは電源つけても良いと思うぞ(笑)
まあまあ…
それよりもその後に人生が面白く変わりはじめるから。
それはまたの機会に筆をとるかもしれないけれども…。
今はその時を楽しみに。じゃあ、引き続き頑張ってくれ!!