チェロのメモ 2020/10/10

一週空いたので、前回やったことの復習をするぞとレッスン前の練習(自分の前の時間はレッスンがないので早く来て弾いていいと言われている)に意気込んで行ったが、結果的に空回りした。前回やった指残しの練習の続きで、力を入れすぎているといういつもの指摘をいただく。押さえながら別の指を移弦させるのを意識してしまうと、やはりグッと力が入ってしまう。そしてズレる。指の訓練も必要だがそれ以前に、押さえすぎずに、肘を使ってやると楽に押さえられると言われ、やってみるとそのとおりキツくないし、音も外しにくくなる。いつも言われていることなんだけど、一人でやると別のことに意識が集中しておろそかになってしまう。毎度そうなるので毎度書いているわけだが、身体はそう簡単に言うことを聞いてはくれない。
曲はしばらくエーデルワイスをやっている。こちらもトチりやすいところがあって、日本語詞でいうと「高く青く光る」のところ。「た」を弾いたあとの休符で弓を上げ、同じ方向で「か」を弾くのだが、思わず弓を返してしまったり、上げるのを意識しすぎて最初の音がスタッカートみたいになってしまう。先生曰くここは音楽的に柔らかく弾くところだし、焦る必要はないとのことで、たしかにそう弾くといい感じに聞こえるし難易度的にも易しくなる。自分が難しく考えすぎな気もするが、こういうところに合理性を感じたりもする。まあそのとおりに弾けても、その後の「青く光る」のところでトチったりするわけだが。油断大敵。また来週。
追記で思ったのだが、先生は、曲のときは細かい音程の調整よりも流れとか曲としてのバランスみたいなものを重視して指導しているような気がする。たしかに細かいところを気にしすぎると進まないし、最終的には曲を弾くわけだから、全体の経験も必要ということなのかなと思う。たしかに通して弾くと、俺はチェロを弾いてるぞという感覚にあふれるのがエネルギーになる気はする。