チェロのメモ 2020/07/25
いろいろ気をつけることの多いラの弦だが、まだまだコツがある。この弦は他の弦よりもスピードを上げて弾いてあげる方が良い音が出る。音階を弾いていても、この弦に差し掛かったら弓をいっぱいに使ってあげるぐらいがいい(テンポは同じなので、弓を多く使おうとすると必然的にスピードが上がる)。弦が細いのでそちらの方が音が安定するのだ。
弓をどれくらい使うかということはけっこう難しくて、例えばスラーの時にうまく配分しないと物理的に弾く長さが足りなくなることもある。短い音も、細かく返しつつも少し余裕を持ってやると音楽的に聴こえが良かったりする。まだ演奏時の心の余裕がないのであまり意識できていないところではあるのだが、気をつけないととは思う。
後半やったエクササイズは左手を伴う移弦のスラーの練習で、がっつりハマってしまった。開放と抑えるのがセットになっているのだが、そこでさらに移弦が加わって、頭がおかしくなってしまった。いったん落ち着いたあとも移弦で音を外したりして、最近はわりとできていたので凹む。また、テンポが上がるといままでできていたことができなくなるのもよくわかった(その辺の調整を先生がうまいことしてくれていたわけだ)。時間いっぱい使ってしまって曲もできず、敗北感でレッスンを終えた。来週はリベンジや…。