初のボランティア中国語通訳
9月7-9日の3日間、ボランティア中国語通訳としてイベントに参加しました。参加したイベントは『2023 日台観光サミット in 愛知』。日本と台湾の観光交流の促進と、交流人口の拡大を目指して双方の旅行業界・観光業界のトップが行う催事で毎年1回、台湾、日本で交互に開催場所を変えて行われており、愛知県では初めての開催でした。今回名古屋国際センターから募集があり、純粋な通訳業務というのは初めてで不安はありましたが、こんなチャンスは二度とないと思い応募しました。通訳対象は愛知県が主催する3回の歓迎晩餐会及び夕食交流会の席上で、参加する台湾人と日本人のための通訳でした。
9月7日:名古屋観光ホテル
最初ということもあり、かなり緊張。事前にアトラクションの1つのにっぽんど真ん中祭りのkaguraのパフォーマンスを確認、質問を想定して本番にのぞみました。1卓8人の円卓の舞台側の日台の一番偉い人の間に座るのですが、来賓の邪魔にならないか気にしながら座っていると横のテーブルでは全く気にすることなく舞台を見て写真を取ったりして楽しんでいる台湾人の女性ボランティア通訳もいたりして、過度に気にしなくてもいいかという気持ちになりました。
さて、本業の通訳ですが、担当テーブルの中で流暢な日本語を話す人が複数いたこともあり、活躍の場は少しだけでした。途中で簡単なプレゼントの交換になり、通訳が必要になりましたが、そこでは知識不足により上手く説明できなかったかなと感じています。それでも担当テーブルにおられた議員様、市長様等の楽しいお話、お気遣いにこちらが逆に楽しませていただき、3時間の宴会でしたが、時間の長さを感じることもなく、有意義な時間を過ごすことができました。
9月8日:熱田神宮会館
2日目ということもあり少しリラックス。2日目は担当テーブルを事務局の方で決定。さて私のテーブルですが、1日目と同じ日本語を話せる台湾人がいたため、ほっと一安心。しかしながら真面目な一対一の会話の通訳をする場面があり、その場面では簡単な単語を思い出せず、通訳と言われるレベルには達していなかったと思います。改めて通訳には、単語をすぐに思い出す瞬発力、そして日頃からのイメージトレーニングが重要だと感じさせられました。また今日のアトラクションに舞妓芸子の踊り、徳川家康と服部半蔵忍者隊の劇がありましたが、忍者劇の方が圧倒的に注目を集めており、忍者の人気の高さを感じました。
9月9日:ホテルインディゴ犬山有楽苑
ついに最終日、心配されていた台風の影響もなく、暑い1日、今日は台湾の人たちは犬山城の天守閣に登ってきたと言ってました。暑い中、ほんとうに大変だったと思います。さて今日のテーブルは台湾の旅行会社の人が座るテーブル、今日こそは通訳が必要かと不安になりましたが、またもや複数の人が日本語を話せました。今日のアトラクションは座敷鵜飼とWELCOME SAKEという名の利き酒でした。座敷鵜飼は人気の女性鵜匠が屋外で実施。事前にyoutubeでどのようなことをするか見てましたが、生で見るとやはり鵜が可愛そうだと感じました。利き酒は、愛知の名酒3種類の大吟醸酒の利き酒をするのですが、台湾の方はウマイウマイとスイスイ飲んでいました。自分自身、今までテーブルに座っていて料理がないことに全くつらさを感じませんでしたが、この利き酒の時は自分も飲んでみたいと思い、本当につらかったですね。。また、日本酒を飲む時、ワイングラスで飲むと味がぜんぜん変わるよ、と教えていただきました。次回は是非試してみたいと思いました。
このように充実した3日間が終わりました。今回の初のボランティア通訳体験で通訳する際に重要なことは、単語を即思い出す瞬発力、知識量、日頃からのイメージトレーニング、この3点だと感じされられました。今後はこれらを意識して毎日努力していこうと思っています。
今回のボランティア通訳は本当に学ぶことが多い素晴らしい経験の一つとなりました。今後もこのようなチャンスがあれば積極的に参加したいと思っています。