あなたにとって、言葉とはどういう存在ですか?

 簡潔に言うと、その方の気品が宿る存在だと思っています。

 例えば、「ヤバい」と言われる言葉。

 これは若者言葉と呼ばれるような部類の、「話し言葉」に値する表現と捉えられる。と、私は感じます。そして同時に、感覚的な抽象性を持つ表現なため、誰かに言葉の意味を、なるべく正確に伝えるためには、何がヤバいのか明確にする必要性があるとも感じます。

 私にとって、気品とは、受け取る側が説明をしている側に持つ、イメージというのでしょうか。イメージ1つでも捉え方が変われば、相手に与えられる効果も違ってくるという事実もありますし、気品が落ちる。なんて言葉も、その事実を反映した言葉なのかなと勝手に思っている節があるからですね。

 簡単に言うと、伝える力、伝えられる力に影響が出やすいという事ですね。

 ...…さて。話が横にそれそうなので、ここで一旦止めます。

 じーぺんという人間は、相手と話す機会を設けると……

 自分が現在頭の中に浮かんでいる言葉が相手に正確に伝わるにあたって。まずは、相手の表現レベルを理解することが重要だと、心に決めているんですね。
 
 その中で、説明対象となる話し方の中で感じ取れる、「言葉の構成」に焦点を当てて、注意しながら聞くと、意外にも、相手の学習スタイルにおいて、適切な説明というのが見え隠れするんです。


 「相手の解釈の流れ」に注意する。と言った方がシンプルでしょうか?


 この、説明相手の解釈の流れが、非常に重要になります。
 場合として、その流れを把握する事によって、求められている解説という課題に対し、有効的に働くかもしれない可能性が産まれるのです。


 例えば。
 相手の「分かりやすい言葉」に意識を向けると、自分が相手に向けた説明の仕方に、言葉をよりかみ砕いて…… 等の調整が入りませんか?
 
 もう一つ例えてみると。
 「~~みたいな」とか、「○○を使って説明してみると……」とか、類似比較的な説明や、より視覚的な説明。と言えば、分かりやすいでしょうか。

 


 ざっと今思いつける説明の技術を簡単に述べると、このような例えになります。
 

 更に、説明をする側にも、受ける側にも、分かりやすい説明っていうのは大体相場が決まっているものです。

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