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蒸留所紀行 アイルランド編02 ピアースライオンズ蒸留所

2017年、ピアースライオンズ氏と妻のデアドラ氏が聖ジェームズ教会を改装してオープンしたピアースライオンズ蒸留所(Pearse Lyons Distillery)。

このピアースライオンズ氏、アメリカはケンタッキー州に位置するタウンブランチ蒸留所の創業者でもあり、新ミドルトン蒸留所で研究者として働いていた事もある。

前回のティーリング蒸留所(Teeling Distillery)同様、ピアースライオンズ蒸留所も旧歓楽街のリバティーズ地区(The Liberties)に位置しており、ティーリング蒸留所、ダブリンリバティーズ蒸留所(Dublin Liberties Distillery)からは徒歩15分程度だ。

受付は左の建物。リバティーズ地区にしては比較的近代的な外観。

因みにその行程付近、グレー・ストリート(Gray Street)とレジナルド・ストリート(Reginald Street)の交差点にThe Fountainというカトリック解放記念碑がある。

The Fountainという名の通り、当初はReginald Brabazonによって噴水として設置されていた。

The Fountain、今では複数の呼称があるという。

閑話休題、ピアースライオンズ蒸留所はダブリン唯一の家族経営の蒸留所として知られており、また教会を改装して創業した蒸留所も他に類を見ない。

ピアースライオンズ蒸留所には、

Legacy Tour & Tasting Experience €30
Signature Tour & Tasting Experience €25
Trilogy Tour & Tasting Experience €20

と3種類のツアーが用意されており、それぞれ

Pearse Original、Distiller's Choice、Founder’s Chioce、シングルモルト5年 Limited Edition、蒸留所限定 Marriage of Malt
Pearse Original、Distiller's Choice、Founder's Choice、シングルモルト5年 Limited Edition
Pearse Original、Distiller's Choice、Founder's Choice

と蒸留所見学後に頂けるお酒が異なる。

今回はLegacy Tour & Tasting Experience €30を選んだ。

同蒸留所はTripadvisor Travellers’ Choice Award in 2020など受賞しており、ノルウェーからの団体客と共に見学する事となった。

ケンタッキー州ルイビルのヴェンドーム社製のポットスチル。再留はハイブリッド式。

テイスティングはホームページに記載されていたシングルモルト5年 Limited Editionの代わりにHa’penny Irish Whiskey Four Cask。ポート樽とファーストフィルのバーボン樽で熟成したモルトウイスキーに、シェリー樽と2回チャーを施した樽で熟成したグレーンウイスキーをブレンドしている。

左からDistiller's Choice、Founder's Choice、Ha’penny Irish Whiskey Four Cask、Distillery Exclusive 2019 ‘Marriage of Malt’。


更に本日はDistiller's ChoiceではなくHa’Penny Dublin Dry Gin。ジンをストレートで頂くのは、湘南のバーでパイプとマリアージュさせた日以来である。

Ha’Penny Dublin Dry Gin。

次回はダブリンリバティーズ蒸留所。

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