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黒田 一之 先生 / 講師インタビュー

こんにちは!
G-Apps.jp 公式 note 担当の伊藤です!

本日は 教師のための NotebookLM 徹底活用術 〜 AIとの協働で実現する効率化と個に合わせた授業づくり 〜 に登壇される黒田 一之(くろだ かずゆき)先生にお話を伺いました!
2025年 1月 11日(土)20:00〜21:30 で行われます。
詳しくはこちらのリンクをご覧ください。

ご紹介

黒田 一之(くろだ かずゆき)先生
  • 兵庫教育大学大学院(内地留学)

  • 兵庫県立氷上(ひかみ)特別支援学校 教諭

  • Microsoft 認定イノベーター

  • IKIGAI Lab.メンバー

今回の講座について教えてください!

(黒田先生)先生方が NotebookLM を業務で活用できるような講座にしたいです。紹介する活用が、教員の個別最適な研修に使えたらいいなと思います。
 例えば、NotebookLM に学習指導要領を読み込ませることで、「自立活動の具体的な事例等」自分が知りたいことをAIに対話的に聞くことができます。この対話的に聞けるということがすごくいいところだと思うので、これを活用すれば、先生方の個別最適な研修につながると考えています。

子どもたちに対して、個別最適かはよく言われるけど、、、先生もそうですよね!

(黒田先生)先生たちの個別最適な学びってあると思うんです。私は特別支援学校に行っているので、それこそ学びのニーズが違うんです。
 これまではずっと小学校だったので、異動しても学びのニーズって似てくるんですけど、特別支援で求められるもの(学びたいこと)って全然違うなって思いました。
 そこに NotebookLM や生成AIが使えるはずなんです。

確かに、目の前の子どもたちが違うんだから、先生たちの学びも変わってきますね!

(黒田先生)先生自身も一人一人違うので、同じ内容の研修ではなく、学びたいことのニーズに合わせられる研修が必要だと思っています。
 それは、例えば Google サイト でもできるでしょうし、こういうところで上手くテクノロジーを使うと、先生方一人ひとりの個別最適な学びに繋がっていけると思います。

先生の授業について教えてください!

(黒田先生)今は大学院生なので、研究がメインで、授業は受け持っていないんです。先日は、研究活動の一環で、大学生と現役教員との交流のイベントを行いましたね。
 地域の子ども達を20人くらい集めて、教師を目指している学生20人が、子どもたちと一緒に生成AIを使って、"未来の__"というテーマで画像生成をするイベントをしました。

イベントの様子

子どもたちと学生さんのイベントなんですね!

(黒田先生)そのイベントでは、大学生が一人一人の子どもたちの良さを言葉にして、表彰するということを行いました。誰かが偉いということではなく、一人一人の良さをコメントとして表彰状に書いて認めていくんです。

すごくいいですね、、、

(黒田先生)それだけでなく、現職教員20名が、大学生に対して、子どもとの関わり方で良かったことをフィードバックしました。大学生に対しては、現役教員がその良さを表彰状に書いて送りました。
 子どもたちも大学生も大変喜んでくれ、現職教員たちも後輩を育てるきっかけにもなってくれました。

それぞれが良い学びになるイベントですね!

(黒田先生)それによって大学生のAIの活用リテラシーも高まり、子どもとの関わり方も学ぶことができました。また、現職教員からのフィードバックも勉強になったようです。
 自分自身でもすごく良かったなと感じていて、画像生成をしながら、対話的に生成AIの仕組みを学ぶこともできました。

きっかけ作りに、画像生成っていいですよね!

(黒田先生)もちろん小学生自身では使用できないので、大学生が子どもたちの思いを引き出しながら、プロンプトにして画像生成AIに送り、出てきた画像でさらに対話してということで、対話の量も多くなり、お互いのことを知るきっかけになって良かったと思います。
 一人一人の良さや持ち味、個性を大事にしていきたいと思っているので、個性を認め合えるようなデザインでイベントを設計しました。

楽しさと学びがあって素晴らしいですね!

(黒田先生)結果的に、大学生の満足度にも繋がって良かったです。
 特別支援学校に在籍していた時は、生徒の夢を生成AIに相談したことがあるんです。

夢を相談というと?

(黒田先生)例えば、ダンサーになりたいっていう夢があった時に、私はその夢へのステップは語れなかったんですけど、生成AIが具体的に教えてくれたんです。
 他にも、発音が苦手な生徒がいたら、生徒が伝えたい気持ちをテクノロジーを使って共有をしたりしていました。

まさに個別最適化ですね

(黒田先生)一人一人というのは常に大事にしていますね。
 その子にとって、その子らしく生きられるために、どのようなアプローチをするのかが重要で、そのために子どもと一緒に考えていくことを大事にしてきました。

大学の先生としての活動も視野に入れられているんですか?

(黒田先生)理想は、挑戦したいなと思っていますが、狭き門ですし、経験をたくさん積んで挑戦したいなと思います。

大学でのイベントの様子

仕事とプライベートのバランスは難しくないですか?

(黒田先生)やりたい研究もあるし、家族との時間も大切にしたいし、、、それこそAIをうまく活用して、生み出すしかないなと思います。
 でも、イベントを作ったら、自分の子どもも呼べたりできるので、一緒に楽しめたりしたいなと思っています。

最近はリフレッシュでどこかに行かれたりは?

(黒田先生)最近は布引の滝に行きましたね!新神戸駅の近くにあるんですけど、三大日本の滝でも有名です。

ご家族で観光に行かれた時の様子

(黒田先生)忙しかったりしますが、本当はもっといけたらいいなとは思っています。

今後の目標や挑戦したいことはありますか?

(黒田先生)特別支援学校の先生方に向けた、個別最適な学びにアプローチしていきたいなと思います。
 そのために教員アシストAIとかも作ったんですけど、学校のPCで使えるCopilot でないと、使いづらいんです。さらに、Copilot から先生に質問を出してくれるようにしてくれれば、先生たちのAIとの対話的な学びで個別最適な研修ができればいいなと思っています。

ツールの開発もされているんですね!

(黒田先生)もちろん対面の学びや研修も重要ですが、家で何か考えたときに、寝転びながらでも学びにつながるようなものができないかなと考えています。 

好きな Google のツールを教えてください!

(黒田先生)もちろん、NotebookLM ですね!一番使っていますね。
 NotebookLM を使えば、他で集めた情報を使って、自分専用のAIができるのがいいですね。

黒田先生は、元々 Google がベースだったんですか?

(黒田先生)G-Apps.jp 主催のセミナーでもよく登壇されている田中先生のセミナーに参加したのがきっかけですね。毎週、このような勉強会に参加して勉強して、実際の授業を見に行ったりしました。

セミナー終わりの様子

田中先生は、こちらのインタビューでも伺っています

(黒田先生)元々 Google サイトとかは使っていたんですけどね。Google を使って自分の研究にも役立てていきたいなと思っています。
 実は、このインタビューの前日も、G-Apps の田中先生の配信を拝見したばかりです笑

ずっと教職に関わるお仕事でしたか?

(黒田先生)今教員17年目ですが、小学校から特別支援学校にいきましたね。ただ、ずっと公務員ではなくて、独立している先生方も素敵だなと思って見ています。
 そういった先生方から学んで、情報を仕入れる先も、教育現場だけではなく、民間の団体や違うところから学ぶことも心がけています。

教育業界の外での学びも大事ですよね!

(黒田先生)本当にそう思います。自分から出かけていくことで、視野を広げていくことは大事だなと思います。

 その黒田先生の意欲は、知識欲からですか?それとも人に興味があるんですか?

(黒田先生)人に興味が強いのが高いかな?と思います。
 田中先生の時もそうでしたけど、この人はどんな人で、どんなふうに考えているのかな?とか、そこから学びたいなと思います。
 良いところとか、素敵だなというところを真似して、取り入れていきたいなと思いますね!

すごく伝わってきます!
この記事には書けないですが、このインタビュー中も、実は黒田先生から私にたくさん質問して聞いてくれましたし笑
私が生徒だったら安心していられるなと思いました笑

(黒田先生)嬉しいですね!そこは大事にしたいなと思っているところです。特別支援が必要な子どもたちは、自己肯定感低い子どもたちも多いので、安心して学べる環境を作っていきたいですね。

最後に、G-Apps.jp Community を利用している先生たちに向けて一言お願いします!

(黒田先生)私は、普段 G-Apps.jp Community の先生方から、たくさん学ばせてもらっています。そのため、講座でも気づいたことやもっとこうしたらいいんじゃないとか、アドバイスももらえたら嬉しいです!
 自分にとっても成長の場にしたいと思うので、お互い学び合える機会にできたらと思います。
 G-Apps.jp Community には、いつも貴重な学びの場を作ってくださっているのが感謝だなと思います。そして、それをシェアし合える環境もいいなと思っています。

いかがでしたか?
今回は、次回の講座を担当される黒田先生のインタビューでした!黒田先生の講座を受講されたい先生方は、ぜひ下記のリンクからお申し込みください。


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