【真の富とは、世界をより良い場所にする力を持つこと:ドバイの起業家から学んだ経営哲学】
こんにちは、りこです。
今回の投稿はいつものようなお役立ち情報ではありませんが、経営者として非常に印象的な言葉を頂いたのでこれは記録するべき財産だと思い書き起こしたものになります。
先日、ある分野で若くして大成功をおさめている起業家さんとお話する機会がありました。
彼の言葉があまりにも印象的で、日本の経営者にもぜひ共有したいと思い、このブログを書くことにしました。
彼が口にした「真の富とは、世界をより良い場所にする力を持つこと」という言葉。この一言に、わたしは深く心を揺さぶられました。
お金は目的ではなく、手段である
まず彼は「多くの人々は、お金を蓄えることを人生の目標としています。しかし、それは大きな誤りです」と語りました。
皆様は、この言葉をどう受け止められますか?
確かに、利益を追求することは企業として当然です。
しかし、それが最終目的になってしまっていないでしょうか?
彼の言葉を借りれば「お金は単なるツールであり、それ自体に価値はありません」。
つまり、「お金があることで、より多くの研究開発に投資でき、より多くの人材を雇用し、より大きなインパクトを生み出すことができます。お金は世界を変える力を増幅させるツールなのです」。
この視点は、わたしたちの事業の在り方を根本から変える可能性を秘めています。
イノベーションは問題解決から生まれる
彼のイノベーションへのアプローチも興味深いものでした。
「多くの起業家は、『次の大きなアイデア』を追い求めます。しかし、私は違うアプローチを取りました」
と彼は言います。
「まず、解決すべき重要な問題を特定し、そこからソリューションを開発したのです」
皆さまの周りにある「解決すべき重要な問題」は何でしょうか?
それこそが、新たなビジネスチャンスの源泉かもしれません。
質素な生活がもたらす創造性と自由
彼の生活スタイルも、非常に興味深いものでした。
「わたしはこれからの一生、全く不足しないくらいのお金はありますが、質素な生活を心がけています」
と彼は言います。
「高級車を持たず、普段はTシャツとジーンズで過ごし、電動スクーターで移動します。これは単なる個人的な好みではなく、深い哲学に基づいた選択です」
なぜでしょうか?
彼はこう説明します。
「質素な生活は、物質的な執着から解放され、本当に重要なことに集中する自由を与えてくれます。高価な所有物の管理に時間を取られるのではなく、新しいアイデアを考え、世界を変えるプロジェクトに没頭できるのです」
さらに
「質素であることで、周りの人々との真の繋がりを持つことができます。人々は私の富ではなく、アイデアや情熱に惹かれて集まってきます。これが、本当の人間関係と協力関係を築く基盤となっています」
この哲学は、経営者の生活や、会社の経費削減の考え方にも応用できるのではないでしょうか。
成功の新しい定義
最後に、彼が語った成功の定義が印象的でした。
「成功の真の指標は、銀行口座の数字ではなく、あなたが世界に与えたポジティブなインパクトです」
そして、こう締めくくりました。
「毎日、『今日、世界をどれだけより良い場所にできたか』を自問自答してください。たとえ小さなことでも、ポジティブな変化を生み出す行動を心がけてください。それが積み重なって、やがて大きなインパクトとなるのです」
最後に
経営者の皆さま、いかがでしたでしょうか?
なんだかわたしの言葉ですと、なかなか重みがなくなってしまうようにも、ありきたりなようにも思えてしましますが・・
(この起業家さんは外国の方で、MTGの際は通訳してもらいながらだったので細かいニュアンスなどは伝わりづらいかもしれません)
ドバイという地で、新しいビジネスの形を模索する起業家たちの姿を目の当たりにし、わたしは日本の中小企業にも大きな可能性があると確信しています。
「真の富とは、世界をより良い場所にする力を持つこと」。
この言葉を胸に、皆さまの事業が社会にどのような価値を提供できるのか、今一度考えてみてはいかがでしょうか。
それが、結果として大きな経済的成功につながるかもしれません。
しかし、それ以上に、皆さまの人生をより豊かで意義あるものにしてくれるはずです。
ドバイから、皆さまの成功を心よりお祈りしています。
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