2021年の終わりに。
今日で2021年も終わり。
最後に少し、今年の(撮影関係での)振り返りを。
2020年の終わりに
ホームページをつくって、
撮影の仕事を受けるようにしました。
2021年には
そのホームページから
少しずつ連絡をもらうことが増え
前の年に比べてたくさんの方と出逢うことができました。
お世話になっているデザイナーさんからのお声掛けで、
初の物撮りの経験や、
初めての方からの依頼での撮影のお仕事、
写真提供やイベントの撮影なども行うことができ、
初めてがいっぱいの
ドキドキな一年を過ごしたなぁと思い返します。
また、個人の方からのご依頼では、
誕生日の撮影からはじまり、
七五三、ニューボーン、成人記念、
そして、人生で撮ることはないと思っていた
ウェディングフォトを撮ることも。
なかでもありがたいことに、
行事ごとだけではなく
何か特別な日ではないけど
「今の姿を残しておきたい」、
という撮影も数件お声掛けいただき、
撮影することができました。
わたしが撮影を行う中で
目標に、サブタイトルにしている
「なんでもない日を記念日に」という言葉。
わたしの思う
「なんでもない日を記念日に」は
行事の当日じゃないけど
「この写真を撮った日、楽しかったね」
「恥ずかしかったけど、撮ってよかったね」
そう思えるような瞬間を残すこと。
行事ごとでも、
目線を揃えたカチッとした写真だけではなくて
その前後の熱の伝わる瞬間、を大切にしたいと思ってます。
___こっち向いてないけど、その目線の先には___
___泣いちゃってるけど、その理由は____
それがどうしてだったのか、
その時にあったことを思い出させてくれる写真。
なんでもない日、瞬間にもドラマは待ち構えていて、
その瞬間をふと思い返した時に、
「くすっ」と笑えて、
心にほんの少しあかりが灯るような
そんなきっかけになれば良いなと思っています。
なので、
行事ごと以外でも写真をのこしたい、
のこして欲しいというお声掛けが来たことが
本当に本当に嬉しかったのです。
そんなありがたい経験を踏まえて
今年一年を振り返り、
本当にいろんな場面を撮ることができ、
今年も恵まれた一年だったなぁと思い返します。
撮影させてもらった中に、
寿命のため、
大事な家族がなくなった方もいらっしゃいました。
今、その方の自宅では、
撮影した日の元気な姿を飾ってくださっています。
(この話については
また別で絶対的書きたいと思っています)
大切な方との別れは本当に辛いものです。
しかし、
元気な、輝いていたその瞬間を
鮮やかな瞬間をのこしておければ。
「あの時撮っておけばよかった」
そう後悔することも、本当に辛いものです。
当たり前に明日が来る、なんてなくて、
日常は、本当は当たり前じゃない日々の繰り返しだと
自分自身も過去に訪れてきた大事な人との別れで知りました。
別れが辛すぎて、
見たくない、出逢わなければよかった
そんな辛い時間もきっとあります。
けれど、鮮明に残っていれば
少なくともその瞬間を思い返すことはできます。
こころの中にもう一度、呼び起こすことができます。
人は起きたこと全てを覚えてはおけないから
思い出はいつか忘れてしまうかもしれない。
だけどその時、
大事だった気持ちはきっとまた呼び起こせる。
大事な思い出ほど、
自分の心が折れそうなとき、
支えてくれる、そっと背中をおしてくれる
そんな力になってくれると、そう思うのです。
話は戻りますが、
今年は前年よりもっとたくさんの方に出逢い、
写真を撮らせていただきました。
その出逢いのほとんどは
皆さんがわたしのホームページを辿って連絡をくれたから、
数あるなかから、
今回の思い出の記録をする係としてわたしを選んでくれて、
連絡してくれたから出逢えたものです。
出逢いは一期一会。
みなさんには
たくさんの嬉しい気持ちを
撮影前、撮影中、
そして撮影後もいただいています。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
まだまだスムーズにいかないことも多く、
また私自身、
できるだけ多くの思い出をもらって欲しいという気持ちも強いので、
編集にも大変時間がかかってしまいますが、
それでも、といってくださる方、
「いつでも大丈夫だから、身体に気をつけてね」、
と優しいお言葉をかけてくれる方ばかりで
本当に頭が上がりません。
2021年にいただいたありがたいお言葉や、
楽しい思い出を胸に、
また2022年の出逢いを大事にしたいと思います。
簡単ですが、
今年の締めに少しを言葉を残しておきたかったので
このような形ではありますが、
今年最後の挨拶と兼ねさせていただきます。
繰り返しになりますが、
今年、撮影させてくださった方々、
本当にありがとうございました。
「このとき、こんなことがあったね。」
そんな人生の思い出の一つを振り返るきっかけになれてますように。
2021.12.31
Shiori Hatakenaka
#瞬きのような一瞬をきりとろう