中学校入学して最初の注意点
お越しいただきありがとうございます。
受験コーディネーターの廣川です。
今回が12回目の投稿になります。
前回までで、『小学生に必要な五箇条』の詳細は終わりましたので、今回からは中学校へ移りたいと思います。
中学校の宿題
中学校では、小学校のように毎日の練習となるような宿題はありません。宿題というものが全く無い学校さえあります。
ただ課題として、プリントや教科書準拠のワークが締切日を示されて出されるくらいです。
だから、勉強をやりたくなければ、やらなくて済んでしまう場合もあります。
そこで、自主学習ノート(家庭学習ノート、生活ノート等)の提出がある場合もあります。こちらはそれぞれ自分でやることを決めて、学校の書式に則った書き方で提出となります。学校によって、1日1ページとか毎週月曜日に1週間分を提出だったり、提出すら無い、まったく強制しないお任せだったりします。
前回まで書いていた『小学生に必要な五箇条』の最後の『毎日やる』を続けるように、これらを毎日やるのがお薦めです。
中学生になると、学校は「自主性を重んじる」とか言って勉強をしなくても済んでしまいがちになります。意識の高い生徒は最初から塾へ通ったり、家庭教師をつけたり、通信教育を頼んだりします。
しかし、地方の中学生には、そういったことをせずに過ごしてしまう生徒が多く見られます。特に町にひとつの中学校しかない地域では、周りの生徒もやっていないので、別に平気でいます。怖いことですね。
ところが、受験生となり自分の成績と向き合ったときには、もう行けるであろう高校を志望校にするしかない状況になっています。幸い(なのか)にも少子化で定員割れしている高校もまだあるので、どこでも良ければ行けるかもしれません。
ただ来年度は中学校の教科書が代わりますし、入試の選考方法も今までと違うやり方を検討している都道府県も多いと聞いています。
以前、大学入試の共通テストが変更され、入試の選考方法の見直しがされたときにも、3年間通じて勉強している生徒が有利になる、受験に向けて3年生の時だけ勉強したのでは戦えないようにする案が出ていました。
その流れで考えると、最初からコツコツ勉強することが大事になると考えられるでしょう。
気付いていない95パーセント
実際に、地方の中学校でも5パーセントの生徒は、そうしています。その5パーセントの生徒は心配ありませんし、自分で決めて学習を進めていけるでしょう。
問題はそれ以外の多くの生徒です。自主性がまだ育っていない生徒に学習方法を任されても、課題等を何となくこなしていくだけで、授業で何を言ってるのかさえも良く分からない状態では良い成績は残せません。
残念ながら、授業を進めるプロの授業を、ほぼ準備をしていない生徒が理解するのは不可能です。
そこで効いてくるのが、小学生の頃に計算、読書、漢字書き取り、日記を習慣化していたことです。せっかく小学生の頃に習慣化したのに、中学生になったらやめてしまってはもったいないですからね。
何度も書きますが、学習の最強手段は『毎日やる』なんですから。
学習は長い時間やり続けるのではありません。短い時間でも集中して、回数をやることです。細切れでも集中して、何回もやるんです。
次回からは、お薦めする具体的なやり方を書いていきます。
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最後までお読みいただきありがとうございました。