中学三年生、数学から逆転
お越しいただきありがとうございます。
受験コーディネーターの廣川です。
28回目の投稿です。
今回は、中学三年生の数学について書いていきます。
数学のテキスト
塾講師をしていた頃は、ほぼ三年生の数学担当でした。その頃は知りませんでしたが、塾のテキストを使い切る授業をしている塾なんて、まず無いようですね。自分の授業では、プリントで余分にやっていましたし、テキスト代を払っている保護者に申し訳ないと思い、テキストもほぼ使い切っていました。授業時間中の問題練習がすごかったようです。
塾では、定期テスト前は対策授業となり、自習時間がありましたが、自分が監督で入れる時には、テキストの飛ばした問題をやるように薦めていました。そこで定期テストでは、「ここは同じ様に聞かれるのが一番多い」とかデータと傾向で説明をつけてやってもらい、テキスト利用を促進していました。中には、「これは問題にしにくいけど、先生が繰り返していたら要注意」とか「○○先生は、これをよく出す」など特殊データもありました。
三年生の数学のカギ
この記事で何を書いているかと言うと、三年生の数学では問題練習を、とにかくたくさんやることが大事になります。そして、最初の単元『式の展開と因数分解』が何よりも重要です。
自分の授業の場合は、塾では、春休みから、今の家庭教師では、学年末テストが終わったら、上記の単元学習を始めています。なぜなら、この単元が三年生の数学のカギを握っているからです。次の『平方根』さらに『二次方程式』、そして『二次関数』では、式の展開と因数分解が出来なくては解けない問題が出て来るからです。
逆に言うと、式の展開と因数分解が出来ていれば、かなり楽に得点していける単元が続くのです。
実は、なんと高校一年生一学期までも続くというラッキーアイテムになるわけです。自分の生徒は、その一学期まで「数学なんて簡単だ!」といい気になってしまう生徒までいます。
2000問
そのために大げさに言うと、手が覚えるくらいまで練習します。塾講師のときは、時間も限られていましたし、他の講師の手前、あまり強要しにくかったですが、家庭教師では、「目標2000問」と伝えています。これは、学校の授業と宿題、家庭学習、塾の授業と宿題と全てを足しての2000問です。
そう考えると、それほど大変な数ではないのですが、2000問やろうとしないと難しいかも知れません。最低でも1400問出来れば、戦える準備ぐらいは出来ますね。
計算練習をする時に、ひとつだけポイントがあるとすれば、「何を間違えたのか」「どうにまちがえたのか」を確認しながらやるということです。展開と因数分解では、間違え方にそれぞれのクセが出ます。だから、自分がどういう間違えクセがあるのかを自覚すると、間違えがなくなっていきます。計算ミス、ケアレスミス対策には、これが最適です。
生徒に間違えた問題をやり直しさせるときに、「消す前にどう間違えたのかを確認してから消して」と伝えています。生徒はすぐに消しがちなので、それに負けないように早く伝えます。
2000問、頑張ってみませんか?
今までの生徒の中には、何人もがこの三年生一学期から数学の成績が伸びて、数学が得意になっていきました。残り五か月ですが、ここから逆転に挑戦するのはどうでしょう?
『スキ』『フォロー』をいただけると、非常に励みになりますので、よろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきありがとうございました。