読書力が本当に大事である
お越しいただきありがとうございます。
受験コーディネーターの廣川です。
43回目の投稿です。
今回は、41回目の投稿で書いた『読書と計算で復活した話』に関することを書いていきます。
よろしければ、記事をお読み下さい。小学生の頃のおかげで、文章を読むことに抵抗もなく、というより読みたい欲が強めで、数字を見ると計算をしてしまうクセがありました。だから、中学一年生のマイナスを中学二年生からの学習で、取り返すことが出来ました。しかし、当時は学習方法も持っていなくて、教科書やワークを読み込みましたが、それでは良く理解できなかったので、進研ゼミを頼りました。
現在、受験業界で仕事を続けて38年になりますが、43年前に頼った進研ゼミは、当時は今ほど洗練されておらず、各地域の県立高校入試対策にもなっていませんでしたし、かなり大枠で学習していました。それでも学校の授業よりは理解しやすく、毎月一回送られてくる教材を楽しみにしていました。
だから、届くと隅から隅まで読んでいましたし、繰り返して読んでいました。その影響で、教科書もワークも理解が進み、それに伴い成績もどんどん伸びていきました。進研ゼミで課題を提出するともらえるポイントもたくさん貯めて、商品をいくつももらいました。
それでも、20年ほど前までは、この復活に『読書と計算』が関係しているとは思っていませんでした。単純に学習量の増加による、成績向上だと思っていました。しかし、受験業界で仕事をするようになって、自分のスキルアップのために読んだ、ある先生の著書で、『読書習慣がある、または過去に多量の読書をしていれば、成績向上につながる。』と書かれていたのを読んだときに、まさにこれは自分のことだと思いました。さらに歴代の生徒たちを思い出してみると、確かに本をよく読んでいた生徒は、もれなく成績優秀でした。
そこから、受験指導の方法も変化していき、どうにも成績の伸び悩みが感じられた場合や、五教科で100点に満たないような生徒には、読書を勧めるなんて悠長にしてられないので、あえて読書を宿題にしました。
そうは言っても、目的は文章を読むことですから、読書習慣の無い生徒なので、最初は雑誌やゲームの攻略本、漫画でもOKにします。そして、多少は読めるようになったら、漫画も少年漫画より少女漫画の方を勧めます。少年漫画は、一話の中で一言も会話が無く、叫び声だけだったりするので、より感情表現の激しい少女漫画の方が、セリフやト書きも多く、読んで把握する文章読解の練習になります。ただ男子中学生には、なかなか少女漫画を読むのは抵抗があるようなので、そんな時には『名探偵コナン』を薦めています。『名探偵コナン』はト書きが多く、心理描写も豊富で、アニメにもなっているから、生徒も読みやすい種類になります。
とにかく、最近の入試問題は長文がどんどん長くなっていて、解答も記述式でしっかり書かせるようになってきているので、文章の読み書きが一層大事になります。
逆に考えると、読書力があれば受験はかなりのアドバンテージになるし、武器にもなりますね。まだ小学生の子どもたちには、こちらも読んでみて下さい。
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最後までお読みいただきありがとうございました。