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生徒に対して気になっていること

 お越しいただきありがとうございます。

 受験コーディネーターの廣川です。

 37回目の投稿です。

 今回は、家庭教師を続けている上で気になっていることを書いていこうと思います。


授業のスタート

 授業の依頼を頂き、生徒の成績、定期テストの得点を聞き、状態を把握して、授業のやり方などの説明をしていきます。その間に生徒の性格なども佇まいやリアクションなどから推測していきます。

 それから授業を始めていくのですが、生徒の趣味嗜好も探ります。ここに時間を使って会話や反応で進め方を決めていきます。全く返事もしてくれないなんてことはありませんが、よく知らないおじさんに何でもかんでも喋ってくれるはずもなく、とにかく質問をしまくります。それもなるべく答えやすくなるようにします。こちらが欲しいのは、生徒にしゃべらせること(言語化してもらうこと)なので、勉強に関係ないこともたくさん聞きます。

 だから授業をすればするほど生徒のことに詳しくなります。それで学習方法をいろいろと変えることもします。そうすると成績に変化が出てきて、学習に苦手意識が薄くなっていきます。

気になること

 ここから、生徒が分かれていきます。平均点を越えると、さらに上をとなるタイプとこれくらいで平均点が取れるなら、とりあえず課題はやりましょうとなるタイプです。

 前者は、この後は学習意欲も上がり、高校入試でも高校の特待生になったりします。5~7くらいを伝えるだけで10を理解するようになり、もっと教えてくれと前のめりな姿勢で授業を受けてきます。

 気になっているのは、後者で元々の目標が平均点を取ることなので、平均点を取れていることで満足してしまい、平均点がこれくらいで取れるならば同じくらい勉強していけば何とかなると考えてしまうようで、指示したことはやるけど、それ以上はあまりやらなくなります。

 それなりの点数は維持しますが、このパターンが担当している者からすると非常に怖いんです。受験までは勉強のペースを下げずに上げていかないと、相対的なものなのか本番での結果が伸びないことが多いのです。

 さらに気になるのは、高校生になってからなんです。自分のテーマというか狙いと言ったらいいのかが、『高校一年生一学期を余裕で過ごせるようにする』ということで、計算力などを鍛えています。と言うのも、高校を辞めないための第一関門が一学期なので、それをクリアして楽しく高校生活を送れるようにと考えています。

 その影響もあるのか、あまりにも一学期がスムースに進み、夏休みが終わったころから学力に不安が出始めます。入試対策でしっかり勉強していたものが、高校生になって、その貯金で一学期を過ごしてしまい問題なかったのが、貯金を使い果たして二学期を迎えて、数学などの苦手意識が育ってしまい、芳しくない状態で過ぎていくような話が聞こえてきます。

 卒業生に一学期に連絡すると、「先生、数学が簡単だし、英語が他の子はわかってないみたい」と絶好調なコメントをしていたのに、年末年始には「数学が難しくて、文系に行くかもしれない」と別人になってしまいます。

 これが中学時代の自分の授業の影響なのではないかと、気になっています。もちろん卒業生から「あんたのせいだ」とクレームが入ったことはないのですが、とても気になっています。



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