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生徒の恋愛話まで聞ければ成績向上は間違いない

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 受験コーディネーターの廣川です。 

 52回目の投稿です。


 今回は、引き続き業者テストが学校から排除されて、学習意欲が低くなっている生徒に、どんな話をしているのかを書いていこうと思います。

個人営業家庭教師のポイント

 それこそ25年以上前は、生徒に話すのは勉強の話が多く、たまにその単元に関係のある無駄話をしていました。ところが不思議なことに、その無駄話の方が生徒の記憶により残っているようで、ひさしぶりに会うと、その覚えていなくて良い話を自分よりもよく覚えていて、こちらが恥ずかしくなります。

 それが最近では、かなりの時間を使って、生徒が勉強するように促すための話をしています。さらに、それに関連するように、今後の世界の情勢や日本が抱える問題、県の政治関係の話、住んでいる自治体の現状など、大人でも悩むようなことまで、多岐にわたって話をします。 

 その中では、生徒にかなりの質問もします。生徒の勉強の取り組みの状態や学校のこと、部活のこと、今気になっていることなど、とにかくいろいろと聞いていきます。そして、生徒の心情に良くも悪くも変化が無いかなども、かなり注意して話を聞きながら観察しています。

 そのときに気になったことは、直接本人に聞くこともありますが、保護者の方にLINEでそれとなく尋ねることもします。生徒の気持ちが入っていなくて集中力に影響が出て、授業の進行が遅れたり、連絡事項の聞き逃しなどが起きてしまわぬように、出来るだけ敏感に受け取れるように気を付けています。

 残念ながら、生徒に授業で毎日会えるわけではないので、授業の隙間に変化を見逃さないようにも注意しています。生徒のその変化などの様子を見ながら、軌道修正をするような話をしたり、時事問題から社会の仕組みだったり、出来事に対する本人の意見なども求めたりします。生徒の情報を収集する目的もあるので、なるべく多く喋ってもらうようにしています。

 40年前の少年自衛官だった頃、一年に一度、隊員の意識調査のようなものがあって、それでおかしな思想が入っていないか、常に同じ思考をしているかなどを確認されていました。それと同じように言い方を変えて生徒に聞いてみたり、以前はこう言っていたけど、変化はないですか、などとあえて聞くこともします。志望校や目標が変わるとそれを言い出しにくかったり、気がそれて集中しにくかったりするので、なるべくしゃべりやすく、吐き出しやすい状況を作るようにしています。

生徒がしてくれる特別な話

 さすがに30年ほど、そういったことを考えてやっていると、実は聞きたくなかったようなこと、保護者にも伝えられないようなことまで聞いてしまうことも多々起こります。進路のことなどは間に入って、話をつないで相談してもらうことも出来ますが、例えば恋愛ごとになると本人が保護者に言っていれば軽く触れますが、生徒が自分を信用、あるいは信頼してくれて、自分に話している場合は、対応がかなり難しく、学習面にマイナスの影響が出ていなければ黙っています。

 それでも恋愛ごとは、比較的に学習面でプラスにしやすく、学習の提案もしやすくなるんですよね。誰でも相手にいいとこを見せたいだろうし、勉強がおろそかになると、恋愛のせいで・・・と危機感も感じやすくなりますしね。根本的に勉強に恋愛は悪いのではなく、恋愛の活用の仕方が間違ってしまうと悪影響となるということだと思っています。

もちろんですが、こちらから恋愛のことを聞き出すことはしません。前述したように、生徒から聞かされることになるので、自分は「ラッキー」なことだと考えて、十分に活用させてもらいます。

 すべては、生徒の成績向上のためですからね。



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