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質問されること

 お越しいただきありがとうございます。

 受験コーディネーターの廣川です。

 今回が18回目の投稿になります。

 今回は、前回に予告していた『1番質問されること』について書いていきます。


質問があります

 保護者の方々に聞かれることも多いのですが、生徒に聞かれる方で行きたいと思います。

 それは『なぜ勉強するのか?』です。

 さあ、みなさんはどう答えていますか? なかなか難しい質問ですよね。例えば、「将来困らないため」なんて答えても、反応はポカーンですよね。何がどう困らないためなのかが伝わりません。

 答える方は、すでにその道を通って来ましたから分かります。でも、質問している方は、今まさに真最中なのでピンと来ません。

 そこで、自分は、まず直球で「将来の選択肢を増やすため」と言います。「この先、何に興味を持って、何をやりたくなるかわからないから、取り敢えず、多くのことに対応できるように選択肢を増やしておく方が良いでしょう。」といいます。

 多くの生徒は、まだ将来について真剣に考えるようにはなっていないので、今一つピンと来ないかもしれません。そこでさらに

「俺も未来のことは分からないけれど、世の中には学力が無ければ進めない道がかなりあるんだよ。医者になるには医学部を卒業して、医師国家試験に合格しなければなれないし、弁護士だって司法試験に合格しなければなれないし、学力が将来の道を左右することは多いんだよ。」

 さらに「身近な大人が『もっと勉強しておけば良かった』と言っているのを聞いたことがあるだろう? 逆に『勉強なんかしなければ良かった』と言っている大人にあったことがある? 俺は56年生きてきて『勉強なんかしなければ良かった』と言っている人に会ったことがない。
 ということは、どうやら勉強はやっておいたほうが良いみたいなんだよ。」と言います。 そして

 「人間は、分からないことは命を脅かすかもしれない恐怖なことで、でも、その分からないことが分かるようになることは快楽で心地良いことなんだよ。興味のあることで初めて知ることはワクワクするし、ゲームとかで出来なかったことが出来るようになると、楽しいだろ? 勉強もそれと同じなんだよ。」すると

 「勉強は興味無いし、楽しくならない」と言ってきます。

 「まだ入り口に立ったくらいなのに、もうすごく勉強したような言い方だね。もうすこし中まで入ってみないとジャッジは早くない? まず一緒にやってみようよ。それから面白いかどうか決めてもいいんじゃないかな。」

 家庭教師(自分)を呼んでいますし、やるだけやってみないとかな?とは、生徒も思っているので、こんなやりとりがあってスタートは切れます。

テストって

 最初に授業回数をいただけて、やり方、書き方を伝えて、いろいろな話もして、距離が近付いてくると、次の質問

なんでテストがある?』と聞いてきます。

 「しっかり理解しているかどうか、確認するためだよ。なんて言うけど、テストが無かったら勉強する? しないだろ? だからテストを繰り返して、さぼらずに勉強するようにしているんだよ。」

 もちろん、勉強する生徒は、仮にテストが無くても勉強するでしょう。でも、あまり勉強が得意でない、好きではない生徒は後の理由の方がピンときます。

 37年間生徒を見てきて、成績優秀な生徒は目的を持って、大学へも進学します。でも、あまり学習をしていなかった生徒は、進学のときに志望する学部など、はっきりしない場合が多いです。それは、やりたいことを見つけるにも、勉強が必要だということなのではないでしょうか?

 将来の夢が見つからなかったら、とにかく必死に勉強するのはどうでしょうか?

 今回書いているものは、すべて生徒によくしゃべっていることです。

 間違いなく優秀な能力を持っているのに、タイミングなのか、出会いなのか、テストで得点出来ないだけで、自分の能力を過小評価している生徒がとても多いんです。

 だから、手を変え品を変え、得点力を上げて、自己肯定感も上げて欲しいと授業をしています。まだ他にも質問はされますので、機会があればまた書きたいと思います。

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 最後までお読みいただきありがとうございました。

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