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「受験の勝者になる方法」 「試験場で編」

 お越しいただきありがとうございます。

 受験コーディネーターの廣川です。

 62回目の投稿です。


 今回は、引き続き『受験の勝者になる方法』の4つめの『試験場で編』を書いていこうと思います。

 入試当日に、家を出て試験会場に着いたらどうするのが良いのか、10項目書いていきます。


1.まず、スペースを確保しろ


 『当日編』の6番にあった『試験場には、試験会場に入れる時間に合わせて行け』というのは、これのためです。どんな会場でも先に席に着けば、自分のスペースは確保しやすくなります。例えば、3人以上掛けの椅子でひとつ空けて座る場合は、その空いた席に荷物を置きます。後から来た受験生が置きたくても置きにくく、窮屈と感じるでしょう。ただ試験中は荷物は椅子の下になりますので、始まったら関係なくなりますけどね。さらに教室の個別の机でも、早く行けば常識の範囲内で動かし放題です。するとホーム感というか、自分のテリトリーとして落ち着いて受験出来ます。


2.ゆっくり大きく深呼吸をしろ


 スペースを確保したら、筆記用具を準備して、いつ試験が始まっても良い状態にします。そうしたら準備完了ということで、大きく深呼吸をしましょう。深呼吸をすることで、思いの外落ち着きます。


3.始まるまで何度も奥歯を嚙み締めろ


 メジャーリーガーはカッコつけて、ガムやヒマワリの種を口にしているわけではありません。奥歯を嚙み締めることで集中力が上がると研究発表されています。ガムを嚙んでも良いのですが、処理することや態度が悪く見えたりすることを考えると、ただ奥歯を嚙み締めることを繰り返すことをお勧めします。

4.落ちそうなヤツを捜せ


 試験会場には、やや場違いな受験生がいたりします。そんな受験生がいたら、自分の合格の可能性は上がります。それに周りを見る余裕があるわけですから、相当に落ち着いています。でも必死に捜さないでください。自席で周りを観察するくらいにとどめてください。


5.あがったら、素直に認めろ


 本番は緊張します。というか、緊張しなくてはいけません。緊張しないのは二通りで、ひとつは諦めている場合、そして、もう一つは舐めている場合です。諦めている場合は、「どうでもいいや」と受験にしっかり向き合えていないので問題外ですが、舐めている場合は、本番中に一つでも想定外なことが起きたら、パニックとなりボロボロになってしまいます。

 それまでにちゃんと勉強して来ていれば、結果を出そうと考えて緊張するのは当たり前のことです。だから、緊張はしなくてはいけないのですが、し過ぎては良くないので、緊張していたら、自分が緊張していることを自覚しましょう。そうすると、逆に落ち着いてきます。変に「私は緊張していない」などと頑なに思ってしまうと、さらに緊張が襲ってきます。だから、「緊張してる」と自覚して笑ってしまいましょう。


6.腕時計は外して、机の上に置け


 試験会場は各教室で表示されている時間が違っていると問題なので、時計が隠されている、あるいは外してあることが多いです。そうなると時計を自分で準備することになり、腕時計を使うことになるかと思います。しかし、普段着けていない腕時計は違和感となり、必要ない緊張を増やすことになるので、腕から外して机の上に置きましょう。そしてもう一つ、腕に着けたままでは、時間を確認するときに、腕を回す、目線を移す、の2アクションですが、机に置けば、目線を移すの1アクションで済みます。動きが少ない方がアクシデントは起きにくいので、腕時計は机の上に置きましょう。


7.消しゴムは最低3つ持って行け


 筆記用具は複数持って行きますが、消しゴムは3つ以上持って行きましょう。試験場では、落としても自分で拾うことが出来ないので、手を上げて拾ってもらいますが、タイムロスになるので、落としたまま続けるのが良いでしょう。今までに試験場で消しゴムを2つ落とした受験生は見たことがありますが、さすがに3つは落とさないでしょうから、3つあれば良いでしょう。


8.もし何か忘れたら、借りてしまえ


 7番で書いた通り、受験生は筆記用具を多めに持って行くものです。でも、あれだけ準備していても、忘れてしまうこともあります。そんなときには、他の受験生に借りてしまいましょう。知り合いの人に借りるのも良いのですが、何なら知らない人にかりてみましょう。「すみませんが、貸していただけませんか?」と言えば、試験場では何か良いことをした方が良いという想いになるのか、貸してもらえます。そこから友達になるかも知れませんし、助かりますよね。でも、もし一瞬でも「えっ?」という顔をされたら、きっとライバルなのにと思っているのでしょうから、「ごめんなさい」と言って、すぐに別の人にお願いしましょう。先程書いた理由から、まず貸してくれます。もし自分が頼まれたら、すぐに貸しましょう。

 ここでポイントがあって、貸してくれた感謝を何度もしましょう。すると、あの時に貸さなかった人は「自分が貸せばよかったかな」と1日中考えるでしょう。集中しなくてはいけない入試なのにね。もちろんですが、準備はしっかりしておきましょう。


9.ギリギリまでテキストを見ていろ


 『当日編』の7番で書いたテキスト等を休憩時間に見るのですが、試験の始まるギリギリまで見ていましょう。どういうことかと言うと、テキストを見ていると試験監督が入ってきます。そこでテキストをかばんに仕舞ってしまう受験生が多いのですが、まだまだ始まりません。試験監督が「テキスト等をかばんに入れてください。」と言ったら「仕方ないなあ」くらいで仕舞ましょう。これがギリギリまで見るということです。


10.何かあれば、試験監督に伝えろ


 試験会場も万全の準備はしてあります。それでも、実際に始まってみないと分からないこともあります。例えば、机がガタガタするなんてこともあります。これは申し出れば、紙を入れて修正してくれます。ただ、自分は大学入試のときには、ほぼ100%ガタガタしていましたが、一度も申し出ませんでした。なぜかというと、このガタガタするのは、あくまで自分のタイミングなんです。自分が机に向かうとガタ、離れるとガタ、つまり自分には全然邪魔にならないんです。自分にはね。その他、暑い、寒いなど解決出来そうならば、お願いしても良いでしょう。


これで、準備は出来ました。あとはテストに向かうだけです。

次回は、最終編『始まって編』を書きます。



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最後までお読みいただきありがとうございました。

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